がん免疫療法コラム

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がんとレジリエンスの概念

がんは精神的にも問題となる疾患

がんと診断されることは、患者さんにとって非常に精神的ショックが伴います。

がんと診断された事実に対して受け入れたり、適応したりすることは非常に難しいことです。

がんの診断後に、適応障害や抑うつ、不安症状がみられる患者は、40%以上も存在すると報告されています。

がんの治療中に発症する精神的症状は、適応障害は13〜18%、抑うつや不安は4〜5%の患者でみられるとも報告されており、日常生活への影響や自分らしく生活できないと言った人生における意味というものにも影響する可能性があります。

そのため、がんと診断されてからは精神面でのサポートを行うことが重要です。

 

レジリエンスは困難に対して適応や成長を導く力

レジリエンスは、人が直面する困難に対して状況に対する適応を目指す力です。

近年では、精神医学領域や心理学領域で、レジリエンスが研究され、心理的ショックや災難のような出来事の後に素早く立ち直り、困難に前向きに立ち向かえるようにサポートすることも注目されています。

本来、人間は、レジリエンスを持っており、周囲からの働きかけや適切な支援によって引き出せるものとされています。

患者さんのレジリエンスを引き出すことで、QOLの向上と前向きに治療を受けることも可能です。

 

がん治療にソーシャルサポートは不可欠

がんと診断されてからも精神的ショックを乗り越えて、自分らしく生活をしながら治療を続けていくためにはレジリエンスを獲得する必要があります。

患者さんの精神的サポートとして、臨床心理士のカウンセリングや精神科医との連携、看護師によるケアなどさまざまな職種が連携していくことも患者さんのレジリエンスを引き出すことにも重要です。

精神的サポートを受けてレジリエンスを獲得することで、がんと診断されてから起きる適応障害や抑うつ、不安などの精神的不調を抑えて、自分らしく生活を継続し、意味のある人生を歩む手助けにもなります。

 

免疫療法などがん治療は進歩している

がん治療において、精神面や身体面、死生観に関するスピリチュアル的な苦痛に対して緩和療法を並行して行うことも多くなっています。

従来の化学療法や放射線療法、外科手術などの治療法に加えて、免疫療法などでも新しい治療法や新薬も開発されています。

がんと診断されても生存率は高まっており、治療と並行してさまざまなサポートを受けることも可能です。

がんに対して不安や悩みがある場合は、主治医や看護師、ソーシャルワーカーなどに相談してみてください。

 

参考URL

がん体験者のレジリエンスの概念分析
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kmj/61/2/61_2_135/_pdf/-char/ja

緩和的放射線療法を外来通院で受けるがん患者のレジリエンスを獲得するプロセス
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900117467/13448846_19-1_1.pdfhttps://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900117467/13448846_19-1_1.pdf

適応受容・適応ーがん患者を中心にー
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrmc/57/10/57_57.936/_pdf

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