がん患者様のためのお役立ちブログ
肺がんの初期症状とは?特徴と原因、検査や治療法など詳しく解説
肺がんは、初期症状が軽微で見逃されやすく、早期発見が難しい病気です。
しかし、症状を理解して注意することで、早期発見や治療につながる可能性があります。
今回の記事では、肺がんの初期症状の特徴や原因、さらに検査方法や治療法について解説します。
【がんの治療の選択肢としておすすめする「6種複合免疫療法」】
副作用が少なく、他の治療と併用できる!
6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。
治療法は採血と点滴だけの通院治療です。
6種複合免疫療法をおすすめする理由
- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。
INDEX
肺がんとは?
肺がんとは、肺の細胞が異常に増殖して腫瘍を形成する病気です。
日本では死亡率が高く、多くの人に影響を及ぼしています。
肺がんは種類によって進行の速さや治療法が異なります。
年々がん治療は進歩しており治療の選択肢は増えていますが、中でも早期がんであればより選択の幅は広がります。
肺がんの特徴と原因
肺がんの特徴として、初期段階では自覚症状がほとんどないことが挙げられます。そのため、気づかないうちに病状が進行してしまうケースも少なくありません。
腫瘍が大きくなると、咳、胸の痛み、息切れなどの症状が現れることがあります。
肺がんの原因として考えられる最大の要因は喫煙です。受動喫煙も肺がんの原因になることが知られています。
そのほか、大気汚染、職業上の有害物質への曝露、遺伝的要因も肺がんの原因の一つと考えられています。
肺がんの種類
肺がんは主に「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」の二つに分類されます。
小細胞肺がんは進行が速く、転移しやすいという特徴があり、診断時にはすでに進行していることが多いため、化学療法や放射線治療が主な治療法となります。
一方、非小細胞肺がんは肺がん全体の約85%を占め、「腺がん」「扁平上皮がん」「大細胞がん」の三つに分けられます。
非小細胞がんは小細胞がんと比べると進行が比較的遅いため、手術が適用されることも多いです。
肺がんの初期症状とは?
肺がんの初期症状は非常に分かりにくく、自覚症状がほとんどありません。
そのため、風邪や軽い体調不良と区別がつかないことがあります。
初期の段階では軽い咳や息切れが現れることがあり、これらの症状が慢性的に続く場合は注意が必要です。
肺がんの初期症状1:慢性的な咳
慢性的な咳は、風邪や気管支炎など他の呼吸器疾患でも見られる症状です。
そのうえ、肺がんを原因とした咳と他の呼吸器疾患の咳は区別がつきづらいです。
だからこそ、肺がんの可能性を見逃さないためには、少しでも異変を感じたら専門医に相談することが大切です。
日頃、病院に行くことが少ない方も、咳を軽んじることなく、数週間以上続く場合や徐々に咳がひどくなっていると感じた場合は専門医に相談してください。
加えて、痰に血が混じる場合も、早めに医療機関を受診することが推奨されます。
喫煙者や高齢者は特に、普段の咳と異なると感じたときには警戒が必要です。
肺がんの初期症状2:慢性的な息切れ
肺の機能が徐々に低下することで、階段を上る、重い荷物を持つなど、軽い運動でも息切れを感じることがあります。
普段は感じなかった疲労感や息苦しさが現れた場合、それは体が酸素不足に陥っているサインかもしれません。
さらに病状が進行すると、安静時にも息切れを感じることがあります。
特に、運動習慣のある人がこれまでにない息切れを感じた場合は、肺がんを含む呼吸器の異常を疑う必要があります。
肺がんの初期症状3:胸の痛み
腫瘍が胸膜や周囲の組織に影響を及ぼすことによって、胸の痛みが引き起こされます。
痛みの種類は鋭く刺すような感覚から鈍い圧迫感まで個人差がありますが、特に深呼吸や咳をしたときに強く痛みを感じる場合は注意が必要です。
胸の痛みが数週間続いたり徐々に悪化したりする場合は、単なる筋肉痛とは異なる可能性があります。
肺がんの初期症状4:肩こり
肺がんの初期症状として、肩こりのような症状が見られることがあります。
首の付け根から皮下部分でのがんの成長や、肺の細胞の異常増殖が、周囲の組織や神経を圧迫することが原因と考えられます。
肺がんの検査方法
肺がんの検査方法には、症状やリスクに応じてさまざまな方法があります。
肺がんの検査方法
- 胸部X線検査(レントゲン):最初に行われる検査で、肺に異常がないかを確認する。
- CT検査:胸部X線で異常が見つかった場合に実施する。腫瘍の位置や大きさを正確に把握でき、診断に有効。
- 喀痰検査:痰を調べる検査で、がん細胞の有無を確認する。
- 組織生検:腫瘍の一部を採取し、性質を詳しく調べる。確定診断に必要な場合がある。
- 気管支鏡検査:気管支内を直接観察する検査で、腫瘍の位置や広がりを詳しく確認する。
肺がんの治療法とは?
