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余命1ヶ月・肺がん末期の宣告を受けたら? 患者とその家族が知っておくべき選択肢

がんは私達にとってとても身近な病気です。がんの進行や治療効果は人それぞれで、寛解して普段の生活を取り戻せる方もいますが、余命宣告をされる方もいます。

今回は、肺がんの末期かつ余命が1ヶ月と宣告された方々に向けて、患者さんとそのご家族が知っておくべき選択肢について紹介します。ぜひ参考にご覧ください。

余命一ヶ月・肺がん末期の症状


肺がん末期の症状はどのようなものなのでしょうか。肺がんが進行した場合の症状は、以下の通りです。

  • 血痰
  • 胸の痛み
  • 息苦しさ
  • 動悸
  • 発熱

など。

ただし場合によっては上記のような症状が出ないこともあります。

また脳や骨などに転移すると、頭痛やふらつき、背中や肩の痛みなどの症状が出ることもあります。ふらつきによる転倒転落に注意しましょう。

一般的にがんの末期と呼ばれるのはステージ4の段階です。ステージ4の肺がんは、遠隔転移がみられ5年生存率は8.0%程度です。

(出典:がん情報サービス 院内がん登録生存率集計結果閲覧システム

次に、余命一ヶ月の宣告を受けた段階の一般的な状態を解説します。最初は食欲不振、倦怠感、呼吸困難感などの症状が現れはじめ、日を追うごとに症状が強くなります。

これは、がんの部位や組織の種類にかかわらず見られる現象です。

また、それまで比較的元気でも、急速に活動性が落ちるという特徴があります。

さらにがんの進行や腫瘍による通過障害、便秘、嘔吐、嘔気などの影響で食事の量や水分摂取が徐々に減少していきます。無理に食事を取ろうとはせず、摂取できるタイミングに好きなものを食べることを推奨します。

宣告期間までの週単位での経過と症状


続いては、宣告期間までの週単位での経過と症状を解説します。

週単位では、先週できていたが今週はできないという変化が起こります。がんの進行や機能の衰退に伴い、飲み込む力が次第に弱くなっていきます。この期間は、嚥下障害による誤嚥にも注意が必要です。食事量や水分摂取が減少し、体力や筋力の低下が急速に進行します。水分摂取の減少は心臓や腎臓の機能衰えと関連し、尿の量も減っていきます。

余命宣告から2週間ほどで、低酸素状態や代謝異常、薬物の影響などによるせん妄(意識障害)症状が現れることがあります。

また、余命宣告から3週間ほどで身体機能の全般的な低下がみられます。眠っている時間が長くなり、会話するエネルギーが限られてきてしまいます。この時期はご家族も不安が大きくなるかと思いますが、患者さんとの残された時間を大切に過ごせるよう、無理をせずにお過ごしください。

宣告期間までの数日~数時間単位の経過と症状


次に、宣告期間までの数日〜数時間単位の経過と症状を解説します。

余命宣告期間の数日前〜数時間前までの変化としては、意識が低下しウトウトしている時間が増えます。苦痛を感じづらくなるとも言われています。音や声は最後まで聞こえていることが多いという特徴がありますので、声掛けを行いましょう。

また、筋力の衰えや、咽頭や喉頭の機能の低下により気道に痰や唾液がたまる「喘鳴(ぜいめい)」という症状が見られます。胸郭の動きが小さくなり、下顎を使った「下顎呼吸」が見られるケースもあります。正常に呼吸を行えず、皮膚が青紫色になる「チアノーゼ」という症状が現れ、脈が弱まり、徐々に血圧も低下します。

余命一ヶ月・末期の肺がんと宣告されてからの主な選択肢


続いては、余命一ヶ月・末期の肺がんと宣告されてからの主な選択肢を紹介します。

がん治療にはさまざまな治療法があり、あきらめないことが大切です。余命一ヶ月からの治療は、不可能ではありません。

家族は正しい情報のもと患者さんをサポートし、最期の時を大切に過ごす準備をすることが重要です。宣告されてからの主な選択肢を次章で解説します。最後まで治療を受ける、延命治療、緩和ケアの中で、ご本人に最適な治療法を選択しましょう。

最後まで治療を受ける

余命一ヶ月・末期の肺がんと宣告されてからの主な選択肢の1️つ目は、最後まで治療を受けることです。

完治を目指して治療を受けるという選択肢があります。医師とよく相談したり、セカンドオピニオンを受けたりして、可能な方法を探します。

選択肢には、現代医療に補完代替医療や伝統医学を組み合わせる総合医療や、従来の抗がん剤治療などで起こるような副作用が少ないと報告されている免疫療法などがあります。それぞれの治療法にメリット・デメリットがありますので、慎重に検討しましょう。

延命治療

余命一ヶ月・末期の肺がんと宣告されてからの主な選択肢2つ目は、延命治療です。

寿命を伸ばすことを目指した治療を受けるという選択肢があります。主な方法は人工呼吸、人工栄養、人工透析の3種類です。

緩和ケア

余命一ヶ月・末期の肺がんと宣告されてからの主な選択肢3つ目は、緩和ケアです。

できる限り苦痛を軽減するためのケアを受けるという選択肢があります。在宅の場合や、ホスピスなどの施設で緩和ケアを受ける場合などがあります。ご家族の不安も、医療従事者に相談できます。緩和ケアが患者さんの延命にもつながるという報告も挙げられていますので、検討してみるのも良いでしょう。

まとめ


今回は、余命1ヶ月・肺がん末期の宣告を受けたらどうしたら良いのかを解説しました。患者さんとそのご家族が知っておくべき選択肢には、最後まで治療を受けることや延命治療、緩和ケアなどがあります。余命一ヶ月からの治療は、不可能なことではありませんので、医師や家族と相談の上検討しましょう。最期の時を大切に過ごす準備をすることが重要です。

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