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下痢が続くとがんを疑うべき?大腸がんと下痢・便秘の関係性について解説

極端に下痢症状が続くと、「がんではないか」と疑いを持つことがあるかもしれません。

実際、下痢が症状として現れるがんは存在しますので、可能性はゼロではありません。

今回の記事では、続く下痢症状とがんとの関係について、詳しく解説します。

加えて、便秘とがんの関係性、がんの治療法についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

【がんの治療の選択肢としておすすめする「6種複合免疫療法」

副作用が少なく、他の治療と併用できる!


6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。

治療法は採血と点滴だけの通院治療です。

6種複合免疫療法をおすすめする理由

  • がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
  • 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
  • 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。

今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。

下痢が続くとがんを疑うべき?

下痢とがん症状

下痢が長期間続く場合、原因として考えられるのは感染症や食事であることが多いですが、がんが関係している可能性もあります。

特に、大腸がんや膵臓がん、胃がんでは、下痢が症状として現れることがあります。

下痢とともに以下の症状がある場合は注意が必要です。

  • 血便や黒い便
  • 便秘と下痢を繰り返す
  • 体重減少や食欲不振
  • 腹痛やお腹の張り

これらの症状が数週間以上続く場合、消化器系のがんの可能性もあります。

下痢が続く原因は多岐にわたるため、自己判断せず、医師による正確な診断を受けることが大切です。

大腸がんとは

大腸がんは、大腸(結腸と直腸)に発生する悪性腫瘍で、日本ではがんによる死亡原因の上位に位置する疾患です。

大腸がんは、腸の内壁にできたポリープが徐々にがん化することが多く、進行すると周囲のリンパ節や肝臓、肺などに転移することがあります。

発症リスクには、以下のような要因があります。

  • 加齢:50歳以上で発症率が高くなります。
  • 食生活:脂肪や赤身肉の過剰摂取、食物繊維不足がリスクを高めます。
  • 遺伝的要因:家族に大腸がんの患者さまがいる場合、リスクが高まります。
  • 生活習慣:運動不足や喫煙、過度な飲酒もリスク要因です。

大腸がんの初期症状はない?おならとの関係性は?

大腸がんの初期症状

大腸がんは初期段階では自覚症状がほとんどないことが多く、がんが進行してから症状が現れるケースが少なくありません。

そのため、早期発見が難しいがんとされています。

大腸がんが進行し始めると、腸内環境に変化が生じ、おならの回数やにおいが変わることがあります。具体的には、以下のような変化が起こる場合ががあります。

  • おならが異常に増える:がんによる腸内の通過障害でガスが溜まりやすくなります。
  • おならのにおいが強くなる:腸内で便が停滞し、腐敗が進むことで悪臭が強くなる場合があります。
  • 便通異常:下痢や便秘を繰り返し、排便後も残便感が続くことがあります。

