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肝臓がんステージ4の余命とは? 肝転移と末期の生存率についても解説
肝臓がんステージ4とは、がんが他の臓器に転移している進行がんの状態を指し、治療が難しくなるため、余命や生存率に大きな影響を与えます。
特に肺、骨、リンパ節への転移がある場合、症状の進行が早く、体への負担も増大します。
今回の記事では、ステージ4の肝臓がんにおける余命の見通しや生存率、最適な治療の選択肢について詳しく解説します。
【がんの治療の選択肢としておすすめする「6種複合免疫療法」】
副作用が少なく、他の治療と併用できる!
6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。
治療法は採血と点滴だけの通院治療です。
6種複合免疫療法をおすすめする理由
- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。
INDEX
肝臓がんとは?
肝臓がんとは、肝臓に発生する悪性腫瘍のことで、日本では比較的多く見られるがんの一つです。
主に「肝細胞がん」と「胆管細胞がん」の2種類に分類されます。
肝細胞がんは肝臓の細胞から発生し、肝炎ウイルス感染、アルコール性肝疾患、脂肪肝などが主な原因とされています。
一方、胆管細胞がんは肝内胆管にできるがんです。
肝臓がんは早期の自覚症状がほとんどなく、進行するまで気づかれにくい病気です。
そのため、定期的な検査や健康診断が早期発見の鍵となります。
肝臓がんの症状とは?
肝臓がんの症状は以下のとおりです。
肝臓がんの症状
<初期段階>
- 自覚症状がほとんどない
<進行段階の症状>
- 右上腹部の痛み・圧迫感
- 食欲不振
- 体重減少
- 倦怠感
<さらに進行すると現れる症状>
- 腹水
- 黄疸
- 肝機能低下の影響
- 足のむくみ
- 吐き気や下痢などの消化器症状
これらの症状は他の肝疾患でも現れる症状のため、異常を感じた際には自己判断で病名を特定せず、医療機関を受診することが大切です。
肝臓がんの検査方法
肝臓がんを正確に診断し早期に発見するためには、さまざまな検査方法が用いられます。
肝臓がんの検査方法
- 血液検査:肝機能や腫瘍マーカー(AFP、PIVKA-IIなど)の異常を確認する。数値が高い場合は精密検査を行う。
- 腹部エコー(超音波検査):肝臓内の腫瘍の有無や大きさを調べる。
- CT検査・MRI検査:エコーで異常が見つかった場合、より詳細な情報を得るためにCTやMRIが実施される。腫瘍の位置や転移の有無を把握するのに有効。
- 肝生検:確定診断のために腫瘍の一部を採取し、性質を調べる。
これらの検査を組み合わせて、肝臓がんの進行度や最適な治療方針を決定するための重要な情報を得ます。
肝臓がんのステージ(病期)
肝臓がんは、がんの大きさ、広がり、転移の有無に基づきステージ0からIVに分類されます。
ステージによって治療法も異なります。
初期の段階ではがんが肝臓内にとどまっているため手術が有効な場合がありますが、進行するにつれて他の臓器に転移するリスクが高まります。
ここでは、各ステージの特徴と治療法について詳しく解説します。
肝臓がんステージ0(0期)
ステージ0は、がん細胞が肝臓内にとどまり非常に小さく、他の組織に広がっていないごく初期の段階です。
腫瘍は1㎝以下と小さく、定期検診や血液検査、画像診断で発見されることも稀なうえ、自覚症状はほとんどありません。
もしステージ0でがんを見つけることができた場合は、腫瘍の切除手術やラジオ波焼灼術といった治療法がが用いられます。
肝臓がんステージ1(Ⅰ期)
ステージ1は、がんが肝臓内に限局している初期の段階で腫瘍は1つのみ。他の臓器や血管には広がっていません。
自覚症状はほとんどなく、健康診断や画像検査で偶然発見されることが多いです。
治療法としては、外科的切除、ラジオ波焼灼術、エタノール注入療法が選択されます。
肝臓がんステージ2(Ⅱ期)
ステージ2は、がんが肝臓内に限局しているものの、腫瘍が複数ある場合や1つの腫瘍が血管に侵入している場合です。
症状は少ないですが、右上腹部の違和感や軽い痛みを感じることがあります。
治療には外科的切除、ラジオ波焼灼術が有効で、腫瘍の位置や数、患者さまの肝機能により治療方針が決定します。
肝動脈化学塞栓療法(TACE)も使用され、進行を抑える効果が期待されます。
肝臓がんステージ3(Ⅲ期)
ステージ3は、がんがさらに進行し、大きな腫瘍が複数存在するか、主要な血管に広がっている状態です。
