がん患者様のためのお役立ちブログ
がんは怖い?定期検診の重要性やがんと診断されたときの不安や恐怖との向き合い方について解説
がんと診断されたら、怖いと感じる方は多いかと思います。ですが、がんは怖い病気なのでしょうか。
今回は、がんを恐れている方に向けて以下の情報をまとめました。
- 定期検診の重要性
- 定期検診の種類
- がんと診断されたときの不安や恐怖との向き合い方
- 不安や恐怖の相談先
ぜひ、参考にご覧ください。
INDEX
がんは怖い? 日本で死因1位の病気
そもそもがんは怖い病気なのでしょうか。がんは日本人の死因の1位である病気です。
令和3年では、死因全体の約26%以上ががん(悪性新生物)によるものという調査結果が出ています。そのため「がんは怖い病気」と認識されていることが多いようです。がんは怖い病気なのか、という疑問について次章以降でより詳しく解説します。
がんは放置すると怖い病気
結論から申しますと、がんは放置すると怖い病気です。がん医療は進歩しており、死因1位であったとしても必要以上に恐れることはありません。
1980年代では、がんを早期発見できるケースが少なく、強い副作用を伴う治療法しかありませんでした。
ですが、2023年においては、早期にがんを発見できれば、転移の可能性も下がりさまざまな治療を行えます。
しかし、がんを早期発見できずに放置したまま進行してしまうと、さまざまな部分に転移してしまい生存率が下がってしまうことも。
定期的ながん検診を受けることが大切
がんを怖いものではなくするために、定期的ながん検診を受けることが大切です。がんの初期は自覚症状がないケースが多いでしょう。
そのためがんに気付かずに、ステージが進行してしまっているという場合もあります。自覚症状がないからこそ、定期的にがん検診を受けることが重要です。
がん検診には以下の2種類がありますが、自身の希望や条件に適した方を選ぶことをおすすめします。
1つ目は、対策型検診です。対策型検診は、公的な予防対策として行われる、がん死亡率の減少を目的とした検診です。
対策型検診は、医学的に有効性が確立された検査方法で実施されるのが特徴です。費用は無料、または少額の自己負担で済みますので、利用者の負担も少ないでしょう。
2つ目は、任意型検診です。任意型検診は、医療機関などが任意で提供する検診です。
公的な予防対策ではないため、全額自己負担になる場合も。検診方法は多岐にわたります。
その中には医学的に有効性の確立していない検査方法が含まれる場合もあります。一方で、目的に合わせて検診を選択できるというメリットもあります。
対策型検診や任意型検診で「要検査」と診察されても、怖がらずに精密検査を受けることが重要です。
がんと診断されたらどうする?
続いては、がんと診断されたらどうしたら良いのか解説します。
検査の結果、がんと診断されたときは、さまざまなことを考えなければいけません。治療に向けてすべきことや不安や恐怖との向き合い方を次章で紹介していきます。
治療法を検討する
がんと診断されたら、まず治療法を検討・決定しましょう。
その際に押さえておきたいポイントを次章で詳しく紹介します。
主治医にがんや治療法について細かく確認する
がんと診断されたら、自分が患っているがんがどのような病気でどのような状態なのか、主治医に細かく確認することが大切です。
がんにはさまざまな治療法があります。手術療法、放射線療法、薬物療法、免疫療法など。それぞれの特徴を簡単に紹介します。
手術療法は、がんを切除によって取り除く治療法です。
がんの転移や浸潤がない場合に検討される治療法で、がんの初期に根治目的として行われることが多いです。
放射線療法は、放射線をがんに放射することで、細胞の遺伝子に損傷を与える治療法です。細菌では、正常細胞へのダメージが少ない放射線療法が研究されています。
放射線療法は通院で受けられることもあり、比較的負担の少ない治療法です。手術が困難な場合の治療や、手術後の補助的な治療として選択されることが多いです。
薬物療法は、化学療法剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤などの薬物を利用した治療方法です。薬物によって、がん細胞の増殖を防いだり死滅させる効果が期待できます。
見えないがん細胞にも効果があるとされており、転移のあるがんや白血病、リンパ腫の治療に選択されることが多いです。
免疫療法は、近年研究が進められており注目を集めています。治療を受ける方の体に元々備わっている免疫細胞を利用して、がんを治療する方法です。
主治医は、がんの状態や進行度、治療を受ける方の希望などを総合的に判断して、適切な治療法について提案してくれます。
