がん患者様のためのお役立ちブログ
末期がんでも治る? 生存率や検討したいケア・治療法について解説
皆さまは「末期がん」について、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
「末期」というくらいだから、もう治ることはないのだろう、と考えられている方も、一定数はいらっしゃることでしょう。
これまで、さまざまな治療を繰り返され、手を尽くした結果として宣告されてしまった「末期」という言葉は、ご本人にとって、そしてご家族にとって、あまりに重いものだと思います。
しかし、そうであったとしても、諦めきれない気持ちはどうしても捨てられないものです。
「もし、何かしらの可能性が残されているのなら、もう少し頑張りたい」
「元気だったあの頃のように、また家族との時間を楽しく過ごしたい」
そんなお声を、同仁がん免疫研究所では毎日たくさん頂いております。
だからこそ、まだ残されている「可能性」に気づくことなく、知らないままになっていただきたくはないのです。
今回は、末期がんについて詳しく解説させていただき、最後には、同仁がん免疫研究所が提供する「可能性」として、6種複合免疫療法について、ご案内させていただきます。
末期がんについてはすでにご存知という方も多いと思いますので、それよりも一刻も早く6種複合免疫療法について知りたい、という方は、こちらからお願いします。
INDEX
末期がんとは
そもそも末期がんとは、どのようながんのことを指すのでしょうか。
実は、末期がんには、明確な定義はありません。
一般的にはステージ4のがん、つまりがん細胞が他の臓器に転移している状態のことを、末期がんと呼ぶことが多いです。
がんのステージは、0〜4の5段階に分けられます。
そのほかにがんが進行もしくは再発して有効な治療の手段がなくなり、余命が短い状態のことを末期がんと呼ぶこともあります。
末期がんでも治る?
では、他の臓器に転移している状態の末期がんでも、治るケースはあるのでしょうか。
結論から申し上げますと、末期がんが100%治るという確証がある治療法はありません。
しかし、前述のように『末期がん』という言葉は、がんの進行度合いを示すものであり、末期がんだからといって『短期間で絶対に亡くなってしまう』というわけではないのです。
実際に、医師から余命宣告を受けた後も、長くご存命の方もいらっしゃいます。
ステージ4と宣告された方のその後の生存率
続いて、ステージ4と宣告された方のその後の生存率についてご紹介します。
「生存率」という表現について、不愉快に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、これはあくまで「客観的な指標」です。
次章以降、ステージ4の主ながんの5年〜10年生存率を表として示しますが、これらはあくまで一つの目安であるとご認識いただければと思います。
5年生存率
まずは、ステージ4のがんの5年生存率です。
(参考:がんの統計2023 公益財団法人 がん研究振興財団)
10年生存率
次に、ステージ4のがんの10年生存率です。
(参考:がんの統計2023 公益財団法人 がん研究振興財団)
以上の数字をご覧いただければ分かる通り、ステージ4のがんであっても、10年間生きられる方は、かなりの割合でいらっしゃいます。
その差がどこで出るのかと言えば、症状の差もあるでしょうし個人差もあります。
そして、治療法も全ての人が共通ではないため、その治療内容によって差が生まれる可能性も、もちろんあるのです。
末期がんの治療法の選択肢
末期がんの治療法やケアには、いくつかの選択肢があります。
一般的に、抗がん剤治療や放射線治療は強い副作用が生じるため、末期がんにおいて選択されるケースは多くありません。
その事実を踏まえ、ここではそれ以外の治療法やケアについて解説します。
緩和ケア
末期がんにおいて、まず考えておきたいのが、緩和ケアです。
何よりも緩和ケアは、患者さまご本人の精神的・肉体的苦痛を和らげることを目的としています。
公益社団法人 日本WHO協会では緩和ケアについて、以下のように記述されています。
緩和ケアは、身体的、心理的、社会的、または霊的な側面を含めて、生命を脅かす疾患がもたらす困難を抱える患者とその家族の生活の質を改善します。そして介護者のQOLも改善します。
またこの他に、
・年間、4000万人が緩和ケアを必要としていると推定されていますが、その78%が低・中所得国に住んでいます。
・世界中で、緩和ケアを必要とする人のうち、そのケアを受けているのはわずか約14%です。
・モルヒネをはじめとして必要な緩和ケア用の薬剤を必要以上に制限する規制は、適切な緩和ケアの普及を妨げています。
・普及を改善するためには、医療専門家に対する緩和ケアに関する適切な国の政策、プログラム、資源、および研修が緊急に必要です。
