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抗がん剤の副作用で爪が痛いときはどうする? 原因や予防法、セルフケアの方法について解説

抗がん剤治療は、がん治療の三大療法の一つである化学療法に含まれています。

治療効果が高い一方で、副作用も伴うため、慎重に進める必要があります。

今回は、抗がん剤治療による副作用の一つである「爪の痛み」について詳しく解説します。

抗がん剤治療を受けているがん患者さまやそのご家族に向けて、役立つ情報をまとめました。

ぜひ参考にご一読ください。

関連記事:「抗がん剤は効かなくなる場合がある?余命との関係性と抗がん剤治療を止めたいときの治療法

【がんの治療の選択肢としておすすめしたい「6種複合免疫療法」

副作用が少なく、他の治療と併用できる!


6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。

治療法は採血と点滴だけの通院治療です。

6種複合免疫療法をおすすめする理由

  • がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
  • 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
  • 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。

今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。

 

 

抗がん剤治療で爪が痛むのは皮膚障害が原因

抗がん剤治療で爪が痛むのは皮膚障害が原因

まず、抗がん剤治療によって生じる爪に関連した具体的な皮膚障害とその症状を見ていきましょう。

抗がん剤治療はさまざまな副作用が伴うことがあり、その一つに爪の痛みを含む皮膚障害があります。

爪に現れる主な症状は以下の通りです。

爪の痛み ズキズキとした不快感を伴うことが多いです。
爪の変形 爪が薄くなる、表面がでこぼこになる、白い横溝が現れるなどの変化が見られます。
爪の変色 爪が褐色や黒っぽく変色することがあります。
爪囲炎(そういえん) 爪の周囲に炎症が起こり、腫れや痛みを引き起こします。

 

さらに、抗がん剤治療の副作用には、爪が浮いたり、剥がれたり、ひび割れや欠けが生じたりすることもあります。

爪の下に出血や膿がたまる場合もあり、特に力がかかりやすい部分にこうした症状が現れることが多いのが特徴です。

また、抗がん剤の種類によっては、爪がオレンジ色に変色したり、強い痛みを伴い副作用が起こる場合もあります。

爪の痛みが日常生活へ与える影響

爪の痛みが日常生活へ与える影響

次に、爪の痛みが日常生活に与える影響を見ていきましょう。爪に関する皮膚障害があると、以下のような困難が生じやすくなります。

  • 爪の痛みや剥がれにより、物を掴む動作や力を加えることが難しくなる
  • 爪の痛みで靴を履いたり、歩いたりするのが困難になる
  • 指先の細かい作業がしにくくなり、ボタンをかけるのが難しくなる
  • ペンを持って字を書くことができなくなる
  • スマートフォンやパソコンのキーボード入力ができなくなる

 

さらに痛み以外でも、欠けた爪が服に引っかかるなど、日常生活にさまざまな影響を及ぼします。

抗がん剤治療で爪の痛みや皮膚障害が生じる原因

ここからは、抗がん剤治療によって爪の痛みや皮膚障害が生じる原因についてです。

抗がん剤による爪の痛みや皮膚障害の原因は、まだ十分に解明されていない部分もありますが、この項目では現時点でわかっている抗がん剤ごとの主な原因を解説します。

殺細胞性抗がん剤の場合

殺細胞性抗がん剤による爪の痛みや皮膚障害の原因を見ていきます。

殺細胞性抗がん剤は、細胞分裂が活発な細胞に働きかけるため、同様に分裂が盛んな爪の細胞にも影響を与え、副作用として爪や皮膚に障害が現れると考えられています。

また、日常生活における皮膚の圧迫で爪周辺の毛細血管が切れ抗がん剤が漏れ出すことや、汗に含まれる抗がん剤が皮膚に影響を与えることも皮膚障害の原因として指摘されています。

