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食事ががん患者に与える影響は? がんの治療中に意識したい食事のポイントや食事療法の効果について解説

病気と食事には密接な関係があることを、ご存知でしょうか。

がん治療においても、摂取する食事は治療の効果に影響を与える可能性があるため、治療中の食事選びは非常に重要です。

今回の記事では、がん治療中に気をつけるべき食事のポイントや、食事療法の効果について詳しく解説します。

また、最新の治療法の一つである「6種複合免疫療法」についても紹介します。

6種複合免疫療法は、がん免疫療法の一つです。

患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻し、がんと闘う力を高める免疫療法です。

6種複合免疫療法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:がんの免疫療法とは? 効果なしと言われる真相について解説

6種複合免疫療法の特徴

⚫︎がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがん※に対応する
⚫︎副作用がほとんどないため、体への負担が少なく治療できる
⚫︎入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

※一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。

6種複合免疫療法は患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、副作用がほとんどありません。

そのため、他のがん治療が困難な患者さまでも免疫療法によって治療が続けられる可能性があります。

がん治療の選択肢の一つとして、ぜひ6種複合免疫療法をご検討ください。

今すぐ詳細を知りたい方は、以下のバナーよりお問い合わせください。

食事ががん患者に与える影響

まず食事ががん患者さまに与える影響について紹介します。

食事は、身体機能の維持やエネルギー補給に欠かせないものですが、がん患者さまにとってはさらに重要な役割を果たします。治療でダメージを受けた組織の修復や生理機能の維持・向上、そして食事を取ることで得られる精神的な安定感、治療への前向きな気持ちのサポートにもつながります。

一方で、がん治療中は食欲不振や吐き気などの症状が出ることが多いため、精神的な負担になりやすく、誤嚥や感染のリスクも高まります。治療中は特に栄養のバランスが重要なので、できるだけストレスを感じずに食事を楽しむことが、大切なポイントです。

【手術療法】がんの治療中に意識したい食事のポイント

次に、手術療法によるがんの治療中に意識したい食事のポイントを、部位別に紹介します。

どの部位の手術であっても、以下のポイントは押さえておきましょう。

  • よく噛んで食べる
  • ゆっくり時間をかけて食べる
  • 体調に応じて食べる量を調整する
  • 消化の良い食品を食べる
  • 香辛料や濃い味付けの食べ物は控える
  • 食後すぐに運動したり横になったりしないようにする

次章以降では、手術した部位別に意識したい食事のポイントについて詳しく解説していきます

頭頸部手術後の食事のポイント

まずは、頭頸部手術後の食事のポイントを見ていきましょう。

頭頸部の手術後、嚥下機能が低下すると、飲食物が気管に入り、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクがあります。

嚥下が難しい場合は、医師や看護師、言語聴覚士、管理栄養士が患者さまの咀嚼力や嚥下機能を確認し、適切な食事を提供します。

胃・食道手術後の食事のポイント

次に、胃・食道手術後の食事のポイントを紹介します。胃の手術後は、胃の機能が落ちることが知られています。胃の手術後の食事のポイントを3つに分けて解説します。

ポイント1つ目は、食べ物を細かくすることです。食べ物を細かくして摂取して、一口ずつ良く噛んで食べることを意識しましょう。

ポイント2つ目は、食事の時間です。一回の食事は、30分以上時間をかけて食べることが大切です。また、逆流を防ぐために食べてすぐに横にならないようにしましょう。1日の食事を5〜6回に分けることをおすすめします。

ただし、体重が減らなくなったら1日3回食に戻しても良いでしょう。

ポイント3つ目は、好きなものを食べることです。術後は一時的に食欲が落ちることがあります。

ですので、食欲がないときは無理に食べずに「食べたい」と思うものを食べましょう。また、胃を手術したあとに食べてはいけないものはありませんが、硬いものや消化しづらいものは量を控えめにしてください。ただし寿司やお刺し身は鮮度の良いものを食べ、食中毒などのリスクを避けましょう。

