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乳がんの手術費用について解説:施術別の費用の目安を紹介
がんと診断されると、通院費や手術費用、検査費用や医薬品費など、さまざまな費用が必要となります。
乳がんの手術費用もその一つです。
今回の記事では、乳がんの手術費用について解説します。
また、施術別の費用の目安や高額療養費制度についても紹介します。
制度を活用することで経済的負担を軽減できる場合がありますので、ぜひご確認ください。
【がんの治療の選択肢としておすすめする「6種複合免疫療法」】
副作用が少なく、他の治療と併用できる!
6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。
治療法は採血と点滴だけの通院治療です。
6種複合免疫療法をおすすめする理由
- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。
INDEX
乳がんとは?
乳がんとはどのようながんか、概要を解説します。
乳がんは、乳房にある乳腺という組織にできるがんの一種です。
多くの場合は、乳管と呼ばれる部分から発生しますが、一部は小葉や乳腺以外の乳房の組織から発生することもあります。
一般的に乳がんは女性がかかる病気と思われがちですが、男性も発症する可能性があります。
日本では、乳がんは女性の罹患率1位、女性の死亡数5位となっています。
(出典:がん情報サービス 最新がん統計)
関連記事:末期の乳がんは痛みがある? 主な症状や治療法について解説
乳がんの手術にかかる費用
ここでは乳がんの手術にかかる費用を紹介します。
手術費用は、以下のようなさまざまな要素によって異なります。
- 医療施設
- 手術の種類
- 検査の内容
- 入院期間
これらの要因に加え、病理検査が必要な場合は追加費用が発生することがあります。
乳がん治療に関連する主な病理検査のひとつにセンチネルリンパ節生検があります。
この検査では、乳がん細胞が最初に到達するリンパ節を摘出し、転移があるかどうかを顕微鏡で調べます。
また、腋窩リンパ節郭清は、乳がんが転移する可能性が高い腋窩のリンパ節を周囲の脂肪組織とともに切除する手術です。
ここからは、乳がんの手術の詳細について詳しく紹介します。
乳房部分切除術
乳房部分切除術は、腫瘍とその周囲の正常な乳腺を切除する手術です。
この手術では乳房を温存できますが、切除範囲が広くなるほど、乳房の変形が大きくなる可能性があります。
また、再発予防のために、手術後に放射線治療を行うことが一般的です。
手術費の目安は、30万〜40万円前後です。
乳房全切除術
乳房全切除術とは、乳頭と乳輪を含む乳房全体を切除する手術です。
この手術は、部分切除後に大きな変形が予想される場合や、術後の放射線照射を避けたい場合に選ばれることがあります。
また、乳腺のみを切除し、乳頭乳輪や皮膚を残す手術法として、「乳頭乳輪温存乳房切除術(にゅうとうおんぞんにゅうぼうせつじょじゅつ)」があります。
この手術法は、乳房の形をできるだけ残したい方にとって、優れた選択肢です。
ただし、がんが乳頭や乳輪に近い位置にある場合は、この手術ができないことがあります。
手術費の目安は、20万〜50万円前後です。
乳房再建
乳房再建とは、乳房切除によって失った乳房を再構築する手術です。
主な再建方法には、人工乳房(インプラント)を用いる方法と、自身の組織(例えば、背中の筋肉や腹部)を用いる方法があります。
人工乳房を用いる手術法にはエクスパンダー・インプラント法、自身の組織を用いる手術法には広背筋皮弁法(LD)や、遊離腹部皮弁法(DIEP)などがあります。
それぞれの費用目安は、人工乳房を用いる場合は、10〜30万円前後、自身の組織を用いる場合は、30〜60万円前後です。
その他の乳がん治療にかかる費用
乳がんの治療には手術以外の手段もあります。
ここからは薬物療法、放射線療法、免疫療法について解説します。
薬物療法
乳がんの薬物療法で使われる薬には、主にホルモン療法薬、分子標的薬、細胞障害性抗がん薬、免疫チェックポイント阻害薬などがあります。
それぞれの薬の概要を説明します。
ホルモン療法薬 | ホルモン療法薬は、体内のエストロゲンの量を減らしたり、がん細胞がエストロゲンを取り込むのを妨げたりすることで、がんの増殖を抑える薬です。ホルモン受容体が陽性の乳がんに対して効果が期待できます。主な薬剤には、LH-RHアゴニスト製剤、アロマターゼ阻害薬、抗エストロゲン薬などがあります。閉経前と閉経後では、エストロゲンの生成経路が異なるため、それぞれに適した薬剤を使用します。閉経前は、LH-RHアゴニスト製剤や抗エストロゲン薬を、閉経後はアロマターゼ阻害薬や抗エストロゲン薬を使用します。 |
分子標的薬 | 分子標的薬は、がんの増殖に関わるタンパク質や、栄養を運ぶ血管、タンパク質などを標的にしてがんを攻撃する薬です。一部の乳がんでは、HER2ががん細胞の増殖に関与しているため、病理検査でHER2陽性と確認された場合、HER2を標的とする分子標的薬を使用します。乳がんの一部は遺伝性で、BRCA1、BRCA2などの原因遺伝子が知られています。HER2陰性で、BRCA1またはBRCA2遺伝子変異があり、手術後再発のリスクが高いとされる場合や手術ができない場合、再発したがんである場合には、分子標的薬を使うケースもあります。 |
細胞障害性抗がん薬 | 細胞障害性抗がん薬は、がん細胞の増殖を抑制する薬剤です。ただし、がん以外の正常な細胞にも影響を受けてしまうため、使用には注意が必要です。特に、サブタイプ分類がトリプルネガティブ乳がんである場合には、この薬剤が使用されます。他の薬や放射線治療と併用することもあります。 |