分子標的型抗がん剤の場合

分子標的型抗がん剤による爪や皮膚の障害について説明します。

分子標的型抗がん剤は、特定の標的を攻撃する薬ですが、その標的はがん細胞だけでなく皮膚組織内にも存在する場合があります。

このため、皮膚の成長や皮脂の分泌が阻害され皮膚が乾燥することがあり、その結果として皮膚障害が生じることがあります。

抗がん剤治療による皮膚障害の発症時期

抗がん剤治療による皮膚障害の発症時期

ここでは、抗がん剤治療による皮膚障害が発症する時期について解説します。

爪の痛みなどの皮膚障害がいつ現れるかは個人差があり幅がありますが、一般的には抗がん剤治療を開始してから3週間〜27週間の間に発症しやすいとされています。

また、抗がん剤の副作用で生じた皮膚障害は、抗がん剤の投与が終わると時間の経過と共に改善すると言われています。

個人差があるため、必ずしもその時期に完治するとは限りませんが、たとえば、手の爪の変形や変色は治療完了後おおよそ半年で改善し、足の爪の場合は1年ほどで回復することが多いようです。

抗がん剤治療による重篤な皮膚障害の予防法

抗がん剤治療による重篤な皮膚障害を予防する方法について解説します。

最近の研究によれば、抗がん剤の点滴投与中に手足を冷却することで、重篤な皮膚障害の予防に効果があることがわかってきました。

具体的には、点滴中に「フローズングローブ」や「フローズンソックス」と呼ばれる冷却用のアイテムを使用して手足を冷やすことで、爪や皮膚に対する抗がん剤の影響を軽減し、重篤な障害を予防する方法が有効とされています。

抗がん剤治療期間中の爪のケア

抗がん剤治療中の爪のケア

抗がん剤治療中の爪のケアにはどのような方法があるのでしょうか?