肺がんは進行度に応じてステージIからIVに分類され、治療方針はステージによって大きく異なります。
早期のステージでは手術によるがんの完全摘出を目指すのが主な治療法です。
一方、進行したステージでは、化学療法、放射線治療、免疫療法などが選択されます。
薬物療法
薬物療法は、進行した肺がんや手術が難しい場合に行われ、肺がん治療において重要な役割を果たします。
薬物療法には主に、化学療法、分子標的療法があります。
化学療法は抗がん剤を用いたがんの治療法を指します。
分子標的療法は、がん細胞の成長や血管の新生に関与する特定の分子を攻撃することで、正常な細胞への影響を最小限に抑えます。
薬物療法は単独で使用されることもあれば、組み合わせて行われることもあり、がんの種類や進行度、患者さまの体調に応じて最適な治療が選ばれます。
手術療法
手術療法は、主に早期の非小細胞肺がんに適用される治療法です。
がんの大きさや位置に応じて、肺の一部を切除する「部分切除」、肺葉全体を切除する「肺葉切除」、肺全体を摘出する「全肺切除」などがあります。
手術はがんを完全に取り除くことを目的としています。
近年は、体への負担を軽減するために胸腔鏡手術などの低侵襲手術も導入されています。
手術後は合併症や再発リスクに注意しながら、経過観察が重要です。
放射線治療
放射線治療は、腫瘍に高エネルギーの放射線を照射し、がん細胞を破壊する治療法です。
手術が難しい場合や化学療法と組み合わせて行われることが多く、進行度や腫瘍の位置に応じて治療計画が立てられます。
早期の肺がんでは、根治を目指す治療法として放射線治療が選ばれることがあり、特に定位放射線治療(SBRT)が効果的です。
進行がんの場合は、症状の緩和を目的として使用されることもあります。
放射線治療は正常な組織への影響を最小限に抑える工夫がされていますが、副作用の管理も重要です。
対症療法(緩和ケア)
対症療法(緩和ケア)は、肺がんの症状を緩和し、患者さまの生活の質を向上させることを目的とした治療です。
がんの進行や治療に伴う痛み、呼吸困難、倦怠感などを軽減するために行われます。
薬物療法による痛みの管理や呼吸補助、栄養サポート、精神的なケアなど、多面的な支援が提供されます。
緩和ケアは病気の進行度に関わらず早期から受けることが推奨され、患者さまと家族の心身の負担を軽減する役割を果たします。
関連記事:「肺がんステージ4で検討したい治療法とは?3大治療法と免疫療法について解説」
ステージ4の肺がんの選択肢の一つ・免疫療法
ステージ4の肺がんは他の臓器への転移が起こっているため、治療の目的は延命や症状の緩和に重点が置かる傾向がありますが、一方で体の免疫機能を活性化させ、がんを攻撃する力を高めることを目的とし、近年注目されている治療法の一つが免疫療法です。
特に、PD-1阻害薬やPD-L1阻害薬といった免疫チェックポイント阻害薬が使用され、化学療法と組み合わせて効果を発揮する場合があります。
医療チームと相談しながら、自分に最適な治療法を選ぶことが大切です。
関連記事:「余命1ヶ月・肺がん末期の宣告を受けたら?ステージ4患者が知っておくべき選択肢」
肺がんを予防するために
肺がんを予防するには、生活習慣の改善が重要です。
肺がん予防のための生活習慣
<禁煙・受動喫煙を避ける>
- 最大のリスク要因である喫煙を避ける
- 受動喫煙を防ぎ、煙のない環境を整える。
<大気汚染・職場環境による有害物質の回避>
- 大気汚染による有害物質への曝露(危険に身体がさらされること)を減らすための工夫をする。
- 職場環境による有害物質への曝露を最小限に抑える。
<健康診断の受診>
- 定期的な健康診断や肺がん検診を受け早期発見・早期治療の可能性を高める。
<健康的な生活習慣の維持>
- バランスの取れた食生活を心がける。
- 適度な運動を取り入れて免疫力を高める。
肺がんに関するよくある質問
ここでは、肺がんに関するよくある質問をわかりやすく解説します。
肺がんステージ1の自覚症状は?
