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がん免疫療法とは? 効果から費用までわかりやすく徹底解説

がんの免疫療法とは、私たちの体に備わる免疫システムを活用して、がん細胞を攻撃する治療法です。

そして、免疫療法は「第4の治療法」として注目されており、副作用が少なく、生活の質を維持しやすい治療法として期待されています。

一方で、この治療法も万能な治療ではないので、全ての患者さまに効果をもたらすわけではありません。さらに、効果がすぐに現れるとも限りません。

本記事では、がん免疫療法の基礎知識から、実際の治療効果、費用相場、対象となる方、メリット・デメリットまで、専門用語をなるべく使わずにわかりやすく解説します。ご自身やご家族にとって最適な選択肢を見つけるために、ぜひこの記事を役立てていただければ嬉しいです。

【がんの治療の選択肢としておすすめしたい「6種複合免疫療法」

副作用が少なく、他の治療と併用できる!


6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。

治療法は採血と点滴だけの通院治療です。

6種複合免疫療法をおすすめする理由

  • がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
  • 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
  • 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。

今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。

がん免疫療法とは?

がん第4の治療法 免疫療法

がん免疫療法とは、手術・抗がん剤・放射線治療の標準治療に次ぐ第4のがん治療として注目されている治療法です

がん免疫療法の仕組み

通常、私たちの体には、発生したがん細胞を攻撃する「免疫」という仕組みが備わっています。

しかし、「免疫」の攻撃力が弱まったり、がん細胞によって「免疫」の働きにブレーキをかけてしまうようになると、がんはどんどん増殖してしまいます。

そこで、がん免疫療法では、「免疫」の攻撃力を強めたり、「免疫」にブレーキがかかることを防ぐといったアプローチで、がんを抑制することを目指します。

新しい治療法として期待されており、研究が急速に進展している分野としても注目されている治療法です。

また、がん免疫療法は、がんの増殖を抑えることに加え、すでに存在するがん細胞の縮小や消失、ならびにがんの発生予防といった効果が期待できますそのため、手術による切除が難しい進行がんや、再発・転移が見られるケースにおいても、治療の選択肢の一つとなります。

【何が違うの?】標準治療・免疫チェックポイント阻害薬・自由診療の違いを整理

実は、私たちが受ける「がん免疫療法」には、様々な種類があります。まずは、その立ち位置と全体像を整理してみましょう。

1. 2026年現在のがん治療の全体像

がんの治療法は、大きく以下の4つに分類されます。

  • 手術: がんを外科的な処置で取り除きます。
  • 放射線: 放射線を照射してがんを攻撃します。
  • 抗がん剤: お薬の力でがんの増殖を抑えたり、叩いたりします。
  • 免疫(★注目されている第4の治療): 自分自身の免疫システムを活用して、がんを抑制することを目指します。

従来の治療法が「がん細胞を直接攻撃する」アプローチだったのに対し、免疫療法は「体の免疫力を高めてがんと闘わせる」という根本的に異なるアプローチを取ります。

そして、免疫療法は、3大治療法と併用することが可能で、適切に組み合わせると治療の成功率がさらに高まると期待されています。

2.免疫療法の主な種類を知ろう

図にもある通り、「免疫の治療ならどれも同じ」というわけではありません。2026年現在、大きく分けて以下の3種類の治療法が主流となっています。それぞれの仕組みやメリット・デメリットを整理しましょう。