免疫チェックポイント阻害薬 | 免疫チェックポイント阻害薬は、免疫ががん細胞を攻撃する力を保つ薬です。トリプルネガティブ乳がんの治療に使用されることがあります。この薬は、分子標的薬の一種として分類されることもあります。 |
薬物療法の費用は使用する薬によって大きく異なります。
治療を6カ月行った場合の費用は、20〜25万円前後です。
また、分子標的治療を行った場合には、追加で60万円前後必要になります。
放射線療法
手術療法や薬物療法と併せて放射線療法が行われることもあります。
通常、1日1回、週5回のペースで、約4〜6週間にわたって照射が行われます。
費用は症例によって大きく異なりますが、乳房部分切除後に行う16回の照射の場合、合計15万円前後です。
免疫療法
免疫療法や免疫細胞療法は、がんの種類やステージに関係なく受けることができ、末期がんの患者さまであっても適用可能です。
また、他の治療法と併用することができ、再発・転移予防にも効果が期待できます。
重篤な副作用は少ないと言われていますが、まれに軽い発熱、発疹などが出る可能性があります。
免疫細胞療法と一口にいっても、さまざまな治療法があります。
ここではいくつかの免疫療法を取り上げ、その概要を紹介します。
アルファ・ベータT細胞療法 | アルファ・ベータT細胞療法は、患者さま自身の血液からT細胞を取り出し、体外で大量に増やし、活性化させて再び体内に戻す治療法です。これは、活性化リンパ球療法の一種であり、化学療法や放射線療法の効果を補強する可能性も示唆されています。多くの機関で長年行われており、信頼性が高いと考えられています。 |
ガンマ・デルタT細胞療法 | ガンマ・デルタT細胞療法とは、ガンマ・デルタ型のT細胞受容体を持つT細胞を活性化したものを利用する治療法です。ガンマ・デルタT細胞は、より的確にがん細胞を見つけて攻撃する効果があります。 |
NK細胞療法 | NK細胞療法は、NK細胞が持つがん細胞を発見すると真っ先に単独で攻撃するという働きを利用して、患者さま自身の免疫細胞を用いてがん細胞にアプローチする治療法です。特殊なNK細胞培養培地を用いることで、強力な殺傷能力を持つNK細胞を効率的に増やすことができます。 |
6種複合免疫療法 | がん細胞を発見、認識、攻撃するなど、異なる役割を持つ6種類の免疫細胞を同時に活性化・増殖する治療法です。6種複合免疫療法では、免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻します。異なる役割を持つ免疫細胞の相互作用により、がん細胞と闘う力が高まる効果が期待できます。手術や抗がん剤治療、放射線治療が難しい転移・再発したがんに対しても効果が表れるケースもあります。 |
免疫療法や免疫細胞療法の費用はいずれも保険適用外であり、症例によって大きく異なります。
以下、6種複合免疫療法の費用例です。
CSC:合計で196万3,500円
BASIC:合計で166万6,500円
関連記事:乳がんの第4の治療方法・免疫療法とは? 乳がんの分類や従来の治療方法との違いについて解説
総医療費の目安(5年間)
乳がん治療の総医療費の目安を紹介します。
乳がん治療では、複数の治療法を組み合わせるケースが多く、トータルの費用を考慮する必要があります。
ここでは、目安として、5年間の医療費(保険適用前)の平均値を紹介します。
- 初期治療群(リンパ節郭清なし):107万7千円
- 初期治療群(リンパ節郭清あり):134万4千円
- 初期治療群(リンパ節郭清なし):365万1千円
医療費負担を軽減するための制度の活用について
がん治療にかかる医療費は負担が大きい場合もありますが、各種制度を利用することで負担を軽減できる場合があります。
保険適用の治療については、高額療養費制度が利用できる場合があります。
この制度は、同一月(1日~末日まで)に支払った医療費が一定額を超えた場合、その超過分が払い戻される制度です。
自己負担限度額は年齢や収入によって異なるため、具体的な金額は事前に確認することをおすすめします。
また、年間で支払った医療費が一定額を超えた場合には、医療費控除を利用することで、所得税の還付や住民税の軽減を受けられる可能性があります。
これらの制度を適切に活用することで、治療に専念しやすい環境を整えましょう。
乳がんの手術費用と6種複合免疫療法
今回は、乳がんの手術費用について解説しました。
乳がん治療には、手術だけでなく放射線治療や薬物療法など、複数の治療方法を組み合わせるケースが多くあります。
そのため、総額でどれくらいの費用がかかるのか、事前に検討することが重要です。
費用負担を軽減するために、高額療養費制度をはじめとする公的支援制度の活用を検討すると良いでしょう。
同仁がん免疫研究所は、今回の記事で紹介した「6種複合免疫療法」を提供しています。
これまで多くの患者さまのがん治療を行い、患者さま一人ひとりに合わせた治療法をご提案しています。
6種複合免疫療法の特徴
①がん3大療法との併用が可能。ほぼ全てのがん※に対応
②副作用が少なく、続けやすい療法
③厚生労働省の許可を受けた施設で細胞培養を行う
※一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
6種複合免疫療法の治療効果
以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。
A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。
まずは、詳しい内容をお問い合わせください。専任スタッフより丁寧にご説明します。
6種複合免疫療法に関する詳細は、以下からもご確認いただけます。
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