おならの変化は、食生活や腸内環境の影響も受けるため、必ずしも大腸がんのサインとは言い切れません。

しかし、これらの症状が続く場合は、念のため医療機関で検査を受けることをおすすめします。

大腸がんと下痢の関係

大腸がんになると、腸内の腫瘍により腸の働きが妨げられ、下痢の症状が現れることがあります。

特に、がんが大腸の左側(下行結腸や直腸)に発生した場合、便が腸を通過する際に腫瘍が邪魔をし、便の形が変わったり、下痢や便秘が交互に起こることがあります。

また、大腸がんの腫瘍から炎症が生じると、腸の粘膜が刺激されて動きが過剰になり、下痢が引き起こされることがあります。

具体的な特徴として、次のような症状が考えられます。

  • 水様性の下痢が続く
  • 下痢と便秘を繰り返す
  • 下痢に血液や粘液が混じる

下痢が続くだけでなく、腹痛や便の色の異常、体重減少などが伴う場合は、大腸がんの可能性も考えられます。

大腸がんと便秘の関係

大腸がんが進行すると、腸内にできた腫瘍が腸管を狭め、便の通過を妨げることで便秘が引き起こされることがあります。

特に、がんが下行結腸やS状結腸、直腸に発生すると、便が腸を通りにくくなり、便秘が起こりやすくなります。

便秘に伴い、以下のような症状が現れることがあります。

  • 便が細くなる:腫瘍によって腸が狭まり、便の形が細くなります。
  • 排便後の残便感:便が残っている感覚が続き、すっきりしません。
  • 腹部膨満感や痛み:便が腸内に溜まることで、腹部に張りや痛みを感じることがあります。
  • 便秘と下痢を繰り返す:腸が部分的に詰まることで、便が停滞した後、液状の便だけが通過することがあります。

便秘は日常的によく見られる症状ですが、急に便秘が続くようになった場合や、便の形状や色に変化が見られる場合は医療機関を受診することが推奨されます。

下痢・便秘以外の大腸がんの症状

大腸がんでは、下痢や便秘以外にもさまざまな症状が現れることがあります。

症状はがんの進行度や発生部位によって異なり、初期段階では気づきにくい場合もあります。日常のちょっとした体調変化が、大腸がんのサインである可能性もあります。

血便

血便は大腸がんの代表的な症状の一つです。

腫瘍が大腸内で成長し、腸壁の血管を傷つけることで出血が起こり、便に血が混じります。

血液の色は、がんの発生部位によって異なります。

  • 鮮血:直腸やS状結腸など肛門に近い部位で出血した場合、便やトイレットペーパーに赤い血が付着します。
  • 暗赤色や黒っぽい便:結腸の奥で出血がある場合、血液が便と混ざり暗赤色や黒っぽい色になります。

細い便

大腸内に腫瘍ができると腸の通り道が狭くなり、便が細長いリボン状や鉛筆状になることがあります。

特に直腸やS状結腸にがんが発生した場合に、この症状が見られやすいです。

便が細くなるだけでなく、以下の症状が伴うこともあります。

  • 排便後の残便感
  • 便秘と下痢を繰り返す
  • 血便や粘液が混じる

残便感

排便後に「まだ便が残っている感じがする」「すっきりしない」と感じる状態が、残便感です。大腸がんの症状として見られることがあります。

特に直腸やS状結腸に腫瘍ができると、腸が物理的に狭くなり、便が完全に出し切れない感覚が生じます。

残便感には以下の症状が伴うことがあります。

  • 頻繁にトイレに行くが便が少量しか出ない
  • 腹部の不快感や張り
  • 下痢と便秘を繰り返す

痔や過敏性腸症候群でも残便感は起こりますが、数週間続く場合や、血便や細い便を伴う場合は、大腸がんの可能性も考えられます。

腹痛・腹部の張り

腫瘍が腸内で大きくなると、腸の通過が妨げられ、便やガスが滞ることで痛みや張りを感じることがあります。

痛みの部位や性質はがんの場所によって異なり、鈍い痛みや差し込むような痛みとして現れることが多いです。

以下のような症状が伴うことがあります。

  • 腹部が膨満感で苦しい
  • 痛みが一定せず、強くなったり弱くなったりする
  • 下痢や便秘を伴う

腸閉塞に近い状態になると、激しい腹痛や吐き気が起こることもあります。

関連記事:「大腸がんの余命は?大腸がんの末期症状や検査方法について解説

大腸がんの検査

大腸がんの検査にはいくつか種類があり、症状やリスクに応じて医師が最適な検査を提案します。

便潜血検査

便に目に見えない血液が混じっていないかを調べる検査です。がんやポリープによる出血が検出されることがあります。手軽で定期検診として広く利用されていますが、偽陰性や偽陽性の可能性もあります。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

内視鏡を肛門から挿入し、大腸の内側を直接観察する検査です。ポリープや腫瘍を見つけやすく、必要に応じてその場で組織を採取し、生検(病理検査)を行うことができます。精度が高く、大腸がんの早期発見に有効です。