ここでは、治療を受けている方が自分でできる8つのケア方法を解説します。

現在爪の痛みにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

爪を清潔に保つ

抗がん剤治療中の爪のケア1つ目は、清潔に保つことです。

特に、爪囲炎などが起こると細菌感染しやすくなるため、毎日石鹸を使って手を洗い、入浴することを心がけましょう。

ただし、40度以上の熱いお湯は避けるのが理想です。

爪囲炎や痛みがある場合、痛みのために洗浄が難しくなることがあります。

その際は、泡タイプの石鹸を使い、綿棒などで優しく洗うのも効果的です。

洗浄時は肌をこすらず、やさしく汚れを落とすようにしましょう。

また、水分を拭き取る際は、タオルで軽く押さえるように拭き取り、ナイロンタオルなど肌に刺激が強いものは避けてください。

入浴時に爪の状態を確認する

抗がん剤治療期間中の爪のケア2つ目は、入浴時に爪の状態を確認することです。

悪化している部分や気になる症状がないかを確認しましょう。

定期的に状態を把握することで、適切なケアを継続することができます。

保湿を徹底する

抗がん剤治療中の爪のケア3つ目は、保湿を徹底することです。

ひび割れや爪の剥離、浮きを予防するため、日々の保湿ケアを欠かさないようにしましょう。

特に水仕事をする際には、手袋の着用が推奨されます。

手洗いや入浴後には、保湿剤や爪専用のオイルを塗り、根本をやさしくマッサージするのも効果的です。

保湿剤は病院で処方されるものだけでなく、市販のものでもかまいません。

毎日使うので、自分に合った使用感の良いものを選ぶことがポイントです。

保湿剤の適量は、手のひら約2枚分に対して約0.5gが目安です。

軟膏やクリームなら、人差し指の先から第一関節までの量、ローションなら1円玉大が理想です。

軟膏やクリーム、オイルを塗る際には、ゴシゴシと強く擦り込まないようにしましょう。

正しい方法で爪を整える

抗がん剤治療中の爪のケア4つ目は、正しい方法で爪を整えることです。

爪のケアには、爪切りではなく、爪ヤスリを使用することをおすすめします。

ヤスリは一方向に動かして滑らかに仕上げましょう。

爪を短くするときには、爪切りではなく、ニッパータイプの爪用ハサミを使用し、少し長めに切ってから角をヤスリで整えるのが理想的です。

指先より1~2ミリ程度出ている状態が、適切な爪の長さとされています。

また、爪を切りすぎないように注意しましょう。もし爪がはがれそうな場合には、適宜皮膚科を受診して相談することが大切です。

マニキュアを塗る

抗がん剤治療中の爪のケア5つ目は、マニキュアを塗ることです。

まず、ベースコート(下地)を塗ってからマニキュアを重ねることで、爪を保護し、補強する効果が期待できます。また、爪の変色をカバーすることも可能です。

好きな色で楽しんでいただいて構いませんが、仕上げにトップコートを塗ると、見た目も美しくなります。

マニキュアを塗った後は、手を洗って保湿ケアを忘れずに行いましょう。

除光液を使ってマニキュアを落とす際は、爪への負担を軽減するため、アセトンフリーのものを選ぶことをおすすめします。

ただし、ジェルネイルは避けたほうが無難です。

ジェルネイルは爪の表面を削るため、爪を弱くし、感染症のリスクが高まる可能性があります。

手袋や靴下を着用する

抗がん剤治療期間中の爪のケア6つ目は、手袋や靴下を着用することです。

日常生活の中で爪を保護するため、特に家事や外出時に手袋を使用するのが効果的です。

液体絆創膏・粘着包帯を使用する

抗がん剤治療期間中の爪のケア8つ目は、爪を保護するために液体絆創膏や粘着包帯を使うことです。

これにより、爪が服にひっかかることを防げます。

粘着包帯は普通の絆創膏よりも粘着力が弱く、貼り替えが簡単で爪への負担が少ない点が特徴です。

これらはドラッグストアや100円ショップでも手軽に購入できます。

また、爪囲炎が発生した場合、医療機関での処置を受けることが重要です。

スパイラルテープ法という治療法が一般的で、爪のくい込みを軽減するために伸縮性のあるテープを使用します。

この処置は自己判断で行わず、医師の指示に従って実施するようにしましょう。

日焼け対策をする

最後に、日焼け対策です。

日焼け対策は、爪に限らず皮膚障害全体に関する予防策です。

日光に過剰に当たると色素沈着の症状が悪化する可能性があります。

日焼け止めの使用や帽子、日傘の利用、長袖や長ズボンを着用するなど、紫外線対策を徹底することで、症状の悪化を防ぐことができます。

爪の痛みや皮膚障害が良くならない場合

では、対処法を試しても爪の痛みや皮膚障害が良くならない場合にはどうしたら良いのでしょうか。

爪の痛みや皮膚障害が良くならない場合や日常生活に大きく支障が出る場合は、医師に相談することを推奨します。

場合によっては抗がん剤の治療を一時停止することもあります。

関連記事:「抗がん剤を使わない選択肢とは?

抗がん剤の副作用の爪の痛み・まとめ

今回は抗がん剤治療で爪の痛みがでた場合について情報をまとめました。

  • 日常生活への影響
  • 皮膚障害が生じる理由
  • 皮膚障害の発症時期
  • 重篤な皮膚障害の予防法

 

以上について理解していただけたでしょうか。

がんの抗がん剤治療によって、爪の痛みや皮膚障害が生じている場合には、我慢せずに医療機関を受診しましょう。

抗がん剤治療は化学療法の一つですが、がんの治療には他にもさまざまな治療方法が存在しています。

その中の一つである免疫療法は、治療を受ける方の体に元々備わっている免疫細胞を利用して、がんを治療する方法です。

高齢者や体の弱い方でも治療を受けることができ、副作用が少ないという特徴があります。

免疫療法の一つに、おすすめの治療法である「6種複合免疫療法」があります。

副作用が少ない6種複合免疫療法

「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。

①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する

がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。

また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。

②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である

患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。

そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、6種複合免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。

また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。

③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後点滴で体内に戻すという治療法です。方法は、採血と点滴だけの通院治療です。

そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。

6種複合免疫療法の治療効果

以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。

6種複合免疫療法・判定基準

6種複合免疫療法・進行抑制率

6種複合免疫療法・進行抑制率

 

A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。

また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。

以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。

6種複合免疫療法・対応がん種

 

詳細は以下よりお問い合わせください。

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