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ステージ4の咽頭がんになった場合の治療法とは? 余命や末期症状なども解説
咽頭がんは、のどの奥に発生するがんで、「上咽頭」「中咽頭」「下咽頭」と、がんができる場所によって分類されます。
進行すると、声のかすれや飲み込みづらさ、呼吸のしづらさなど、日常生活に影響する症状が現れる場合があります。
特にステージ4では、がんの広がりや転移の程度によって、治療方針や余命の見通しが大きく異なります。
この記事では、咽頭がんの種類やステージごとの症状、末期に見られる症状、そしてステージ4における治療法や免疫療法の可能性について、詳しく解説します。
【がんの治療の選択肢としておすすめしたい「6種複合免疫療法」】
副作用が少なく、他の治療と併用できる!
6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。
治療法は採血と点滴だけの通院治療です。
6種複合免疫療法をおすすめする理由
- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。
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INDEX
咽頭がんとは? 種類と特徴
咽頭がんは、鼻と食道・気管をつなぐ「咽頭」に発生するがんの総称です。
がんのできる位置によって「上咽頭がん」「中咽頭がん」「下咽頭がん」の3つに分類されます。部位ごとに症状や進行の仕方が異なるため、それぞれに適した治療法が選択されます。
上咽頭がん
上咽頭がんは、鼻の奥に位置する「上咽頭」に発生するがんで、発見が難しい部位のひとつです。初期にははっきりとした症状が出にくく、風邪や耳の不調と間違われやすいため、発見が遅れることがあります。発症の一因としてEBウイルスの関与が知られており、特にアジアでの発症例が多い傾向があります。
代表的な症状には以下のようなものがあります。
- 耳の閉塞感や難聴
- 鼻づまりや鼻血
- 首のリンパ節の腫れ
- 顔や頭の違和感
上咽頭は手術が困難な場所にあるため、放射線治療や化学療法が治療の中心となります。
中咽頭がん
中咽頭がんは、口の奥から喉にかけての「中咽頭」に発生するがんです。飲み込みや発声に関わる重要な部位であるため、生活へ大きく影響を及ぼします。
発症のリスクを高める要因としては喫煙・飲酒のほか、近年ではHPV(ヒトパピローマウイルス)感染との関連も指摘されています。
このがんは比較的早い段階で症状が現れることが多く、代表的には以下のような症状があります。
- のどの違和感や痛み
- 飲み込みにくさ(嚥下困難)
- 声のかすれ
- 耳への放散痛
- 首のしこり(リンパ節の腫れ)
治療はがんの広がりによって異なり、手術、放射線、化学療法を組み合わせた「集学的治療」が行われます。生活機能に影響が出やすい部位であるため、機能温存や生活の質(QOL)にも配慮した治療が検討されます。
下咽頭がん
下咽頭がんは、咽頭の最も下に位置し、喉頭や食道とつながる「下咽頭」に発生するがんです。進行するまで症状が出にくく、発見が遅れやすい傾向があります。
喫煙と飲酒が発症リスクに大きく関与しており、特に両者を併用する人では発症リスクが著しく高まるとされています。
代表的には以下のような症状があります。
- のどの異物感や違和感
- 声のかすれ
- 飲み込みにくさ、食事中のむせ
- 首のしこり(リンパ節転移)
- 耳の痛みや詰まり感
進行すると喉頭にまで広がることがあり、発声や呼吸に大きな影響を及ぼす場合があります。治療は手術、放射線、化学療法を組み合わせた対応が一般的で、喉頭の機能温存や再建も視野に入れて治療が進められます。
咽頭がんのステージ別症状
咽頭がんは、がんの広がりや進行度に応じてステージ(病期)が分類され、それぞれの段階で見られる症状にも違いがあります。
ステージ0
ステージ0の咽頭がんは、がん細胞が粘膜の表面にとどまり、粘膜下層や周囲組織に浸潤していない「上皮内がん」と呼ばれる状態です。リンパ節や他の臓器への転移も認められません。
この段階ではほとんど自覚症状がなく、あっても軽い違和感程度です。定期検診や別の目的で行われた内視鏡検査などで偶然発見されることもあります。
ステージ1
ステージ1の咽頭がんは、がんが咽頭内に限局しており、リンパ節や他の臓器への転移は認められない状態です。がんの大きさも比較的小さく、周囲の組織への広がりも限定的です。
この段階では、以下のような軽度の自覚症状がみられることがあります。
- のどの違和感
- 声のかすれ
- 飲み込みにくさ(嚥下の不快感)
こうした症状は風邪や喉の炎症と区別がつきにくく、見逃されることもあります。
ステージ2
ステージ2の咽頭がんでは、がんが咽頭の範囲内でやや広がりを見せる段階ですが、リンパ節や他の臓器への転移は認められていない状態です。声帯や嚥下に関わる部位への浸潤が始まり、症状が徐々に明確になります。
この段階では、以下のような自覚症状がみられることがあります。
- 話しづらさや声のかすれ
- 飲み込み時の痛みや違和感
- のどの持続的な異物感
発見されれば、放射線治療や手術による根治を目指すことも可能です。
ステージ3
ステージ3の咽頭がんでは、より深くがんが周囲の組織に広がり、首のリンパ節への転移が見られることがあります。症状がより明確になり、日常生活に支障をきたすことが多くなってきます。
この段階では、以下のような自覚症状がみられることがあります。
- 声がれや話しにくさ
- 食事や飲み込み時の強い痛み
- 首のしこり(リンパ節の腫れ)
- のどのつかえ感や異物感
発見されると、機能温存と治療効果の両立を図る治療計画が重視されます。
ステージ4