A. 免疫チェックポイント阻害剤
  • イメージ:
    • がん細胞が免疫細胞にかけている「ブレーキ」を外し、がん細胞への攻撃が持続する状態を保つことを目指すお薬です。
  • 代表例 
    • オプジーボ、キイトルーダ、テセントリク、バベンチオなど
  • メリット:
    • 一部の免疫チェックポイント阻害薬の効果は、科学的に確認されている。
    • 一部保険診療で治療を受けられる。
    • 入院の必要がなく、外来(通院)での治療が可能。
  • デメリット:
    • 対象となるがんの種類が限られている。
    • 保険診療になる場合が限定(がんの種類や、進行度などの条件あり)
    • さまざまな副作用が発生する可能性があること
B. 免疫細胞療法(CAR-T療法など)
  • イメージ:
    • 患者さま自身の免疫細胞を体外で培養・改造して体内に戻すことで、免疫システムをパワーアップさせるようなイメージの治療
  • 代表例:
    • 6種複合免疫療法:患者自身の6種類の免疫細胞を同時に培養・活性化
    • CAR-T療法:T細胞(免疫細胞の一種)に、「がんを見つけるレーダー」を遺伝子操作で組み込み、特定の血液がんを狙い撃ちする細胞療法です。
    • NK細胞療法・樹状細胞ワクチン: 特定の免疫細胞に特化して増殖・教育を行い、攻撃力を高める手法です。
  • メリット:
    • 究極の個別化医療:自分の細胞を使うため適合性が高い。
    • 特定の再発・難治性血液がんのうち、厳格な条件を満たせば、CAR-T療法保険診療の対象となり、一度の投与で完治に近い状態を目指せる可能性がある。
    • 6種複合免疫療法などは副作用が極めて軽く、高齢者でも受けやすい。
  • デメリット
    • 細胞の培養・加工に2週間〜1ヶ月程度の時間がかかる。
    • 自由診療は全額自己負担。保険適用のCAR-Tも2〜4週間の入院が必要。
    • CAR-T療法は、サイトカイン放出症候群(CRS)等の重い副作用のリスクがある。
C.二重特異性抗体療法(T細胞誘導抗体など)
  • イメージ
    • 「がん細胞」と「免疫細胞」の両方に同時にくっつく特殊な薬を使い、両者を強制的に引き合わせて攻撃させる最新の治療です。
  • メリット:
    • 即時性:細胞を育てる時間が不要で、診断後すぐに治療を開始できる。
    • 強力な誘導:阻害薬よりも直接的に免疫細胞をがんへ誘導できる。
    • 一部の血液がんや肺がんにおいては保険診療として認められている。
  • デメリット:
    • 薬が体内で増えないため、定期的な点滴や注射(継続投与)が必要
    • 投与直後に発熱や血圧低下(CRS)が起こる可能性がある。
    • 比較的新しい治療法のため、長期的なデータがまだ限られている。

がん免疫治療が効く人、効かない人

次に、がん免疫治療が効く人と効かない人の特徴や、各治療の有効率(効果)を見ていきましょう。

免疫治療が効く人の5つの特徴

免疫療法の効果は、事前の検査でわかる「数値」や「がんの性質」に大きく左右されます。

ただし、これらは主治医が病理検査の結果などを総合して判断するものです。まずは一般的な指標を知っておければ大丈夫です。

①腫瘍浸潤リンパ球が豊富な方

がんを攻撃する免疫細胞(リンパ球)が、すでにがんのすぐそばまで入り込んでいる状態です。薬で後押しするだけで高い効果が期待できます。

②PD-L1発現が高い方

がん細胞の表面に「PD-L1」というタンパク質(目印)がたくさん出ている状態です。

③遺伝子変異が多い(TMB高値)方

がん細胞の遺伝子変異(TMB)が多い状態です。変異が多いほど、免疫システムが「これは異物だ!」と認識しやすくなり、スイッチが入りやすくなります。

④治療との「相性」が良いがん種である

統計的に、免疫療法の効果が得られやすいがん種があります。

対象: メラノーマ、肺がん、腎細胞がん、頭頸部がん、膀胱がん、ホジキンリンパ腫など

⑤免疫機能が良好に保たれている方

免疫を動かすには本人のエネルギーが必要なため、栄養状態が良く、全身状態が安定しているほど有利です。

免疫療法が効かない人の5つの特徴

一方で、免疫療法が効かない人には、以下のような特徴があります。

①免疫抑制環境が強い

がんの周りに、味方の免疫をジャマする細胞や物質がバリアのように固まっている状態だと、免疫療法の効果が期待できません。

具体的には、制御性T細胞(Treg)、骨髄由来抑制細胞(MDSC)、TGF-β、IL-10などの免疫抑制性サイトカイン、腫瘍関連マクロファージなどを主治医に聞いてみると良いでしょう。

