がん免疫療法コラム

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Vol.182 AIの進歩によって医療技術は加速する

AI技術が医療の現場でも応用されている

近年では、デジタル技術の進展は目覚ましいものがあります。日常生活における利便性もデジタル技術によって向上し、デジタル技術に関わらずに生活することも難しくなっています。

もちろん、医療の現場でもデジタル技術の普及は例外ではありません。オンライン診療の規制緩和や電子カルテの普及、医療情報を用いた診療支援システムなどデジタル技術の応用は、非常に早いスピードで進んでいます。

特に、AI(人工知能)の医療における応用は、医師による診断の質を向上させるだけでなく、医師の負担を軽減することが期待されています。

例えば、ゲノム治療や画像診断など非常に高い専門性が必要とされる治療では、専門性やスキル習得に非常に負担がかかることがデメリットです。

しかし、AI技術によって診断を支援してもらうことで、医師の負担を減らすだけでなく、誤診などの可能性を減らすことも可能です。

 

新型コロナウイルスワクチンの早期実用にはAI技術が関わっている

新型コロナウイルスワクチンが早期に実用化されたことは多くの人が記憶しているでしょう。

従来であれば、ワクチン開発には非常に長い期間が必要とされてきましたが、AI技術が応用されることで開発期間が大幅に短縮されました。

新型コロナウイルスワクチンは、「mRNAワクチン」に分類されるワクチンです。mRNAワクチンを開発するためには、複雑なタンパク質の構造を解明する必要がありました。従来は、複雑なタンパク質の解析は非常に手間がかかり、膨大な時間と多くの人員を必要としました。

しかし、AI技術を活用することで、非常に短期間でタンパク質の構造が解析され、新型コロナウイルスワクチンの早期実用化につながりました。

 

AI技術によってワクチンや治療薬の開発期間は短縮される

ワクチンだけでなく、医薬品の開発も膨大な費用と時間がかかるものでした。本来、医薬品の開発には、1000万〜10億種類の化合物から治療効果が期待されるものを発見する作業が必要です。また、治療効果の可能性があったとしても安全性の評価や各種試験してから解析する手間もあります。

しかし、AIは、膨大なデータから必要な情報を抽出、分析することを得意としています。人間がおこなうと時間がかかることでもAIを活用することで、効率よく医薬品開発を進められます。

 

がん治療を飛躍的に進化させることにも期待

がん治療においてもAI技術の導入が進められています。

がんが発生する理由として遺伝子の変異があります。がんの発生原因となる遺伝子変異を特定することで、事前にがんを予防することも可能となるかもしれません。

少量の血液からさまざまなバイオマーカーを解析し、診断を補助するAIが開発されることで、がんを早期発見することも可能です。

これからAI技術の開発が進むことで、がん治療も大幅に進化することも期待できます。

 

参考文献

https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/shoujo/kenko_iryo_joho/pdf/003_03_02.pdf

https://www.mitsui.com/mgssi/ja/report/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/03/16/2103m_kato.pdf

https://jpn.nec.com/press/202204/20220408_02.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000067873.html

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