・人口の高齢化、非伝染病や一部の伝染病の増大などにより、緩和ケアの世界的ニーズは今後も高まりつつあります。
・緩和ケアを早期に行うことで、不必要な入院や保健サービスの利用を減らすことができます。
・医師、看護士、サポートワーカー、パラメディカルスタッフ、薬剤師、理学療法士、そしてボランティアなど、それぞれの立場で重要な役割を果たす専門家が、患者とその家族を支援する緩和ケアサービスに必要です。
と述べています。
(引用:公益社団法人 日本WHO協会)
がんによるつらさや不安は、多岐にわたります。
- 体のつらさや痛み
- 将来への不安
- 家族や家庭に対する不安
- 仕事に対する不安
- 責任感
これらのつらさを少しでも和らげてあげられるよう取り組むのが、緩和ケアの目的です。
緩和ケアによって痛みが軽減され、体調や気持ちの落ち込みが改善される可能性もあるため、患者さまの症状や状態によっては有効な治療法と言えます。
免疫療法
緩和ケアで心身ともに苛まれる『苦痛』を和らげることは非常に大切ではあるものの、それが根本的な治療になるわけではありません。
そこで、ぜひ検討していただきたいのが、免疫療法です。
免疫療法とは、治療を受ける方の体に元々備わっている免疫細胞を利用して、がんを治療する方法です。
免疫療法は主に以下の治療法があります。
1つ目は、免疫チェックポイント阻害薬による治療法です。
免疫チェックポイント阻害薬は、T細胞やがん細胞のアンテナに作用し、免疫にブレーキがかかることを防ぐ薬です。
また、免疫チェックポイント阻害薬にはさまざまな種類があり、それぞれ対応するがんが異なります。
ただし、さまざまな副作用が起こる可能性があるため注意が必要です。
主な副作用として疲労、そう痒症、発疹、悪心、食欲減退などが挙げられます。
2つ目は、免疫細胞療法です。
免疫細胞療法とは、免疫(免疫細胞が攻撃する力)を強める効果がある治療法です。
免疫細胞療法のメリットとしては、患者さまへの副作用が比較的少ないという点が挙げられます。
そのため、体力が落ちている方でも、精神的・肉体的負担を最小限にすることができます。
また、他の治療やケアとの併用も可能で、緩和ケアとの相性も非常に良い、という点も大きなメリットです。
免疫細胞療法にはさまざまな治療法がありますので、次章以降で以下の6つの免疫細胞療法について、詳しく解説します。
- 樹状細胞ワクチン療法
- エフェクターT細胞療法
- NK細胞療法
- アルファ・ベータT細胞療法(αβT細胞療法)
- ガンマ・デルタT細胞療法(γδT細胞療法)
- 6種複合免疫療法
樹状細胞ワクチン療法
紹介する免疫細胞療法の1つ目は、樹状細胞ワクチン療法です。
樹状細胞ワクチン療法では、樹状細胞のもととなる単球を培養・活性化させることで、がん細胞にアプローチします。樹状細胞は、がんの目印を最初に確認し、その特徴を免疫細胞であるリンパ球に伝える役割を担っています。
樹状細胞ワクチン療法は、副作用が少なく転移しているがんにも効果が期待できます。
極稀な副作用として、一過性の発熱や注射部位の発赤などが見られることがあります。
エフェクターT細胞療法
紹介する免疫細胞療法の2つ目は、エフェクターT細胞療法です。
エフェクターT細胞療法は、がん細胞への攻撃力を強めるために患者さまのT細胞を体の外に取り出して行います。
取り出したT細胞にがん細胞の目印を見分ける遺伝子を組み入れ、増殖させ再び体の中に戻します。
エフェクターT細胞療法の一つに、CAR-T細胞療法があり、T細胞を取り出してがん細胞を攻撃するCAR(キメラ抗原受容体遺伝子)-T細胞に変えて増やし、患者さまの体に戻して治療を行います。
現在国内で保険診療として受けることができるエフェクターT細胞療法は、CAR-T細胞療法のみです。
治療ができる施設は限られていますので、主治医とよく相談し治療を検討しましょう。
NK細胞療法
紹介する免疫細胞療法の3つ目は、NK細胞療法です。
NK細胞療法では自身の免疫細胞を用いてがん細胞にアプローチします。
NK細胞は、がん細胞を発見すると真っ先に単独で攻撃する能力を持っています。
特殊なNK細胞培養培地を用いることで、効率的に高い細胞殺傷能力を持ったNK細胞の培養が可能です。
副作用の心配が少ないこと、侵襲の少ない治療法であることがメリットとして挙げられます。
抗がん剤治療のように、吐き気や食欲不振などの副作用に悩まされることもないでしょう。
アルファ・ベータT細胞療法(αβT細胞療法)
紹介する免疫細胞療法の4つ目は、アルファ・ベータT細胞療法(αβT細胞療法)です。
アルファ・ベータT細胞療法(αβT細胞療法)では、リンパ球を分離して、T細胞の表面にあるCD3という分子を刺激して、T細胞を活性化させます。