②がんが進行している・転移が多い

腫瘍の量や種類が多すぎて免疫の処理能力を超えてしまうと、薬が効きにくいです。

③免疫抑制剤やステロイドを使用中

他の病気の治療などで、免疫の働きを弱める薬(免疫抑制剤・ステロイド)を飲んでいる状態だと、効果を打ち消してしまいます。

④活動性の自己免疫疾患がある

関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、全身性エリテマトーデスなどの自己免疫疾患が活動期ある方では、免疫療法により病状が悪化する可能性があり、リスクがあります。

⑤バイオマーカーが低値

免疫療法の効果を予測する各種バイオマーカーが低値の場合、治療効果は限定的になります。

具体的には、「PD-L1が1%未満、TMB(変異量)が5 mutations/Mb未満、MSI検査で「MSS(正常)」と判定、腫瘍浸潤リンパ球が乏しい」と判断された場合などは、免疫療法単独では十分な効果が得られにくい傾向にあります。

【どれくらいの人に効くの?】免疫療法の実際の効果は?

そもそも、免疫療法が「効かない」「怪しい」と言われる理由

免疫療法 効果がない 怪しい

しかしその一方で、「効果がない」「怪しい」などと言われることもあります。

その理由には、いくつかの要因が挙げられます。

まず、免疫療法にはさまざまな種類があり、それぞれ効果が異なることです。

さらに、免疫療法の効果は個々の患者さまによって大きく異なることが知られています。

加えて、3大治療法(手術、放射線、薬物療法)ほどの豊富な科学的データがまだ蓄積できていないため、治療効果について誤解が生じやすいという背景があります。

しかし、一部の免疫療法はすでに科学的にその効果が証明されており、多くのクリニックで効果のデータが公開され使用されています。

また、免疫療法は現在も研究が進行中であり、今後さらに多くのデータが蓄積されることで、効果に対する信頼性が高まると期待されています。

そもそも、医療行為における「効果が証明されている」とは?

免疫療法は効果がない?

「科学的に証明されている」とは、特定の事象や効果が科学的な方法を通じて検証され、その信頼性や再現性が確立されている状態を指します。

病気の治療法について「効果が科学的に証明されている」と言えるためには、その治療法がエビデンスレベルという基準で評価され、高い評価を得ていることが必要です。

エビデンスレベルは、治療の有効性を示す証拠の信頼度を表す指標で、レベルⅠからⅥまでの段階があります。

数値が小さいほど、その治療法の有効性を裏付ける証拠が強いことを意味します。

信頼性の高い治療法は、厳密な研究や臨床試験に基づいて効果が確認されているため、エビデンスレベルが高いとされています。

 エビデンスレベル  内容
 レベルⅠ システマティック・レビュー/RCT(ランダム化比較試験)のメタアナリシス
 レベルⅡ 1つ以上のランダム化比較試験による証拠
 レベルⅢ 非ランダム化比較試験による証拠
 レベルⅣa 分析疫学的研究(コホート研究)による証拠
 レベルⅣb 分析疫学的研究(症例対照研究、横断研究)による証拠
 レベルⅤ 記述研究による証拠
 レベルⅥ 患者データに基づかない、専門委員会や専門家個人の意見による証拠

 

通常、健康保険が適用されている治療法は、エビデンスレベルでいうとⅡに相当することが多いです。

これは、ランダム化比較試験による信頼性の高い証拠が求められるからです。

しかし、実際の治療選択においては、エビデンスレベルだけでなく、治療の効果と弊害のバランス、患者さまの状態や希望なども総合的に考慮することが重要です。

高いエビデンスレベルを持つ治療法でも、それが患者さまにとって必ずしも最適とは限りません。

効果が証明されている免疫療法

証明 エビデンス

大規模な臨床試験(治験)を経て、生存率の向上や腫瘍の縮小効果が明確に証明されている免疫療法は、大きく分けて以下の3つのカテゴリーが代表的です。

一部の免疫チェックポイント阻害薬による治療法とその効果

免疫療法の中で、2026年1月時点で「科学的に効果が証明されている」治療の代表格が「免疫チェックポイント阻害薬」です。一部の免疫チェックポイント阻害剤が、保険適用となっています。

