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がんの再発への不安が消えないときはどうすればよい? 不安との向き合い方をご紹介

がんは再発する可能性のある疾患です。「がんが再発するかもしれない」と不安を抱えている方も多くいらっしゃいます。

今回は、がんの再発への不安が消えない際の対策方法を紹介します。がん治療を終えた方、がんの再発に関して不安を抱えている方は、ぜひ参考にご覧ください。

がん治療を終えても再発への不安から心の病気になってしまうことも


がん治療を終えても、再発するかもしれないという不安が消えない人は多くいます。

がん治療を終えた人でも、再発への不安から以下のような心の病気になりやすいことも。

  • 適応障害
  • うつ病
  • 不安症
  • 不眠症…など

 

各疾患について、簡単に解説します。

適応障害は、はっきりとした理由に対して情緒面に症状が現れてしまう病気です。憂鬱感、不安感、過剰な心配、涙が出る、絶望感を感じるなどの状態が続いてしまいます。行動面に症状が現れる場合もあり、日常生活に影響を及ぼすこともあるでしょう。

うつ病は、抑うつ気分や興味や喜び・興味関心の喪失といった症状を呈します。身体面に不調をきたすこともあり、頭痛、吐き気、食欲不振、易疲労、不眠なども深刻な症状です。

不安症は、過剰な不安を感じてしまう病気です。身体症状を呈することもあります。不安感とともに動機、呼吸困難、震え、発汗などの身体症状が生じることもあります。

不眠症は、眠れなくなってしまう病気です。睡眠が十分に取れない状況が続き、日常生活にも影響を及ぼしてしまいます。眠れない状況が続く際には、医療機関を受診しましょう。

再発の不安が消えないときの向き合い方


続いては、がんの再発への不安が消えないときの向き合い方を紹介します。がんが再発するかもしれないという不安や恐怖がある中で、どのように不安と向き合って生活していくかを見ていきましょう。

不安の種類はさまざまです。まずはどのような不安を抱えているのか、状況を整理しましょう。

例えば、経済的な不安を抱えているとします。経済的な不安に関しては、公的な制度を利用することで不安の解消に繋がる可能性があります。高額療養費制度や傷病手当金の使用を検討しましょう。

家族との関係性に不安を感じる場合は、率直に話し合い協力してもらうことが大切です。家事の負担や子育てなど、家庭によって事情はさまざまです。両親や祖父母の協力を仰ぐことも検討しましょう。

仕事に関して不安を抱えている方もいるかと思います。まずは上司に病気について相談し、会社として行っている支援はないか確認しましょう。治療についても情報を共有しておくことで、職場からの理解が深まるでしょう。

より具体的な悩みに対するアプローチを、次章以降で詳しく解説します。

がんの再発率や再発したときの対応について調べる

再発の不安が消えないときは、がんの再発率や再発したときの対応について調べることをおすすめします。

人が不安や恐れを感じるのは、よく分からないことに直面した時です。がんの再発について「なるべく考えたくない」と目をそらしたくなるかもしれません。

ですが、知らないからこそ不安になりやすいということを念頭に置きましょう。がんの再発率や再発した場合の治療法などについて調べて、正しい知識を得ることで具体的な対策や準備ができます。

自分でインターネットや書籍で調べるのも良いですが、主治医から具体的な内容や再発リスクを抑えるための方法を聞くのがおすすめです。再発率や再発リスクを抑えるための対策についてより詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。「癌 再発 率 2 年 以内 」「がん 転移 再発

気になることは主治医に相談する

再発の不安が消えないときは、主治医に相談することをおすすめします。がん治療を終えた後は、少しの発熱や頭痛などでも「がんが再発してしまったのでは」と考えてしまうでしょう。

特に痛みがある場合は、がんの再発への不安や恐怖が増しやすくなります。体調が悪い、痛みがあるなど気になることがある場合は、我慢せずに主治医に相談するようにしましょう。

心を落ち着かせる方法を見つける

再発の不安が消えないときは、心を落ち着かせる方法を見つけることをおすすめします。

どんなに元気にふるまったとしても、再発についての不安や恐怖が襲ってきたり「再発について考えないようにしよう」として結局頭から離れなかったりすることがあります。

自分の心を落ち着かせる、リラックスする方法を見つけておくことが有効です。例えば、心を落ち着かせる方法として以下のような行動がおすすめです。

  • 深呼吸や腹式呼吸
  • 自分の気持ちや思いを紙に書き出す
  • 運動などで体を動かすこと
  • 好きなTV番組や映画を観る
  • 趣味を楽しむ
  • 外出したり旅行をしたりする
  • ゆっくりお風呂に入る…など。