安全性が高く、ほぼ全てのがんに適応できるという特徴がありますが、必ずしも副作用が出ないというわけではありません。
ガンマ・デルタT細胞療法(γδT細胞療法)
紹介する免疫細胞療法の5つ目は、ガンマ・デルタT細胞療法(γδT細胞療法)です。
ガンマ・デルタT細胞療法(γδT細胞療法)は、T細胞の中に数%あるガンマ・デルタT細胞という免疫細胞を使用する治療法です。
ガンマ・デルタT細胞はがん細胞に対して、とても高い殺傷能力を持っており、高い治療効果が期待できる比較的新しい治療方法として注目を集めています。
まれに発熱などの副作用が出現することがあります。
6種複合免疫療法
最後に、6種複合免疫療法について解説します。
6種複合免疫療法は、免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻す療法です。
がん細胞の「発見」「認識」「攻撃」など、それぞれの役割を持つ免疫細胞を同時に増殖し、活性化することで、より効果的にがん細胞と闘えるように免疫力を高めてくれます。
また、6種複合免疫療法は、手術や抗がん剤治療、放射線治療が難しい転移・再発したがんに対しても効果が表れるケースもあります。
当研究所の免疫療法は、患者さまご自身の免疫細胞を利用するため、副作用がほとんどないという大きな利点があり、抗がん剤治療や放射線治療のように大きな負担を強いることもなく、生活の質を向上することができます。
状態に合わせ、抗がん剤治療・放射線治療と併用することも可能ですし、他に温熱療法や漢方、鍼治療、ビタミン療法などとも併用できます。
治療は入院ではなく通院で行い、点滴時間も20〜30分と短めです。
現在他の病院に入院中の患者さまでも、外出許可を得て通院が可能でしたら、提携医療機関で治療を受けることができます。
そんな、患者側にとって都合のいい治療法が本当にあるのか、実際に効果があるのか、と不安に思われる方もいらっしゃるでしょう。
次に、6種複合免疫療法の効果についても解説します。
6種複合免疫療法の治療効果
実際の、6種複合免疫療法の治療効果については以下の通りです。
A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の非常に大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で治療したがんの一部です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。
これが「末期がん」に対して、当研究所がご提供できる「可能性」です。
詳しい内容については、以下よりお問い合わせください。
ただ、少しお待ちください。
6種複合免疫療法には注意点も存在します。
不安があると、気持ちよく前に進むことができないと思いますので、この場でデメリットもしっかり認識していただきたいと思います。
6種複合免疫療法のデメリットは「治療費」
6種複合免疫療法は、厚生労働省の許可を受けた細胞培養施設にて、極めて高度な安全管理体制のもとで細胞培養を行っておりますが、保険適用外の自由診療となります。
また、がん保険の「先進医療特約」も利用することができないため、どうしても費用は高額になってしまいます。
副作用も少なく、他の治療法との併用も可能という大きなメリットがある反面、どうしても費用が高くついてしまうというわけです。
治療費の負担感には個人差があるとは思いますが、一般的な保険適用の治療費から考えれば、やはりどうしても「高額」という印象は否めません。
そのため、メリットとデメリットを十分に考慮していただきたいと思います。
ですが、逆に言えば、治療費以外にはメリットの方が非常に大きいということができ、治療費の負担が気にならない方にとっては、非常に魅力的な選択肢と感じていただけると思います。
まとめ
「末期がん」という言葉は、非常にネガティブなイメージを、患者さまご本人にもご家族にも与えてしまいますが、実際にはイメージとやや異なる、という事実をまずは認識していただきたいところです。
ご家族が前向きになれば、ご本人もきっと少なからず気分は和らぐと思いますし、それが治療全体にもいい方向に出るケースは少なくありません。
がんの治療は本当に、ご家族も含めた全員にとって、とてもつらいものだと思いますが、同仁がん免疫研究所は「可能性」を提供できます。
がんと闘う免疫細胞を、厚生労働省の許可を受けた細胞培養施設にて、約3週間で「1,000〜2,000万個」の細胞を「20億〜50億個」まで培養できます。
まずは今すぐ、詳しい内容をお問い合わせください。専任スタッフより丁寧にご説明します。
6種複合免疫療法に関する詳細は、こちらよりご確認ください。
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