この治療の最大の特徴は、効果の出方に個人差が大きい点にあります。

  • 主な有効率の目安:
    • 免疫チェックポイント阻害剤の単剤療法:がんの種類にもよりますが、がんが縮小する割合(奏効率)は概ね20〜30%程度です。10人中7〜8人には十分な効果が見られないのが現実です。
    • 併用療法(2026年最新):他の抗がん剤や別の免疫チェックポイント阻害薬と組み合わせることで、特定の条件下では約50%〜60%まで有効率が向上しています。
  • 特徴: 一方で、一度効果が現れるとその効果が長期間持続しやすい性質があります。従来の治療では難しかった「長期生存」を目指せる点が、最大のメリットです。

保険診療として治療を受けられるかどうかは、「がんの種類」「進行度」「これまでの治療歴」などの厳格な条件によって決まります。まずは担当医に、ご自身の状況がこれらの適応条件に合致するかを確認することから始めてください。

CAR-T療法とその効果

「細胞免疫療法」の一種であるCAR-T療法では、患者さま自身の免疫細胞(T細胞)を取り出し、遺伝子操作によって「がん細胞への攻撃力」を劇的に高めてから体内に戻す最新の治療法です。

  • 主な有効率の目安:
    • 完全奏効率がんが縮小する割合): 血液がん(白血病やリンパ腫)において、約70%〜80%という驚異的な数値が報告されています。
  • 特徴:
    • 既存の抗がん剤が全く効かなくなった再発・難治性の患者さんに対しても、劇的な「がん消失」をもたらすケースが多々あります
    • ですが、対象は血液がんが中心で、胃がん肺がんなど固形がんへの適用は、現時点では多くが研究段階や自由診療の枠組みとなります。

二重特異性抗体療法とその効果

がん細胞を狙う「手」と、免疫(T細胞)を捕まえる「手」で両者を強制的に引き寄せ、攻撃をサポートする最新の治療法です。

  • 主な有効率の目安:
    • 奏効率(がんが縮小する割合)血液がんの多発性骨髄腫などにおいて、約60%〜70%の有効性が確認されています。
  • 特徴:従来の抗体薬(分子標的薬)よりも免疫細胞を効率的にがんに誘導するため、より強力な攻撃が可能です。

クリニックや病院が有効率を調査・研究している免疫療法

6種複合免疫療法の有効率

健康保険が適用されない自由診療の免疫療法も数多く存在します。

これらの治療法は、効果や施術方法、安全性、費用などが異なるため、治療を受ける際にはそれぞれの点を慎重に確認することが非常に重要です。

また、自由診療の免疫療法においても、各クリニックや病院が治療の効果を調査・研究し、データを収集している場合があります。

今回は、その中でも特に注目されている「6種複合免疫療法」について紹介します。

6種複合免疫療法は、さまざまな免疫療法を組み合わせることで効果を最大化しようとする新たなアプローチで、がん治療の新たな可能性を広げています。

6種複合免疫療法

6種複合免疫療法は、体内に存在する6種類の免疫細胞を抽出し、増殖・活性化させた後に体内に戻すという治療法で、多くの医療機関で採用されています。

この治療法は、従来の単一の免疫細胞を使った免疫療法の限界を克服するために開発された新しいアプローチです。

6種類の免疫細胞はそれぞれ異なる役割を持ち、これらを同時に活性化することで免疫細胞の相互作用が生まれがんと闘う力が増強します。

以下に、6種類の免疫細胞とその役割について説明します。

 免疫細胞  特徴
 NK細胞 がん細胞やウィルスに感染した細胞を直接攻撃します。
 樹状細胞 体内の異物を認識し、その情報を他の免疫細胞に伝える役割を果たします。
 ヘルパーT細胞 免疫の指揮官として、免疫応答を調整します。
 キラーT細胞 特定のがん細胞やウィルスに感染した細胞を攻撃します。
 NKT細胞 NK細胞とT細胞の両方の特徴を持ち、免疫応答を早期に活性化します。
 γδ(ガンマ・デルタ)T細胞 異物に反応すると共に、自己の組織が異常な状態にあることを察知し、それらを攻撃します。

