がん免疫療法について

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「がん」と「免疫」

がん免疫療法とは、ひとことで言うと「免疫の力でがんを治療する」方法のことです。
人間の体は約60兆個の細胞で出来ています。1つの受精卵が数え切れないほどの分裂を繰り返しながら、皮膚、血管、筋肉、内臓など、様々な組織の細胞へと分化します。こうした細胞の分裂・増殖が正常に行われているのは、DNAが正常に働いているからです。しかし、時にはDNAが突然変異を起こし、異常な細胞が生まれることがあります。これが、「がんのもと」です。

一方で、私たちの体の中には「免疫」があります。体の中で「がんのもと」が生まれること自体は、決して珍しいことではありません。健康な人であっても、体の中では毎日2,000〜3,000の「がんのもと」が生まれるといわれています。そこで重要な役割を果たすのが、体に備わった「免疫」仕組みです。免疫の仕組みによって「がんのもと」は死んでしまうため、体内に残らず、悪さをすることもありません。

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しかし、体の中で免疫のバランスが崩れてしまうと、私たちは様々な病気にかかってしまいます。がんについても同様で、免疫の力が弱くなってしまうと「がんのもと」を退治することが出来ず、やがてその「がんのもと」は生き残り、分裂・増殖を繰り返して塊となって、結果的にがんを発症してしまうのです。
がん免疫療法は、免疫の力を高めることによって、「がんを発生・増殖させない状態」を目指す治療法です。

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「第四の選択肢」としてのがん免疫療法

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がん免疫療法は、がん治療の第四の選択肢と呼ばれています。従来から、「外科手術」、「化学療法(抗がん剤)」、「放射線治療」ががんの三大療法と呼ばれてきました。いずれの方法も長い歴史の中で発展してきたがんの治療法ですが、現在に至ってもそれぞれにメリット・デメリットが存在しています。
がん免疫療法についてもその歴史は長く、1980年代にアメリカの国立がん研究所でスティーブン・ローゼンバーグ医師によって行われた研究がその始まりだと言われています。

その後も世界中で研究が積み重ねられ、近年の技術進歩、特に再生医療や遺伝子解析の技術が飛躍的に発展した結果、一般的ながん治療の方法として確立されるようになりました。 がん免疫療法の特徴は、私たちの体の中にもとからある免疫の力を使う点にあります。免疫の状態をより良くし、がんと闘いやすい状態を作ることによって、がんの発生・増殖を防ぎ、既にあるがんについては縮小・消失を狙います。
このため、従来の三大療法と比較して副作用や体への負担が少ないことがメリットとして挙げられます。

外科手術 化学療法
(抗がん剤)
放射線治療 免疫療法
メリット 手術ができる部位では確実に効果がある 全身に効果がある 体への負担が少ない 副作用が少ない
体への負担が少ない
入院が必要ない
デメリット
転移が多いと手術をすることが難しい
手術による体への負担が大きい場合がある
副作用が強い 照射できる放射線の量に上限がある まだ一部しか保険適用となっていない(自由診療)

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