 

最初はうまく気持ちの切り替えができないかもしれませんが、続けていくうちに向き合い方や意識が変化していくでしょう。

いかに生きるか、考え方を変えてみる

再発の不安が消えないときは、いかに生きるか、考え方を変えてみることをおすすめします。がんは日本人の2人に1人はかかる病気です。日本人の死因1位の病気であるものの、がんになった人の半分は他の死因で亡くなっています。

人間誰でもいずれは亡くなるので、再発の不安があったとしても「もし再発したとしても病気と長く付き合っていく生活に変わった」と受け止め方を変えてみませんか?

新しい目標を見つける

再発の不安が消えないときは、新しい目標を見つけることをおすすめします。前述したとおり、最近ではがんは長年にわたって付き合っていく病気であると考えられるようになってきました。実際にがん治療も日々進化しており、がんと共に生きている人も増えています。

新しい目標を立てたり、小さいことでも毎日の計画を立てたりすることで、毎日を充実して過ごせるようになるかもしれません。

他の人に気持ちを打ち明ける

再発の不安が消えないときは、他の人に気持ちを打ち明けることをおすすめします。つらいと感じたときは、家族や友人に気持ちを打ち明けてみましょう。感情的にならずに冷静に今の気持ちを伝えると、理解してもらいやすいです。

同じ悩みや不安を抱える患者会に参加するのも選択肢の一つです。患者会に参加することで、他の人の対処法を聞くことができますよ。

心の専門家に相談する

再発の不安が消えないときは、心の専門家に相談することも有効です。強い不安や恐怖が消えない場合は、主治医や身近な人に相談する他、精神科医や心療内科医、心理療法士などに相談するのも一つの方法です。精神療法や、心理療法、薬物療法などによって気持ちが軽くなる可能性があります。

各療法について、簡単に解説します。精神療法は、人間同士の交流を通して苦痛を緩和する治療法です。さまざまな窮屈感、不自由感を解消に導くような治療を受けることができます。

心理療法では、カウンセリングや専門的なアドバイスを受けることができます。

薬物療法は、化学療法剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤などの薬物を利用した治療です。がん細胞の増殖を防いだり死滅させる効果が期待できます。薬物療法は、見えないがん細胞にも効果があるとされており、転移のあるがんや白血病、リンパ腫の治療に選択されることが多い治療法です。

がん治療を専門的に行っている病院には、精神的な問題についても相談できる窓口があるケースが多いので、ぜひ活用してみてください。

がんの再発予防策の一つ「術後補助療法」


がんの再発を予防するために行える治療である術後補助療法について解説します。術後補助療法とは、がんの再発、転移の危険性を減らす目的で行う療法です。薬物療法、放射線療法、免疫療法などが術後補助療法として行われます。

薬物療法

再発予防としての薬物療法は、手術でがんを肉眼的に切除しても、小さながんが残っている場合に適応されます。再発の可能性が高いと想定された場合に、術後補助療法として薬物療法が有効だとされています。

放射線療法

再発予防としての放射線療法の特徴を紹介します。切除しきれなかったがん細胞を放射線療法によって死滅させ、再発のリスクを減らす効果が期待できます。

免疫療法

再発予防としての免疫療法の特徴は、体の中に元々ある免疫の力を高め、がんを発生・増殖させない状態を目指すことです。

免疫療法は、副作用や体への負担が少ないというメリットもあります。

まとめ


今回は、がんが再発するかもしれないという不安を抱えている方向けに情報をまとめました。

がんが再発するかもしれないと過度に不安になることで、心の病を引き起こしてしまう可能性があります。再発に関する不安を抱えている方は、再発について調べたり、専門機関に相談して気持ちを整理しましょう。

今回紹介した免疫療法の一つに、6種複合免疫療法があります。「同仁がん免疫研究所」は、6種複合免疫療法を提供している機関です。

同仁がん免疫研究所は厚生労働省の許可を受けた細胞培養施設にて、極めて高度な安全管理体制のもとで細胞培養の委託を受けています。

同仁がん免疫研究所の6種複合免疫療法を、がんの治療や再発防止方法の一つとして検討することを推奨します。

6種複合免疫療法に関する詳細は、こちらよりご確認ください。

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