ステージ4の咽頭がんは、がんが咽頭の外にまで広がっていたり、複数のリンパ節や肺・骨などの遠隔臓器に転移している状態です。症状は重く、日常生活にも大きな影響を及ぼします。
代表的な症状には以下のようなものがあります。
- 声が出にくい、かすれる
- 飲み込みが困難になる
- 持続する強い痛み
- 首や体の腫れ、しこり
- 体重減少や倦怠感
この段階では、がんの進行抑制や症状の緩和を目的とした治療が選択され、患者さまの希望や生活の質に配慮した治療方針が重視されます。
咽頭がんのステージ別5年生存率と余命の目安
咽頭がんの5年生存率は、ステージが進むにつれて低下する傾向にあります。
以下は、咽頭がんのステージ別の5年生存率の目安です。
ステージ | 5年生存率(目安) |
ステージ1 | 約80〜90% |
ステージ2 | 約70%前後 |
ステージ3 | 約50〜60% |
ステージ4 | 約30〜40% |
近年では治療法の進歩により、ステージ4でも長く日常生活を維持できるケースが増えています。
なお、「余命」はあくまでも統計上の目安であり、実際には個人差が大きいものです。
咽頭がんの末期症状
咽頭がんが末期になると、がんの進行によって全身にさまざまな症状が現れるようになります。特に呼吸や嚥下、発声に関わる機能が大きく損なわれることが多く、身体的・精神的な負担も大きくなります。
代表的な症状には以下のようなものがあります。
- 強いのどの痛みや違和感
- 飲食が困難になる(嚥下障害)
- 声が出ない、呼吸困難
- 頸部の腫れや皮膚への浸潤
- 全身の倦怠感や体重減少
これらの症状に対しては、緩和ケアや対症療法を取り入れながら、患者さまができる限り快適に過ごせるよう支援が行われます。
咽頭がんの転移
咽頭がんが進行すると、がん細胞が咽頭の周囲だけでなく、リンパ節や血流を介して他の臓器へと転移することがあります。
特にステージ3以降では転移のリスクが高まり、治療方針や予後にも大きく影響を及ぼします。
咽頭がんでよくみられる転移先とその特徴は、以下のとおりです。
転移先 | 主な症状や影響 |
頸部リンパ節 | 首のしこりや腫れ、圧迫感など。比較的早期から見られることが多い。 |
肺 | 咳、息切れ、胸の痛みなど。全身状態の悪化を招くこともある。 |
骨 | 腰や背中の痛み、骨折しやすくなるなど。動作や歩行に支障をきたすことがある。 |
肝臓 | 倦怠感、食欲不振、腹部の張り、黄疸など。全身の代謝にも影響を及ぼす。 |
転移がある場合は、転移部位や全身状態に応じた治療や緩和ケアが行われます。近年は新しい治療法の選択肢も増え、転移があっても生活の質を保ちながら治療を続けられるケースもあります。
咽頭がんステージ4の治療法とは
咽頭がんのステージ4では、がんが咽頭周囲の組織やリンパ節、さらには肺・骨などの遠隔臓器へ転移している可能性があります。治療方針はがんの進行度や患者さまの体力、希望などを踏まえて個別に検討されます。
根治を目指す場合もありますが、多くはがんの進行抑制や症状緩和を重視した治療が中心となります。
主な治療法は以下のとおりです。
治療法 | 特徴 |
手術 | がんの切除を目的とするが、部位や進行度により困難な場合がある。機能温存や再建を伴うことがある。 |
放射線治療 | 局所のがん細胞を死滅させるために用いられる。症状の緩和にも有効。 |
化学療法 | 抗がん剤を用いて全身のがん細胞に働きかける。放射線治療との併用により、相乗効果が期待できる。 |
免疫療法 | 比較的新しい治療法。体の免疫機能を利用してがん細胞を攻撃する。 |
これらの治療は単独で行われることもあれば、複数を組み合わせた「集学的治療」が選択されることもあります。
咽頭がんと免疫療法
近年、がん治療の新たな選択肢として注目されているのが「免疫療法」です。免疫療法は、体に本来備わっている免疫機能を活性化させ、がん細胞を攻撃する力を高める治療法です。手術や抗がん剤治療が難しいケースにでも希望を見出せる可能性があります。
咽頭がんにおいても、従来の治療に加えて免疫療法を取り入れるケースが増えています。特に、体への負担が比較的少ないという点は、患者さまにとって大きなメリットとなります。
中でも、複数の免疫細胞を活用した「6種複合免疫療法」は、より高い治療効果が期待できる先進的なアプローチとして注目を集めています。次に、この治療法の特徴について詳しく見ていきましょう。
副作用が少ない6種複合免疫療法
「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。
①副作用が少なく、体への負担が小さい治療法である
患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。
そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、6種複合免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。
②がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。
③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
6種複合免疫療法は、採血と点滴だけの通院治療です。
そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。
6種複合免疫療法の治療効果
以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。
A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。
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