がん患者様のためのお役立ちブログ
皮膚がんのステージ4とは? 生存率や余命、治療法について詳しく解説
皮膚がんは、私たちの身近に潜む可能性のある病気の一つです。
初期の段階では、シミやほくろとの区別が難しく、気づかないうちに進行してしまうこともあります。
皮膚がんにはさまざまな種類がありますが、特に注意が必要なのが悪性黒色腫(メラノーマ)です。
これは非常に悪性度が高く、早期に発見・治療しなければ全身に転移するリスクが高いがんです。
今回は、皮膚がんの中でもステージ4に焦点を当て、その基本的な情報、現れる症状、選択される治療法、そして転移や再発のリスクについて詳しく解説していきます。
【がんの治療の選択肢としておすすめする「6種複合免疫療法」】
副作用が少なく、他の治療と併用できる!
6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。
治療法は採血と点滴だけの通院治療です。
6種複合免疫療法をおすすめする理由
- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。
INDEX
皮膚がんとは?
皮膚がんとは、皮膚の細胞が異常に増殖してできる悪性腫瘍の総称です。
皮膚は体の表面にあり、紫外線や刺激を直接受ける部位であるため、がん化しやすいとされています。
皮膚がんは、がん化する細胞の種類によってどの種類か分類され、進行の速さが異なります。そのため、それぞれ性質や治療方針が異なります。
皮膚がんの主な種類と特徴は以下のとおりです。
種類 | 特徴 |
基底細胞がん | ゆっくり進行し転移しにくいが、再発しやすい。顔や首に多く発生しやすい。 |
有棘細胞がん | 紫外線や外傷などが原因。リンパ節や内臓に転移することがある。 |
悪性黒色腫(メラノーマ) | メラノーマとも呼ばれる。非常に進行が早く、転移しやすい。命に関わる可能性が高い。 |
ボーエン病 | 表皮内にとどまる初期のがん。湿疹や乾癬と間違われやすい。 |
パジェット病 | 外陰部や乳房周囲に発生しやすい。湿疹のような見た目で気づきにくい。 |
皮膚リンパ腫 | リンパ系のがんが皮膚に現れる。かゆみや紅斑、腫瘤など多様な症状を示す。 |
皮膚がんは見た目で発見されやすいものの、初期段階では良性の皮膚疾患と区別がつきにくい場合があります。
そのため、気になる症状がある場合は早めに皮膚科を受診することが重要です。
皮膚がんのステージと症状
皮膚がんは進行度や転移の有無によってステージ1から4までに分類されます。
ここでは、ステージごとの代表的な症状や特徴を解説します。
皮膚がんステージ1(Ⅰ期)の特徴と症状
皮膚がんのステージ1は、がんが皮膚の浅い層にとどまっている初期段階であり、他の部位への転移は認められません。
この段階では、がんのサイズも比較的小さく、見た目の変化も小さいことが多いため、良性のシミやほくろと区別がつきにくいことがあります。
皮膚がん ステージ1の症状
- 皮膚の一部が盛り上がる
- 色が濃くなる(茶色や黒、赤など)
- 光沢のある小さな腫瘤
- 痛みやかゆみがほとんどない
皮膚がんステージ2(Ⅱ期)の特徴と症状
皮膚がんのステージ2は、腫瘍が皮膚の深い層にまで進行しており、大きさも直径2cmを超えることが多い段階です。
この時点ではリンパ節や他の臓器への転移は認められません。
皮膚がん ステージ2の症状
- 大きめのしこりや色調の異常
- 表面のただれ・出血
- 軽い痛みやかゆみ
皮膚がんステージ3(Ⅲ期)の特徴と症状
皮膚がんのステージ3では、がんが皮膚の深部にまで浸潤し、周囲のリンパ節に転移が認められる段階です。
腫瘍自体も大きくなり、しこりが硬く盛り上がる、皮膚表面が潰瘍化する、出血やかさぶたが繰り返されるといった症状が目立つようになります。
皮膚がん ステージ3の症状
- 腫瘍の潰瘍化・出血
- リンパ節の腫れ・しこり(わきの下や首など)
- 強い痛み・炎症反応
皮膚がんステージ4(Ⅳ期)の特徴と症状
皮膚がんのステージ4は、がんが皮膚やリンパ節にとどまらず、肺・肝臓・脳・骨などに遠隔転移している末期段階です。
皮膚がんの末期には、腫瘍が大きく崩れ、潰瘍や出血、感染による悪臭や膿の排出が目立つようになります。
皮膚表面の症状だけでなく、がんが肺や骨、脳、肝臓などに転移すると、それぞれの部位に応じた重い症状が現れます。
例えば、呼吸困難、骨の激痛、頭痛や意識障害などがあり、日常生活に深刻な支障をきたすようになります。
皮膚がん ステージ4の症状
- 潰瘍や強い出血、膿の排出
- 遠隔転移の症状(咳、頭痛、骨痛など)
