がん免疫療法コラム

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性病を放置しているとがんになる可能性も!

性病は放置しているとがんへと進行するものがある

性病は、性行為によって感染する病気です。若い人に感染者が多いイメージがありますが、血液を介して感染するものもあるので年配の方でも輸血や血液製剤などで感染するリスクがあります。特に、製品管理が十分ではなかった時代に輸血などの治療を受けた方には、知らないうちに性病に感染している方もいます。

性病の中には、自覚症状に乏しく、長い年月をかけてがんへと進行するものも存在するので注意が必要です。

がんへと進行する性病は?

がんへと進行する性病として代表的なものは、B型肝炎やC型肝炎があります。

B型肝炎やC型肝炎は、感染初期は風邪のような症状が見られることもありますが、自覚症が乏しく、20〜30年かけて肝臓がんへと進行するので注意が必要です。

子宮頸がんの原因として最も多いものとして「ヒトパピローマウイルス」というウイルスが原因です。ヒトパピローマウイルスは、男女の性的な接触によって感染する性病の一つです。ほとんどは自然治癒しますが、1割ほどの割合で長期持続して子宮頸がんへと進行します。

そのほかにも、成人T細胞白血病やHIVなどがんへと進行する性病は存在します。多くの場合、適切な治療をすることで完治することもありますが。治療が難しいものもあるので性病の予防をおこなうことが大切です。

 

がんを防ぐには早めの治療が重要

がんへと進行する可能性のある性病の多くは、早期に治療することでがん化を防ぐことが可能です。C型肝炎は、以前は非常に治療が難しい病気でしたが、特効薬が開発されたことで一定期間、治療薬を服用することで完治できるようになりました。HIVについても体内からウイルスを完全に排除できませんが、AIDS発症を予防できるので寿命を全うできるようになりました。

がんへと進行すると性病の治療以上に治療の難易度が高くなるので注意が必要です。そのため、性病を早期に発見して治療することでがん化を防ぐことにつながります。

 

気になることがあれば医療機関へ

がんへと進行する性病は、感染しても自覚症状がほとんどないものが多いです。自覚症状が少ないため、気づいたらがんへと進行していることも少なくありません。性病に感染してから症状が進行すると治療が難しくなることもあるので、早期発見、早期治療が重要です。

心当たりのある行為をした場合や過去に輸血や血液製剤を使用した治療を受けた場合は、一度検査してみると良いでしょう。

子宮頸がん,公益社団法人日本婦人腫瘍学会
https://jsgo.or.jp/public/keigan.html

成人T細胞白血病とは,国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/326-atl.html

HIV/エイズ,東京都性感染症ナビ
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/seikansensho/knowledge/hiv_aids/index.html

C型肝炎,国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/322-hepatitis-c-intro.html

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