直腸指診

医師が指で直腸内を触診し、腫瘍の有無や硬さを確認します。特に直腸がんの診断に役立ちます。

CT検査・大腸CT検査

CTを用いて腸の状態を画像で確認する検査です。内視鏡検査が難しい場合の代替として行われます。

大腸がんの治療法

治療法

大腸がんの治療は、がんの進行度や患者さまの体調に応じて選択されます。

主な治療法には、がんを切除する手術療法、薬でがん細胞の増殖を抑える化学療法(抗がん剤治療)、放射線でがんを縮小させる放射線療法があります。

これらの治療は単独で行われることもあれば、組み合わせて行うこともあります。

近年では、免疫療法や分子標的治療といった新しい治療法も登場し、治療の選択肢が広がっています。

内視鏡治療

内視鏡治療は、大腸がんが早期段階で発見された場合に行われる治療法です。

大腸内視鏡を用いて腫瘍やポリープを切除するため、身体への負担が少なく、開腹手術を避けられるのが大きなメリットです。

主な内視鏡治療の方法

  • ポリープ切除術(ポリペクトミー):茎のある小さなポリープを輪状の電気メスで切除します。
  • 内視鏡的粘膜切除術(EMR):平坦な早期がんや大きめのポリープを粘膜ごと切除する方法です。
  • 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD):がんが粘膜下層に及んでいる場合でも、より大きな病変を一括で切除できる高度な手法です。

内視鏡治療は切開しないため回復が早く、身体への負担が少ないのが特徴です。

また、入院期間が短く、通常は数日で退院できます。

手術療法

手術療法は、大腸がんの標準的な治療法で、がんが粘膜下層より深く浸潤している場合や、リンパ節転移が疑われる場合に選択されます。

がんが発生した部位とその周囲の正常な腸管、さらに転移の可能性があるリンパ節を一緒に切除するのが一般的です。

主な手術の方法

  • 腹腔鏡手術:お腹に小さな穴を数カ所開け、カメラや器具を挿入して行う低侵襲の手術です。回復が早く、傷が小さいのが特徴です。
  • 開腹手術:お腹を大きく切開して行う手術で、大きな腫瘍や進行がんの場合に選択されます。
  • ロボット支援手術:精密な操作が可能で、腹腔鏡手術の一種として用いられます。


手術後は腸の機能回復のためのリハビリや、再発予防のための化学療法が行われることもあります。

切除範囲によっては、人工肛門(ストーマ)の造設が必要なケースもあります。

薬物療法

薬物療法は、大腸がんの治療で、手術後の再発予防や進行・再発がんに対する治療として行われます。

主に化学療法(抗がん剤治療)、分子標的治療があり、がんの進行度や患者さまの体調に合わせて選択されます。

【化学療法(抗がん剤治療)】

抗がん剤を使ってがん細胞の増殖を抑えます。手術後の再発予防や、手術が難しい進行がんの治療に用いられます。副作用として、吐き気、脱毛、免疫力低下などが現れることがあります。

【分子標的治療】

がん細胞の特定の分子を狙い撃ちする薬で、正常な細胞への影響が少ないのが特徴です。進行・再発がんに使用され、代表的な薬にはベバシズマブやセツキシマブがあります。

薬物療法は単独または他の治療と併用されることが多く、がんの進行を抑え、症状を緩和する役割を果たしますが、副作用や効果には個人差があります。

関連記事:「抗がん剤の副作用『下痢』とは?