ステージ1の肺がんでは、がんがまだ小さく、肺内にとどまっているため、自覚症状がほとんど現れないことが一般的です。
自覚症状があった場合も症状が軽く、多くの患者さまは風邪や軽い体調不良と勘違いすることもあります。
軽い咳や少しの息切れ、胸部の違和感などが自覚症状として現れても、日常生活に支障が出ないことが多く見過ごされがちです。
そのため、早期発見のためには定期的な健康診断や胸部X線検査が重要です。
自覚症状が少ないからこそ、早期にがんを見つけるためには検診を活用することが大切です。
肺がんの咳はどんな咳ですか?
肺がんの咳は、長期間続く慢性的な咳が特徴です。
風邪やアレルギーとは異なり、数週間以上続く場合や、咳の頻度や強さが増すことがあります。
痰が絡んだ咳や乾いた咳のどちらも見られますが、どちらの場合も改善しない場合は注意が必要です。
また、痰に血が混じることがあり、これが肺がんのサインとなることもあります。
違和感を感じたら早めに医療機関を受診することが大切です。
定期的に健康チェックを行い、慢性的な咳や血の混じった痰などの初期症状を見逃さないようにしましょう。
肺がん初期治療の選択肢とは?
肺がんが初期段階で発見されると、治療の選択肢の幅が広がります。
特にステージ1の肺がんは腫瘍が小さく、肺内に限局しているため、手術でがんを完全に取り除けるケースが多いです。
治療法としては手術療法が主に用いられ、場合によっては放射線治療や化学療法も併用されます。
専門医とよく相談して最適な治療法を選ぶことが大切です。
肺がんは脳に転移しやすいって本当?
肺がんが転移しやすい場所としては、反対側の肺、骨、脳、肝臓、副腎などとされており、脳も転移しやすい場所の一つと言えます。
脳腫瘍には原発性脳腫瘍と転移性脳腫瘍があり、転移性脳腫瘍は全体の約2割で、転移性脳腫瘍の原因の60%が肺がんとされています。
肺がんの脳転移については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらも参考にされてください。
関連記事:「肺がんが脳に転移する仕組みと治療法を解説」
肺がんと6種複合免疫療法
6種複合免疫療法は、がんの新しい治療法として注目されています。
この治療法は、患者さま自身の免疫力を強化し、がん細胞を攻撃することを目的としています。
手術、化学療法、放射線治療などの従来の治療法と併用することで、治療効果をさらに高めることが期待されます。
6種複合免疫療法の特徴は、体への負担が比較的少なく、副作用が抑えられる点です。
以下、さらに詳しく6種複合免疫療法について解説します。
副作用が少ない6種複合免疫療法
「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。
①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。
②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。
そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、6種複合免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。
また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。
③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後点滴で体内に戻すという治療法です。方法は、採血と点滴だけの通院治療です。
そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。
6種複合免疫療法の治療効果
以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。
A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。
詳細は以下よりお問い合わせください。
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