右上腹部の痛みや腫れ、倦怠感などの症状が現れることがあります。
治療には肝動脈化学塞栓療法(TACE)や、分子標的治療薬が一般的に用いられます。
場合によっては放射線療法も考慮されます。
腫瘍の広がりや患者さまの肝機能を考慮しながら治療方針を決定します。
肝臓がんステージ4(Ⅳ期)
ステージ4は、がんが肝臓の外に広がり、他の臓器への転移がある進行した状態です。
肺や骨への転移が多く、強い腹部の痛み、黄疸、体重減少、倦怠感などの症状が現れます。この段階となると主治医から根治は難しく進行抑制と症状緩和を目的とした治療方針を勧められることが多いです。ただし、希望を捨てずいま受けることができる治療を探し原発がん・転移がんが縮小したという方もいます。ステージ4でも希望を捨てずご自身に合う治療を探すことをオススメします。
治療方針としては、分子標的治療薬や免疫療法で進行を抑えるとともに、痛みの管理を重視する緩和ケアが選択されることが多いです。
患者さまの生活の質を維持しながら、最適な治療法を選択することが求められます。
肝臓がんステージ4の余命と生存率
肝臓がんステージ4(Ⅳ期)は、がんが他の臓器に転移している状態です。
2011年から2013年に診断された肝臓がんステージ4の患者さまの5年生存率は3.7%とされています。
しかし、余命はがんの広がり、治療の効果、患者さまの健康状態によって異なります。
近年では、分子標的治療薬や免疫療法の進歩により、生存期間が延びる可能性も広がっています。
参考:全がん協部位別臨床病期別5年相対生存率(2011-2013年診断症例)|全がん協加盟施設 生存率協同調査
肝臓がんの治療法
肝臓がんの治療法は、がんの進行度や患者さまの肝機能、全身の健康状態によって異なります。
主な治療法には手術、ラジオ波焼灼術(肝臓がんを死滅させるために行う治療)や肝動脈化学塞栓療法(TACE)、分子標的治療薬などの薬物療法、放射線療法、免疫療法などがあります。
これらの治療法を組み合わせて行うことも多く、がんの進行を抑えながら生活の質を維持することを目指します。
以下に、各治療法について詳しく解説します。
ラジオ波焼灼術
ラジオ波焼灼術(ラジオ波アブレーション)は、がん細胞を熱で破壊する治療法で、特に肝臓がんに多く用いられています。
この治療法では、皮膚に小さな針を刺して電極を挿入し、がん細胞にラジオ波を流して高温にし、細胞を焼き切ります。
ラジオ波焼灼術の特長は、低侵襲で体への負担が少なく、手術が難しい場合や体力が低下している患者さまにも適用しやすい点です。
また、治療後の回復が早く、入院期間が短いこともメリットです。
ただし、腫瘍の位置や大きさによって適用の可否が異なるため、治療計画には医師との十分な相談が必要です。
薬物療法
薬物療法は、肝臓がんの進行を抑えるために行われ、主に分子標的治療薬と化学療法があります。
分子標的治療薬は、がん細胞の成長や血管の新生に関与する特定の分子を攻撃することで、正常な細胞への影響を最小限に抑えます。
そのため、従来の化学療法よりも副作用が軽く、患者さまの生活の質を保ちやすいのが特徴です。
化学療法は抗がん剤を用いたがんの治療法を指します。
薬物療法は、手術後の再発予防や進行がんに対する治療として用いられることが多いです。また、肝動脈化学塞栓療法(TACE)は、肝動脈に抗がん剤を注入し、血流を遮断してがん細胞を攻撃する方法です。
放射線療法
放射線療法は、高エネルギーの放射線を用いてがん細胞を破壊する治療法です。
肝臓がんの場合、進行して手術が難しいときや、他の治療法と組み合わせて使用されることが一般的です。
放射線は腫瘍に集中して照射され、がん細胞の増殖を抑えますが、正常な組織への影響を最小限に抑える工夫がなされています。
具体的には、外部から照射する体外照射や、肝動脈にカテーテルを通して放射線物質を届ける方法があります。また、定位放射線治療(SBRT)などの高度な技術も導入されています。
手術療法
手術療法は、がんを直接切除する治療法で、主に早期の肝臓がんに適用されます。手術には「肝部分切除」と「肝移植」の2種類があります。
肝部分切除は、がんがある部分のみを切除し、健康な肝組織を残す手術です。肝臓には再生能力があるため、正常な肝臓であれば、手術前の30〜40%程度の肝臓が手術後に残っていれば、数週間で再生しほぼ元の大きさに戻ります。
一方、肝移植は肝臓全体を取り除き、健康なドナーの肝臓と置き換える方法で、特に重度の肝硬変を伴う患者さまに適しています。
手術の適応は、がんの大きさや数、位置、患者さまの肝機能や全身の健康状態を考慮して決定されます。