胃・食道手術直後に控えるべき食べ物

手術直後は控えるべき食べ物は、以下の通りです。

  • きのこ
  • こんにゃく
  • 海藻
  • ごぼう
  • たけのこ
  • 山菜
  • 揚げ物
  • ジャンクフード
  • いか
  • たこ
  • 中華麺
  • 香辛料
  • 炭酸飲料
  • カフェイン
  • アルコール

 

早期ダンピング症候群は、甘いものを食べた後に発症しやすいと言われています。まんじゅうやケーキ等の甘い物は、食べてはいけないわけではありませんが、食べ過ぎないよう注意しましょう。

胃・食道手術直後におすすめの食べ物

また、おすすめの食べ物は、以下の通りです。

  • 白身魚
  • ささみ
  • 豆腐
  • 鶏卵
  • ごはん
  • うどん
  • そうめん
  • 食パン
  • じゃがいも
  • 里芋
  • 長芋
  • はんぺん
  • かまぼこ

食道の手術では食道を切除して、胃を食道の代わりにするケースが多いことが知られています。

手術後は胃の機能が落ちるため、胃の手術後と同様の意識をすることが大切です。

膵臓手術後の食事のポイント

続いて、膵臓手術後の食事のポイントを紹介します。膵臓の手術後は消化吸収機能が低下しやすいため、食事には注意が必要です。

特に、胃や腸も部分的に切除した場合には、胃腸に負担をかけない食べ方を心がけましょう。

大腸手術後の食事のポイント

次に、大腸手術後の食事のポイントを紹介します。

大腸の手術後は腸の動きが弱まり、腸閉塞が起こりやすいと言われています。なるべく食物繊維の少ない食事を取って、こまめな水分補給を心がけることが大切です。

大腸の手術後の食事では、以下のポイントを意識しましょう。

  • よく噛んで食べる
  • ゆっくり時間をかけて食べる
  • 食物繊維の多いものは控える
  • 下痢のときは十分な水分を摂取する
  • 便秘のときは水分を摂取し、適度に運動する

大腸手術直後に控えるべき食べ物

また、以下の食材は腸への負担が大きいため、大腸の手術直後には控えることが推奨されます。

  • きのこ
  • こんにゃく
  • 海藻
  • ごぼう
  • たけのこ
  • 山菜

大腸手術直後におすすめの食べ物

大腸の手術直後には、消化しやすく腸に優しい以下の食材を取り入れましょう

  • おかゆ
  • うどん
  • 食パン
  • じゃがいも
  • 長芋
  • 里芋
  • ささみ
  • 赤身
  • レバー
  • はんぺん
  • 白身魚
  • 鶏卵
  • 牛乳
  • ヨーグルト
  • かぼちゃ
  • かぶ
  • キャベツ
  • 大根
  • バナナ

【ケース別】がんの治療中に意識したい食事のポイント

ここでは、ケース別のがんの治療中に意識したい食事のポイントを解説します。

がんの治療前や、治療中に食欲がないときや吐き気があるときなど、ケース別に意識したいポイントを紹介しますので参考にご覧ください。

がん治療前の食事のポイント

がんの治療前には、治療に向けて体力や免疫力をつけるような食事をすることが大切です。

主食・主菜・副菜を揃え、さらにタンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、炭水化物などバランスよく摂取できるようにしましょう。

食欲がないときの食事のポイント

治療の副作用や後遺症だけでなく、不安や気分の落ち込みなど、心の状態によっても食欲が低下することがあります

食欲不振がある場合には、以下のポイントを試してみてください

  • 食事の量を控えめにする
  • 1日数回に分けて食べる
  • 消化に良いものを食べる
  • さっぱりとしたものを食べる
  • 口当たりの良いものを食べる
  • くさみを消す
  • 冷まして食べる
  • 食べやすいものを準備しておく
  • こまめに水分補給する
  • 主食を変える
  • 盛り付けを工夫する