実際に受ける治療法の副作用についても細かく確認するようにしましょう。また、不明点などがあれば、どんなことでも確認をすることが大切です。
主治医に質問するときのポイントですが、メモをとったり、聞きたいことをまとめたリストを作成したりするのがおすすめです。
正しい情報を集める
がんと診断されたら、自分でがんについて調べることも多いでしょう。情報を収集する際は、まずは信頼できる情報か、最新の情報かを確認することが重要です。有益な情報源として、国立がん研究センター「がん情報サービス」を利用するのも良いでしょう。
情報を調べるときは以下の点もチェックすることをおすすめします。
1つ目は、情報が古くないかどうかです。
確認した時点で適切な情報ではなくなっている可能性もゼロではありません。
2つ目は、個人ブログやSNSなどの口コミ情報ではないかどうかです。
個人のおすすめする治療法が、自分に合う治療法かどうかは分かりません。
セカンドオピニオンを受けるのも選択肢の一つ
がんと診断され主治医とがんの状態や治療法などを話し合っても、どうしても疑問や悩みが解消しない場合もあるでしょう。そのような場合には、セカンドオピニオンを受けるのも選択肢の一つです。
セカンドオピニオンとは、主治医とは別の医師に治療の選択などについて、第2の意見を求めることです。主治医とは別の意見を聞くことができるというメリットがあります。
セカンドオピニオンは患者の権利です。セカンドオピニオンについて主治医に言い出しにくいと感じる場合には、看護師や相談支援センターに伝えてみましょう。
不安や恐怖とはどう向き合う?
がんと診断されたときは、ショックを受けてさまざま不安や恐怖などの感情が沸き上がるでしょう。突然のことで、気持ちが落ち込んだり、不安定になったりすることは当たり前のことです。
「なぜ自分ががんになってしまったんだ」というやり場のない思いが出てくることも。不安を抱えたままでは、適応障害やうつ状態、せん妄などの症状に陥りやすいので、次章で紹介することを試してみることをおすすめします。
身近な人に気持ちを打ち明ける
がんの不安や恐怖と向き合うために、身近な人に気持ちを打ち明けてみましょう。1人で抱え込まずに、家族や友人、担当している医師や看護師などに気持ちを打ち明けることを推奨します。
一人で解決しなくては、と思い悩む必要はありません。気持ちが不安になることは、自然な心の反応です。誰かに気持ちを話すことで、気持ちを落ち着けることができますよ。
がん相談支援センターに相談する
がんの不安や恐怖と向き合うために、がん相談支援センターに相談してみましょう。
がん相談支援センターは、誰もが匿名・無料で利用できるがんの相談窓口です。どのようなタイミングでも利用することができます。
がん相談支援センターでは看護師やソーシャルワーカーが相談員として対応してくれます。身近な人に悩みや思いを打ち明けられないといった場合に利用するのも良いでしょう。相談できる内容はどんなことでも大丈夫です。
- がんの診断
- 治療
- 副作用
- 治療後の生活
- お金
- 仕事
- 学校
- 家族や医療者との関係
- 職場への伝え方
など、疑問や心配事を相談できます。
患者会や患者サロンに参加する
がんの不安や恐怖と向き合うために、患者会や患者サロンに参加するのも良いでしょう。同じがんと闘っている患者同士が出会えたり、支えあったりできる場に参加するのも一つの方法です。
患者会・患者サロンとは、インターネット上で患者同士が交流できるコミュニティーサイトなどのこと。比較的手軽に利用できるので、まずはインターネットを利用するのも良いでしょう。悩んでいるのは自分だけではないと、気づくことができるはずです。
まとめ
今回は、
- 定期検診の重要性
- 定期検診の種類
- がんと診断されたときの不安や恐怖との向き合い方
- 不安や恐怖の相談先
を紹介しました。
がんと診断されたら、誰でも不安や恐怖を感じるものです。だからといって、定期検査を受けなかったり、不安や恐怖をしまい込むのは良い方法だとは言えません。がんと向き合い、より良い治療法を見つけていくことが寛解への近道です。
記事の中で免疫療法についても紹介しましたが、がんの治療法は日々進化しています。4大療法の一つである免疫療法のうち、6種複合免疫療法というものがあります。
同仁がん免疫研究所は、6種複合免疫療法を行っている施設です。
同仁がん免疫研究所では、厚生労働省の許可を受けた細胞培養施設にて、極めて高度な安全管理体制のもとで細胞培養の委託を受けています。
細胞培養数は圧倒的で、約3週間で1,000から2,000個の細胞を20から50億個まで培養できます。
同仁がん免疫研究所治療に関する詳細は、こちらよりご確認ください。
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