術後の再発リスクを抑えるため、経過観察が重要で、必要に応じて他の治療法と併用することもあります。手術は高い治癒率が期待できますが、肝機能が低下している患者さまにはリスクがあるため、慎重な判断が求められます。
ステージ4の肝臓がんと新しい治療法・免疫療法
他の臓器に転移しているステージ4の肝臓がんの治療法として、免疫療法が新しい選択肢として注目されています。
特に、6種類の免疫細胞を活用する「6種複合免疫療法」は、体の免疫機能を総合的に強化し、がん細胞を効率的に攻撃することを目指した方法です。
この治療法では、がんと闘う6種類の免疫細胞を同時に活性化・増殖させることが可能です。6種類の免疫細胞はそれぞれ役割が異なり、相互作用によりがんと闘う力が高まります。
さらに、免疫療法を他の治療と併用した場合には、治療の相乗効果が期待できます。
また、免疫療法は体への負担が少なく、副作用が比較的軽い点も魅力です。
肝臓がんの転移と大腸がんからの転移
肝臓がんは進行すると他の臓器へ転移するリスクが高まります。
同じように、他のがんから肝臓への転移も、進行度合いに合わせてリスクが高まります。
特に大腸がんから肝臓への転移は多く、これは大腸からの血液が肝臓を経由するため、がん細胞が肝臓に到達しやすいことが主な原因です。初期治療後の経過観察が欠かせません。
肝臓は血流が豊富であるため、がん細胞が体内を巡りやすく、血液とともに巡ったがん細胞は他の臓器に転移します。
転移が起こると、多様な症状が現れます。
以下に、肝臓がんの転移先とそれに伴う症状を詳しく解説します。
肝臓がんから転移しやすい場所
肝臓がんは、血流やリンパ液を通じて他の臓器に転移することがあります。転移しやすい場所として以下が挙げられます。
- 肺
- 骨
- リンパ節
- 腹膜
- 脳
転移の範囲や症状に応じて治療方針が異なりますが、できる治療を探して実施することでがんが縮小したという方もいます。
転移が確認された場合でも、希望を捨てずご自身に合う治療を探すことがおすすめです。
肝臓がんから転移した場合の症状
肝臓がんが転移した場合、転移先に応じてさまざまな症状が現れます。
- 肺への転移:持続的な咳、息切れ、胸の痛み
- 骨への転移:激しい骨の痛み、骨折のリスク
- リンパ節への転移:首やわきの下などのしこりや腫れ
- 腹膜への転移:腹部の膨満感、腹痛、吐き気
- 脳への転移:頭痛、めまい、視覚障害、運動機能の低下
これらの症状は生活の質に大きな影響を与えるため、早期の症状管理と適切な治療が求められます。
肝臓がんと6種複合免疫療法
ステージ4の肝臓がんは、他の臓器への転移が確認された進行がんであり治療が難しいですが、治療の選択肢がないわけではありません。
従来の手術やラジオ波焼灼術が難しい場合でも、分子標的治療薬や肝動脈化学塞栓療法(TACE)、免疫療法はがんの進行を抑えるために治療適用となる場合があります。
免疫療法の中でも、近年注目されている「6種複合免疫療法」は6種類の免疫細胞を活性化してがん細胞を効果的に攻撃する治療法です。
以下、6種複合免疫療法について、詳しく解説します。
副作用が少ない6種複合免疫療法
「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。
①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。
②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。
そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、6種複合免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。
また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。
③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後点滴で体内に戻すという治療法です。方法は、採血と点滴だけの通院治療です。
そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。
6種複合免疫療法の治療効果
以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。
A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。
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