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がんが骨に転移するとどうなる? 骨転移しやすい乳がん前立腺がん・治療法を解説

がんは転移する可能性がある病気で、他の臓器だけでなく骨にも転移することがあります

特に、乳がん、前立腺がん、肺がん、多発性骨髄腫などでは、およそ20~30%の確率で骨転移が見られます。

一方、がんが進行して病状が重くなってからの骨転移は、発生率が数%と低い傾向にあります。

転移が確認されると、患者様ご本人はもちろん、ご家族も大きなショックを受けるかもしれません。

しかし、骨転移に関しては必要以上に悲観する必要はありません。

というのも、骨転移は直接的に余命に影響を与えることは少ないとされているからです。

余命に影響がないとはいえ、痛みや麻痺などの異変が現れることがありますので早期に対応することが重要です。

今回は、骨転移に直面された患者様に、副作用がほとんどなく、採血と点滴のみで行える治療法「6種複合免疫療法」をご提案いたします。

まず先に「6種複合免疫療法」について詳しく知りたい方は、ぜひ以下よりお問い合わせください。

近年、外科手術、化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療では、がんが縮小しても「がん細胞」を作り出す「がん幹細胞」が残っていれば、そこから再びがん細胞が生み出され、転移や再発が繰り返されることが分かってきました。

「6種複合免疫療法」のがん治療では免疫細胞が「がん細胞」と「がん幹細胞」の両方を標的としてがん情報を記憶し、攻撃することが可能です。

がんの骨転移とは?

がん 骨転移とは

がんの骨転移(転移性骨腫瘍)とは、血液を介して骨に運ばれたがん細胞が増殖し、正常な骨にある破骨細胞を利用して骨組織を破壊する状態を指します。

骨は「骨芽細胞」という骨をつくる細胞と、「破骨細胞」という古い骨を吸収する細胞の2つが共同して、たえず新しく作り変えられています。がんの骨転移を詳しく説明すると、骨転移したがん細胞が出すPTHrPという成分が骨芽細胞を刺激し、RANKLという物質が発現します。RANKLが前破骨細胞(破骨細胞になる前の細胞)にあるRANKと結合すると、前破骨細胞から破骨細胞への分化が促進されて破骨細胞の数が増加します。

破骨細胞は骨を溶かすだけでなく、骨の中に豊富な TGF-βやIGFなどの成長因子を骨から溶け出させてしまいます。成長因子は正常な細胞だけでなく、がん細胞も増殖活性化させてしまいます。

骨転移が確認されると、がんは進行期に分類されます。

がん細胞が血液によって運ばれる性質上、全身のあらゆる骨に発生する可能性があります。

がんの骨転移による影響

ここでは、がんの骨転移が体に及ぼす影響について解説します。

骨転移は全身へと影響を及ぼすため、注意が必要です。
骨転移で現れる症状としては骨痛に始まり、高カルシウム血症による便秘や吐き気、嘔吐、のどの渇き、食欲不振などが生じる可能性があります。
これは血液中のカルシウム濃度が高くなっていることに起因します。

さらに、肺炎、膀胱炎、尿道炎、認知症などの合併症により、寝たきりになる可能性も否定できません。
特に高齢者の場合、合併症を併発しやすくなります。

生活の質を保つためには、早期の治療開始が肝要です。

骨転移しやすいがん|乳がん・前立腺がん

乳がんと前立腺がん

がんの種類によっては、早期から骨転移しやすいものや、病状が進行し、重症化してから骨転移が起こるものがあります。

早期に骨転移しやすいがんの代表例は、乳がん、前立腺がん、肺がん、多発性骨髄腫などです。

代表例として挙げたがんの骨転移の発生頻度はおよそ20~30%とされています。

骨転移が起こりやすいがんの特徴は、骨転移がきっかけで原発巣のがんが見つかることや、がんが発見された時点ですでに骨転移が生じていることが多い点です。

一方、病状が進行してから骨転移が起こるがんの代表例は、食道がん、胃がん、大腸がん、直腸がんなどの消化器系のがん、子宮頸がんや卵巣がんなどの婦人科系のがん、咽頭がんや喉頭がんなどの頭頚部がん、そして皮膚がんなどです。

骨転移から起こる他に、肺や肝臓などの内臓転移が見られた後に骨転移が発生する場合もあります。 

これらのがんでは、そもそも骨転移の頻度が低く骨転移の発生率は数%とされています。

 

関連記事:部位別がん一覧

肺がん 胃がん 大腸がん 乳がん
前立腺がん 子宮頸がん 膵臓がん 卵巣がん

 

