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抗がん剤を使わない選択肢とは?抗がん剤のリスク・デメリットについて解説

がんの治療法には、手術療法、放射線療法、薬物療法、免疫療法の4つがよく知られています。抗がん剤はがんの薬物療法で使用されます。

今回は

  • 抗がん剤とは
  • 抗がん剤のリスク、デメリット
  • 抗がん剤を使わない場合の選択肢

について紹介します。

この記事は、抗がん剤は使わない方が良いという噂を聞いて不安になっている方や、これから抗がん剤を使うべきか悩んでいる方へ向けて、情報をまとめました。ぜひ、参考にご覧ください。

抗がん剤とは?


まずは、抗がん剤について解説します。

抗がん剤とは、がん細胞の増殖やがんの進行・転移を抑えるための薬です。抗がん剤は、注射や内服で投与します。全身治療として有効で、抗がん剤を用いるがん治療のことを「薬物療法」「化学療法」と呼びます。

高齢者には延命効果が少ない可能性がある

抗がん剤は、高齢者には延命効果が少ない可能性があります。

国立研究開発法人国立がん研究センターの調査では、高齢に対する抗がん剤治療は、延命効果が少ない可能性があるということを示す結果が公開されています。

(参考:国立研究開発法人国立がん研究センター 高齢者へのがん医療の効果にかかる研究報告-進行がんにおける抗がん剤治療と緩和治療との有効性及びその適正使用-

リスクを鑑みて抗がん剤を使わないケースもある


リスクを鑑みて抗がん剤を使わないケースもあります。抗がん剤にはさまざまなリスクがあります。

がん治療には抗がん剤しかないという訳ではなく、いくつかの選択肢があるということを念頭に置きましょう。

抗がん剤以外の選択肢に関して、詳細な情報は後述します。抗がん剤を使うべきタイミングや患者さまの体力や免疫力を考慮し、治療開始後すぐには使わないケースもあります。

抗がん剤のリスク・デメリット


続いては、抗がん剤のリスク・デメリットについて解説します。

抗がん剤の主なリスク・デメリットについて

  • 必ず効果が出るというわけではない
  • 免疫力が一時的に落ちる可能性がある
  • QOLが落ちてしまう

という3つのリスクについて見ていきましょう。

必ず効果が出るというわけではない

抗がん剤は、必ず効果が出るというわけではありません。全ての医療行為に言えることですが、治療をしたからといって必ず治る、改善するということはありません。

抗がん剤の場合は特に効かない可能性の方が高く、抗がん剤の治療だけを行った場合効果が表れるのはせいぜい30~40%といわれています。

抗がん剤治療では、高い費用を支払ったのに全く効果を得られないということも起こり得ます。もちろん抗がん剤が効果的に作用する人もいますが、使ってみなければ効果があるかどうかわかりません。

免疫力が一時的に落ちる可能性がある

抗がん剤を使用することで、免疫力が一時的に落ちる可能性があります。

抗がん剤はがんを抑えますが、正常な細胞にもダメージが加えてしまうことも。投与している間は免疫力が一時的に落ちてしまうので、日常生活でも注意が必要です。

抗がん剤を使用することで、副作用や二次的な疾患にもつながります。投与量が多ければがん治療の効果は強まるが、その分免疫低下や強い副作用にもつながる可能性があります。

QOLが落ちてしまう

抗がん剤を使用することで、QOLが落ちてしまうことがあります。抗がん剤の強い副作用によりQOLが落ち、心身ともにつらい思いをすることも考えられます。副作用により、日常生活がままならなくなることが多いとも言われています。

抗がん剤の副作用の例をいくつか紹介します。

1つ目は、吐き気です。抗がん剤を使用すると、多くの場合に吐き気や嘔吐を引き起こします。ですが、予防的に制吐剤を使用することで、吐き気を抑えることができます。制吐剤により、ほとんど吐き気を訴えない患者さんもいますので、過剰に不安を感じる必要はありません。抗がん剤を使用後数日経過すると、自然に吐き気は消えます。

2つ目は、脱毛です。脱毛は、抗がん剤を使用している人ほぼ全員に起きます。多くの場合、抗がん剤治療開始から2、3週間後に始まると言われています。ただし、その後継続的に脱毛状態が続くということはなく、抗がん剤の使用を終了してから1、2ヶ月後にまた生え始めてきます。

3つ目は、口内炎です。抗がん剤を使用すると、口内炎ができる可能性があります。口内炎ができてしまうと、口の中がただれてしまいます。痛みを伴うことも多く、食事が食べにくくなることもあります。口内炎の対処法では、うがい薬や軟膏を用いることが多いでしょう。口内炎対策では、予防的にうがいをすること、口腔内を清潔にすることが重要です。

抗がん剤を使わない場合の選択肢


次は、抗がん剤を使わない場合の選択肢について解説します。

抗がん剤治療を使わない場合、治療を諦めなければならないのか?という疑問が湧きますが、答えはNOです。 がんは進行型の病気のため放っておけば悪化してしまいますが、くいとめるための選択肢は抗がん剤だけではありません。抗がん剤使用のリスクを避けながら、寛解や状態の改善に向けて前向きに取り組む手段があります。

他の治療方法を選ぶ

抗がん剤を使わない場合は、他の治療方法を選びましょう。抗がん剤治療と並んで4大療法と呼ばれる3つの治療法について説明します。

手術療法は、外科手術によってメスでがん細胞を切り取る局所療法です。

放射線療法は、がん細胞とその周辺のみを治療する局所療法です。

免疫療法は、免疫の力を利用してがんと闘う全身療法です。

抗がん剤治療とこれらの治療を並行して行うことで、より高い効果を見込める場合もあります。適切な施術は患者さまの状態やがんの進行度によって変わるため、医療機関と相談しながら検討することを推奨します。

緩和ケアを受けて状態を改善させる

抗がん剤を使用しない場合は、和ケアを受けて状態を改善させるという選択肢もあります。緩和ケアを受けて現在の症状を軽減させ、体力の回復や精神的に落ち着くことを優先する方法もあります。

緩和ケアとは、がんによる心身のさまざまなつらさを和らげる取り組みのこと。必ずしも、緩和ケア=治療が困難というわけではありません。緩和ケアは、進行していないうちから始めるものであり、つらいときはいつでも受けられます。

がん患者さまご本人の意思が何よりも大切


これまで、抗がん剤治療について情報を紹介しましたが、がん治療ではがん患者さまご本人の意思が何よりも大切です。

医師の役割はあくまでも治療法を提示して説明するところまでです。どの選択肢を選ぶかを決めるのは、患者さま本人と家族です。

できるだけ本人の意思を尊重することが大切です。家族はいつでも相談を聞いてあげられるように、サポート役に徹するのが望ましいでしょう。

まとめ


今回は

  • 抗がん剤とは
  • 抗がん剤のリスク、デメリット
  • 抗がん剤を使わない場合の選択肢

について紹介しました。

抗がん剤にはさまざまなリスク、デメリットがあります。ですが副作用に対する対処法もありますので、医師や家族と相談の上治療方法を検討しましょう。

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