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抗がん剤による下痢とは? 自分でできる対処方法と治療における対処方法を解説

がんの治療法は、手術療法や放射線療法などがあります。一般的な治療法の一つに抗がん剤の使用もありますが、さまざまな副作用が出現する可能性があることで知られています。

今回は、抗がん剤の副作用による下痢について解説します。

抗がん剤を飲んでおり、下痢の副作用に悩んでいる方々に向けて、自分でできる対処方法と治療における対処方法を紹介します。

ぜひ参考にご覧ください。

抗がん剤治療による下痢とは?


抗がん剤治療による下痢には大きく分けて2パターンあります。

1つ目は、腸管のぜん動運動が活性化されたことによる早発性の下痢です。

早発性の下痢は、抗がん剤投与中あるいは直後から24時間以内に発症するという特徴があります。

2つ目は、粘膜障害による遅発性の下痢です。

遅発性の下痢は、抗がん剤投与開始後、数日〜10日ほどで発症し、感染症を起こすこともあります。

副作用が起こりやすい抗がん剤の薬剤は、以下の通りです。

・トポイソメラーゼ阻害剤

塩酸イリノテカン(イリノテカン、カンプト、トポテシン)、エトポシド(エトポシド)

・代謝拮抗剤

フルオロウラシル(フルオロウラシル、ユーエフティ、ティーエスワン)、メトトレキサート(メソトレキセート)、シタラビン(キロサイド)

・抗がん性抗生物質

塩酸ドキソルビシン(ドキソルビシン)、アクチノマイシンD(コスメゲン)

・分子標的薬

セツキシマブ(アービタックス)、パニツムマブ(ベクティビックス)、ゲフィチニブ(イレッサ)、エルロチニブ(タルセバ)副作用の出現や程度には、個人差があります。

また、抗がん剤の副作用は命にかかわることもあるため、下痢があった際には回数や症状を医師または看護師に報告してください。

下痢の定義

続いては、下痢の定義を解説します。

下痢とは、便の水分が過剰に増える状態のことを言います。排便の回数が一般的に一日3回以上ある場合は、下痢だと判断して良いでしょう。

主な症状

次に、下痢の主な症状を説明します。下痢の主な症状は以下の通りです。

  • 腹痛
  • 脱水
  • 便意切迫または便意があるのにほとんど便が出ない(しぶり腹)
  • 便に粘液状のものや血液が混じる

など。

高齢の人は特に脱水になりやすいため、注意が必要です。下痢の症状を放置せず、適切な対処を行いましょう。

抗がん剤以外に考えられる下痢の原因


がん治療における下痢は、抗がん剤以外の原因でも発生します。抗がん剤以外に考えられる下痢の原因は、以下の通りです。

  • 腹部周辺への放射線治療
  • 大腸がんなどの手術
  • 感染症
  • 腸管狭窄(きょうさく)
  • 便秘による腸液増加
  • 食事内容
  • ストレス

など。

がん治療中の辛い症状がある方や普段と異なる症状がある方は、まずは医師に相談してみましょう。

自分でできる主な対処方法


続いては、抗がん剤の副作用による下痢への対処方法を紹介します。自分でできる下痢への対処法を見ていきましょう。

水分やミネラルを補給する

抗がん剤による下痢への対処方法1つ目は、水分やミネラルを補給することです。

下痢によって体内の水分を失ってしまうので、水分やミネラルを補給することが大切です。常温のスポーツドリンクなどを飲むのがおすすめですが、成分にこだわらずまずは飲めそうなものを選んでください。

家に摂取しやすい水分をストックしておくこともおすすめです。

食事の取り方や内容に注意する

抗がん剤による下痢への対処方法2つ目は、食事の取り方や内容に注意することです。下痢が辛い方は、食事の取り方や内容に注意しましょう。

  • 消化の良いものをとる
  • 1回の食事量を少なくする
  • カリウムの多い食品を取る(りんご、柑橘 など)
  • 繊維質の多い食品や刺激のある食品は避ける

などの方法がおすすめです。

肛門周囲を清潔に保つ

抗がん剤による下痢への対処方法3つ目は、肛門周囲を清潔に保つことです。感染防止のため、ウォシュレットなどを使用し、肛門周囲を清潔に保つようにしましょう。

また、入浴時に石鹸等を使用し、肛門周囲を清潔にすることも大切です。肛門周囲を適切にケアすることは、疼痛の軽減にもつながります。

腸を刺激しないよう過ごす

抗がん剤による下痢への対処方法4つ目は、腸を刺激しないよう過ごすことです。下痢がある場合には、安静にし腹部を温めましょう。過度な運動や力仕事は避けることをおすすめします。

治療における主な対処方法


次に、抗がん剤治療中の方へ向けた、治療内容に関する下痢への対処法について紹介します。

症状を軽減する薬を使用する

治療における主な対処方法1つ目は、症状を軽減する薬を使用することです。医師の診察を受けて症状を相談し、下痢の症状を軽減する薬の使用を検討しましょう。

下痢を軽減する薬剤の主な種類は、以下の通りです。

  • 副交感神経に作用する薬
  • 腸の動きを抑える薬

薬の種類や量は自己判断で変更してはいけません。状況に応じて担当医や薬剤師、看護師と相談しながら調整してください。

治療方針を変更する

治療における主な対処方法2つ目は、治療方針を変更することです。抗がん剤治療以外の治療や、下痢の副作用が出にくい薬物治療に切り替えるという方法もあります。治療方針を変更するには、医師の診察を受け症状を相談することが重要です。

がんに対するさまざまな治療法のうち「免疫療法」は、従来の抗がん剤治療などで起こるような副作用は少ないと報告されています。免疫療法とは、その名の通り免疫の力を利用してがんを攻撃する治療方法です。免疫が細菌やウイルスといった異物を排除する働きに着目し、がん細胞を攻撃させます。

免疫療法には、免疫チェックポイント阻害薬を使用する方法と免疫細胞療法の2つがあります。

免疫細胞療法には、樹状細胞ワクチン療法・エフェクターT細胞療法・NK細胞療法・アルファ・ベータT細胞療法(αβT細胞療法)・ガンマ・デルタT細胞療法(γδT細胞療法)・6種複合免疫療法などの種類があり、さまざまな治療法が研究されています。

他の治療法と組み合わせることも可能で、補助療法や再発予防として免疫療法を受けるケースがあります。

また、効果が証明されている免疫療法は限られていますので、医師に相談してみましょう。

まとめ


今回は抗がん剤による下痢について解説しました。

がんの症状以外にも、治療によって副事象が引き起こされるケースもあります。下痢は抗がん剤の主な副作用の一つですが、出現の程度には個人差があります。自分でできる対処方法は、水分やミネラルを補給すること、食事の取り方や内容に注意すること、肛門周囲を清潔に保つこと、腸を刺激しないように過ごすことなどです。下痢が辛いときには、無理をせずに過ごしましょう。

また副作用にお悩みの方は、医師や看護師とよく相談しながら、治療方法について今一度検討してみてください。

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