骨転移の主な症状

続いては、骨転移の症状として「痛み」「骨折」「麻痺」という代表的な3つの症状について解説します。

骨転移の痛み

骨転移の主な症状の一つ目が痛みです。痛みには個人差があり、敏感に感じ取る方もいれば、気づきにくい場合もあります。

痛みは体のSOSであり、進行に伴い徐々に強まることが多いため、早期発見が重要です。

骨転移による骨折

二つ目の症状は骨折です。ちょっとした転倒や軽い衝撃など、些細なことで骨折が起こりやすくなります。

痛みを我慢している間に行う無意識の動作で骨折することもあります。

痛みを感じたら無理をせず、早めに対処することが骨折の予防にもつながります。

骨転移による麻痺

三つ目の症状は麻痺です。がんが背骨に転移し、脊髄が損傷されると麻痺が発生することがあります。

脊髄が一度損傷されると回復が難しく、寝たきりになることがあります。

麻痺の程度によっては、排泄機能のコントロールが難しくなることもあります。

がんの転移と聞くと「もう助からないのでは」と不安に思うことが多く、ご本人もご家族も気持ちが落ち込んでしまうかもしれません。

しかし、骨転移は直接的に余命に影響しないことも多いと言われています。

痛みや骨折、麻痺など、生活をする上での適切な治療や対処をしていくこと、合併症に注意することが重要になります。

骨転移の検査法

痛みなどの症状があり、骨転移が疑われる場合の検査について見ていきましょう。

まずX線検査やCT検査、MRI検査といった画像検査で転移の場所や程度などを調べます。

X線検査は重症度を大まかに把握するための基本的な検査です。

このX線検査で、骨折や麻痺などの重篤な症状を起こす恐れがあると判断された場合、MRI検査で、さらに詳しくそのリスクを探ります。

MRI検査では脊髄などの神経組織も映しだされます。

X線検査では発見できないような、圧迫骨折などの小さな骨転移もわかることがあります。

骨シンチグラフィーという放射性物質を注射して、骨の代謝の状態を調べる検査を行う場合もあります。

骨シンチグラフィーでは、転移の広がりやCT検査ではわかりにくい部位の状態を把握できます。

続いては、自覚症状がない場合について説明します。

肺がんや乳がん、前立腺がんなど骨転移の頻度の高いがんでは、腫瘍マーカーの数値上昇が、骨転移発見のきっかけになることが多いでしょう。

内臓への転移を調べるCT検査で、骨転移が見つかる場合もあります。

骨転移の治療法

骨転移・治療法

それでは、骨転移に対する治療法について解説します。

紹介する治療法は、手術療法、放射線療法、薬物療法、免疫療法の4つです。

手術療法

骨転移の治療法の1つ目は、手術療法です。

手術療法では骨転移による病的骨折や脊髄圧迫に対して処置が行われることが多く、がん治療として直接骨転移を切除することはまれです。

ただし病巣が限られており、手術で完全に取り除けると判断された場合には、骨転移の直接切除が選択されることもあります。

放射線療法

2つ目は放射線療法です。

放射線を照射してがん細胞のDNAを損傷し、がん細胞を破壊する方法です。

特に痛みの緩和に効果があるとされており、外部から患部に放射線を当てるのが一般的です。

薬物療法

3つ目は薬物療法です。

飲み薬や注射、点滴を使って、全身的にがん細胞の増殖を抑えたり攻撃したりします。骨転移があっても骨折がなく、体への影響が軽度な場合に適用されます。

抗がん剤や分子標的薬、ホルモン療法などが使用され、破骨細胞の働きを抑える薬や痛み止めも併用されることがあります。

免疫療法

4つ目は免疫療法です。

免疫療法は体の免疫力を強化し、がん細胞を排除する新しい治療法です。

手術や放射線、薬物療法と併用することで、治療効果の持続や向上が期待されています。

中でも6種複合免疫療法は、体への負担が少なく、副作用が軽いのが特徴で、体力の少ない方や高齢者の方でも治療を受けることができます。

以下、詳しく解説します。

副作用が少ない6種複合免疫療法

「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。

①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する

がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。

また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。

②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である

患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。

そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、6種複合免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。

また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。

③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後点滴で体内に戻すという治療法です。方法は、採血と点滴だけの通院治療です。

そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。

6種複合免疫療法の治療効果

以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。

6種複合免疫療法・判定基準

6種複合免疫療法・進行抑制率

6種複合免疫療法・進行抑制率

 

A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。

また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。

以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。

6種複合免疫療法・対応がん種

 

詳細は以下よりお問い合わせください。

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