- 全身衰弱・体重減少
皮膚がんのステージごとの5年生存率と余命
皮膚がんの5年生存率や余命は、がんの種類や進行度によって大きく異なります。
以下は、皮膚がん(特に悪性黒色腫)におけるステージ別の5年生存率の目安です。
ステージ | 5年生存率(目安) |
ステージ1 | 約90%以上 |
ステージ2 | 約70〜80% |
ステージ3 | 約40〜60% |
ステージ4 | 約15〜20% |
皮膚がんの転移先と主な症状
皮膚がんは初期の段階では皮膚表面にとどまっていることが多いものの、進行するとリンパ節や内臓へ転移する可能性があります。
特に悪性度の高い悪性黒色腫(メラノーマ)は、早期から血液やリンパの流れに乗って遠隔転移を起こしやすく、注意が必要です。
がんが転移すると皮膚のみの症状にとどまらず、転移先の臓器に応じたさまざまな症状が現れます。
主な転移先とその症状は以下のとおりです。
転移先 | 主な症状 |
リンパ節 | 腫れ、しこり、圧痛 |
肺 | 咳、息切れ、血痰 |
骨 | 持続的な骨の痛み、骨折しやすくなる |
肝臓 | 倦怠感、黄疸、腹部膨満感 |
脳 | 頭痛、めまい、けいれん、意識障害など神経症状 |
転移が進んで全身に及ぶと治療は難しくなる傾向がありますが、最近では免疫療法や分子標的薬といった新しい治療も行われています。
関連記事:「メラノーマ(悪性黒色腫)とは? 爪への発症は心配しすぎ? 見分け方や症状、治療法について解説」
皮膚がんステージ4の治療法とは
近年では、従来の抗がん剤治療に加えて免疫療法や分子標的治療が重要な選択肢となっています。
皮膚がんステージ4の代表的な治療法は以下のとおりです。
治療法 | 特徴 |
免疫チェックポイント阻害薬 | がん細胞による免疫細胞の抑制を解除し、免疫細胞ががん細胞を攻撃できるようにする |
分子標的薬 | 特定の遺伝子変異に対して選択的に作用する薬剤 |
化学療法 | がん細胞を攻撃・破壊する |
放射線療法 | 痛みや出血など局所症状の緩和、転移部位への対応に有効 |
緩和ケア | 痛み・呼吸困難・不快感を和らげるためのサポート |
患者さまの状態やがんの性質に応じて、複数の治療法を組み合わせる集学的治療が行われることもあります。
皮膚がんと免疫療法
近年、皮膚がんの治療において大きな注目を集めているのが「免疫療法」です。
特に悪性黒色腫(メラノーマ)では、進行や転移が早いため、従来の治療法だけでは十分な効果が得られないことも少なくありません。
そこで登場したのが、患者さま自身の免疫力を高めてがん細胞を攻撃させるというアプローチをとる免疫療法です。
代表的なものとしては、免疫チェックポイント阻害薬(例:ニボルマブやペムブロリズマブ)があり、がんの進行を抑え、治療の可能性を広げるとされています。
さらに近年では、免疫療法の効果を最大限に引き出すために、複数のアプローチを組み合わせた「6種複合免疫療法」という治療法も注目されています。
以下、6種複合免疫療法について、さらに詳しく解説します。
副作用が少ない6種複合免疫療法
「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。
①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。
②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。
そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、6種複合免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。
また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。
③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後点滴で体内に戻すという治療法です。方法は、採血と点滴だけの通院治療です。
そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。
6種複合免疫療法の治療効果
以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。
A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。
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