放射線療法

放射線療法は、高エネルギーの放射線を照射してがん細胞を破壊する治療法です。

主に直腸がんで用いられ、手術前に腫瘍を縮小させたり、手術後に再発リスクを減らす目的で行われます。

手術が困難な場合や進行がんの症状緩和(緩和治療)としても選択されます。

【放射線療法の種類】

  • 外部照射:体の外から放射線を当て、がん細胞を攻撃する方法です。
  • 内照射(組織内照射):腫瘍に直接放射線源を挿入し、集中的に照射する方法です。

【副作用】

  • 皮膚の炎症
  • 下痢や排便時の痛み
  • 倦怠感や吐き気

放射線療法は他の治療法と組み合わせることで効果が高まることがあります。

関連記事:「がんの放射線治療の種類とは?副作用やメリットについて解説

免疫療法

免疫療法は、体の免疫システムを活性化し、がん細胞を攻撃する治療法です。

大腸がんでは、特に進行がんや再発がんに対して、他の治療と組み合わせて行われることがあります。

免疫療法は、がん細胞を見つけ出し、排除する免疫の働きをサポートすることで効果を発揮します。

【主な免疫療法の種類】

  • 免疫チェックポイント阻害薬:がん細胞が免疫の働きを抑制する仕組みを解除し、免疫細胞ががんを攻撃しやすくする薬です。代表的な薬にはニボルマブやペンブロリズマブがあります。
  • がんワクチン療法:がん細胞に特有の抗原を利用し、免疫系にがん細胞を攻撃させます。
  • CAR-T細胞療法:遺伝子改変した免疫細胞(T細胞)を体外で増やし、体内に戻してがんを攻撃します。

【メリットと注意点】

  • 副作用が比較的少ない:正常な細胞への影響が少ないため、体への負担が軽減されます。
  • 効果に個人差がある:すべての患者さまに効果があるわけではなく、治療効果が現れるまで時間がかかることがあります。

免疫療法は治療の選択肢の一つとして注目されていますが、保険適応に条件があるものや、保険に適応していないものが多いです。

緩和ケア/支持療法

緩和ケア(支持療法)は、大腸がんの治療過程で、がんによる痛みや症状の緩和、心のサポート、生活の質(QOL)の向上を目的とした医療です。

がんの進行度に関わらず、診断直後から治療と並行して受けることができます。

【緩和ケアの対象となる症状】

  • 痛み:鎮痛剤や麻薬性鎮痛薬(オピオイド)で痛みを和らげます。
  • 下痢や便秘:薬物療法や食事の調整で症状を管理します。
  • 倦怠感や疲労:適切な休息や栄養管理でエネルギー維持を図ります。
  • 精神的サポート:不安やうつ症状に対し、カウンセリングや心理療法を提供します。

支持療法も緩和ケアの一環で、がん治療に伴う副作用(吐き気、口内炎、脱毛など)の軽減や予防を行い、治療を継続しやすくします。

緩和ケアは、患者さま本人だけでなく家族のサポートも含まれます。専門の緩和ケアチームと連携し、患者さまが少しでも快適に過ごせるよう個別のケアをしていくことが大切です。

下痢が続くがん症状と免疫療法

下痢が続くがん症状として代表的な大腸がんでは、進行がんや再発がんに対して、他の治療と組み合わせて免疫療法を選択することができます。

特に近年、抗がん剤と併せて患者さまの免疫力を活用する「6種複合免疫療法」が注目されています。

この治療法は、免疫細胞を活性化し、がん細胞に対する自然な防御力を高める複数の免疫細胞を組み合わせたもので、抗がん剤治療を補完しながら治療効果の向上が期待されています。

先ほどの紹介の中では、がんワクチン療法やCAR-T細胞療法の仲間です。

6種複合免疫療法については、以下さらに詳しく解説します。

副作用が少ない6種複合免疫療法

「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。

①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する

がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。

また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。

②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である

患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。

そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、6種複合免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。

また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。

③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後点滴で体内に戻すという治療法です。方法は、採血と点滴だけの通院治療です。

そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。

6種複合免疫療法の治療効果

以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。

6種複合免疫療法・判定基準

6種複合免疫療法・進行抑制率

6種複合免疫療法・進行抑制率

A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。

また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。

以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。

6種複合免疫療法・対応がん種

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