吐き気があるときの食事のポイント

がんの治療の副作用によって吐き気が引き起こされるケースがあります。がんが消化器や脳に影響を与えてしまい、吐き気や嘔吐の原因となることが知られています。

吐き気を抑える薬を使うこともありますが、食事で対策を取ることも大切ですので、がん治療中に吐き気があるときの食事のポイントを紹介します。

吐き気・嘔吐があるときには、以下のポイントを試してみてください。

  • 部屋の空気を入れ替える
  • 口腔内を清潔に保つ
  • 少量ずつ食べる
  • 数回に分けて食べる
  • 自分に合った味付けにする
  • 自分に合った温度にする
  • ゆったりとした服装にする

体重減少が気になるときの食事のポイント

次に、がん治療中に体重減少が気になるときの食事のポイントを紹介します。

がん治療中に体重減少が気になる場合には、食べられるものを食べられるときに摂取するようにしましょう。また、一度に全量食べるのではなく、間食を取り入れるなど工夫しましょう。少量でもカロリーの高い食品を摂取したり、油や糖分を適度に食事に取り入れたりするのもおすすめです。

味覚や匂いの変化があるときの食事のポイント

薬物療法や放射線治療が原因となり、味覚や匂いの変化が生じることもあります。甘味、酸味、塩味、苦味、旨味などの味覚の変化によって食欲や食事の量が減り、栄養が不足してしまう可能性もあるため、注意や対策が必要です。今回は、がん治療中に味覚や匂いの変化があるときの食事のポイントを6つ紹介します。

1つ目は、食事の前に味覚を刺激することです。レモン水や炭酸水を飲んで味覚を刺激すると良いでしょう。苦味を感じる場合には、飴やキャラメルで口直しするのもおすすめです。

2つ目は、なんでも甘く感じてしまう場合の対処法です。なんでも甘く感じてしまう場合には、砂糖やみりん控え、塩や醤油、みそなどで味付けを工夫しましょう

3つ目は、なんでも苦く感じてしまう場合の対処法です。なんでも苦く感じてしまう場合には、だしやスープの旨味を生かした料理をおすすめします。食べ物を汁と一緒に摂取することで、苦味を感じづらくなるでしょう。

4つ目は、味の濃さが気になる場合の対処法です。味が濃く感じる場合には、薄味にしたりだしの味で調理します。逆に、味が薄く感じる場合には、濃い味付けや温度を人肌程度に冷まして摂取しましょう。

5つ目は、亜鉛を豊富に含む下記の食品を積極的に摂取することです。

  • 肉類
  • 魚類
  • 卵類
  • 豆類
  • 穀物
  • ココア
  • チョコレート
  • 抹茶
  • チーズ
  • カシューナッツ

などを積極的に取り入れましょう。

6つ目は、口腔内を清潔に保つことです。

口腔内の乾燥や汚れも味覚に影響を与えるため、うがいやブラッシングを欠かさずに行いましょう。

噛みにくい・飲み込みにくいときの食事のポイント

次に、がん治療中に噛みにくい・飲み込みにくいときの食事のポイントを紹介します。

がん治療中に噛みにくい・飲み込みにくいと感じた際には、以下のポイントを試してみてください。

  • 柔らかくした料理を取る
  • よく煮た料理を取る
  • 食事にとろみを付ける
  • 固形の食べ物はペースト状にする
  • 口内炎がある場合は酸味や辛みを控えた料理にする
  • 人肌程度に冷まして食べる
  • 場合によっては栄養補助食品を利用する

がんに効果のある食事療法はある?

これまでさまざまな食事法について紹介してきましたが、がんに効果のある食事療法はあるのでしょうか。食事は体力や免疫力を高めるためにも非常に重要なものです。

しかし、がんと診断された後に食生活を変えたからといって、がんが治るという科学的根拠はありません。ここでは、よく噂される「がんの治療に効果がある」とされる食事療法について詳しく紹介します。

サプリメント

「がんの治療に効果がある」と噂されやすい食事療法1つ目は、サプリメントです。結論から申しますと、がんを治療できるサプリメントはありません。

がんに影響があるとされて研究されている植物由来の化学物質はあるが、それらを全て含んだサプリメントは存在しません。サプリメントはあくまでも、普段の食事を補助するものとして摂取することをおすすめします。またサプリメントによっては薬剤の効果を弱める作用があるものもあるので、サプリメントを摂取する前には必ず医師に相談しましょう。

糖質制限

「がんの治療に効果がある」と噂されやすい食事療法2つ目は、糖質制限です。結論から申しますと、糖質制限でがんを治療できるという根拠はありません。人によっては糖質制限をすることで体調が悪くなるケースもあるため、がんの治療中に過度な糖質制限をするのは控えるのが良いでしょう。

マクロビオティック

「がんの治療に効果がある」と噂されやすい食事療法3つ目は、マクロビオティックです。マクロビオティックとは、穀物・野菜・海藻などを中心とする日本の伝統食を大切にする思想のこと。季節・体調に合わせた食事と考え方で、健康を守る目的があります。

また、健全で平和的に過ごすことができるというのもマクロビオティックの考え方です。ヘルシーかつ理想的な食生活ですが、マクロビオティックががんに有効だという根拠はありません。マクロビオティックによってビタミンやカルシウムなどが不足してしまう恐れがあるため、取り入れる際は注意しましょう。

【まとめ】がんの手術後に控えるべき食べ物

最後に、もう一度がんの治療中に控えるべき食べ物を整理しておきます。

胃・食道手術後

胃や食道の手術後は、消化に負担がかかる以下の食べ物は控えましょう。

  • きのこ
  • こんにゃく
  • 海藻
  • ごぼう
  • たけのこ
  • 山菜
  • 揚げ物
  • ジャンクフード
  • いか
  • たこ
  • 中華麺
  • 香辛料
  • 炭酸飲料
  • カフェイン
  • アルコール

特に甘いものの過剰摂取は、早期ダンピング症候群を引き起こす可能性があるため、まんじゅうやケーキなどの摂取量には注意しましょう。

大腸手術後

大腸手術後も腸に負担をかける以下の食べ物は控えましょう。

  • きのこ
  • こんにゃく
  • 海藻
  • ごぼう
  • たけのこ
  • 山菜

手術後は、食欲の低下がみられることもあります。無理をせず消化に良いものを取り入れながら「食べたいものを食べる」という心の余裕も大切にして、回復をサポートしましょう。

がんの術後は食事に気をけましょう

今回の記事では、食事ががん患者さに与える影響について解説しました。

がんの治療中に食欲不振や嘔気、嘔吐がある場合には、無理をせず自分のペースを維持しながら食事をしましょう。

どんな場合でも、よく噛むこと、ゆっくり食べること、体調に応じて食べる量を調整することは大切なポイントですので、ぜひ覚えておいてください。また、がん治療に有効だとされる食事法の中には、治療に影響を及ぼす可能性があるものも存在します

新しい食事法を取り入れる際には、必ず医師に相談しながら慎重に取り入れるようにしましょう

もし「食事を変えるだけでは、がん治療の効果に影響が出るまで時間がかかりそう」と心配な方は「6種複合免疫療法」を検討されるのはいかがでしょうか。

同仁がん免疫研究所は、免疫療法の一つである「6種複合免疫療法」を提供しています。

6種複合免疫療法の細胞培養イメージ画像

6種複合免疫療法の特徴

  • がん3大療法との併用が可能。ほぼ全てのがん※に対応
  • 副作用が少なく、続けやすい療法
  • 厚生労働省の許可を受けた施設で細胞培養を行う

※一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。

医療機関での治療の流れ

6種複合免疫療法・治療の流れ

医療機関での採血後、血液は細胞加工センターへ送られ、ここで患者さまのがんに特化したオーダーメイドの培養を行います。

約3週間後、増殖・活性化された免疫細胞は治療用バッグに入れられ、採血をした医療機関で投与が行われます。

6種複合免疫療法の治療効果

以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。

6種複合免疫療法・判定基準

A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。

また、6種複合免疫療法の特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。

以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。

6種複合免疫療法・対応がん種

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6種複合免疫療法についてさらに詳しく知りたい方は、こちらよりご相談ください。

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