6種複合免疫療法の大きな特長は、重篤な副作用が起きにくい点です。

副作用が少ない治療法を望む方や、極力入院を避けたい患者さまから選ばれる治療法となっています。

6種複合免疫療法の有効率

以下に、同仁がん免疫研究所による6種複合免疫療法の治療データを紹介します。

1クール(6回)の6種複合免疫療法を終えた、380名の患者さまに調査した治療結果が以下の通りです。

6種複合免疫療法・判定基準

6種複合免疫療法・進行抑制率

6種複合免疫療法・進行抑制率

 

判定基準 結果
A(大きく減少) 21名(5%)
B(減少) 79名(21%)
C(変化なし) 200名(53%)
D(少し大きくなった) 54名(14%)
E(大きくなった) 26名(7%)

 

各免疫療法の対象がん・副作用・費用・治療のスケジュールを徹底比較

ここでは、現在注目されている4つの代表的な免疫療法について、対象がん・有効率・副作用・費用・スケジュールを徹底比較します。

最新の臨床データおよび自由診療における報告に基づいて、比較表を作成しました。ご自身の状況や優先順位(効果の高さ、副作用の少なさ、費用の負担など)に合わせてご確認ください。

免疫チェックポイント剤

  • 対象がん: 保険適用となる条件は限定的ですが、2026年2月時点で以下の9つの薬剤が承認されています。

ニボルマブ(オプジーボ)、ペムブロリズマブ(キイトルーダ)、イピリムマブ(ヤーボイ)、デュルバルマブ(イミフィンジ)、アテゾリズマブ(テセントリク)、アベルマブ(バベンチオ)、テスレリズマブ(テビムブラ)、セミプリマブ(リブタヨ)、トレメリムマブ(イムジュド) 

※肺がん、胃がん、腎がん、食道がん、乳がんなどの特定のステージ・条件を満たす患者さまが対象です。

  • 副作用: 従来の抗がん剤より頻度は低いものの、他の免疫療法の副作用よりも頻度は高く、免疫関連副作用(irAE)に注意が必要です。主な症状として、発熱、皮膚のかゆみ、意識の低下、下痢、咳、動悸などが報告されています。
  • 費用: 公的医療保険の適用は、国が承認した特定のがん種・病期(ステージ)・治療歴などの「厳格な条件」をすべて満たした場合のみに限られます。条件を満たさない(適応外の)使用は全額自己負担となり、治療費は極めて高額になります。 保険適用となった際は「高額療養費制度」が利用できるため、月々の自己負担額は所得に応じた一定額(数万円〜20万円程度)に抑えられます。
  • スケジュール: 通常、2〜6週間に1回、病院の点滴室で投与を受けます。効果が持続する限り、数ヶ月から数年単位で継続することが一般的です。

CAR-T療法

  • 対象がん: 難治性の白血病やリンパ腫、多発性骨髄腫など、一部の血液がんに限定されています。既存の治療で効果が得られなかった方が対象です。
  • 副作用: 投与直後のサイトカイン放出症候群(CRS)による高熱や血圧低下、意識障害などの神経症状、また長期的にはB細胞減少による重篤な感染症リスクがあります。
  • 費用:1回3,000万円を超える極めて高額な薬剤ですが、公的保険の適用は「特定の血液がん」かつ「標準的な治療で効果が得られない」などの厳格な条件をすべて満たすごく一部のケースに限られます。 条件に合致し保険診療となった際は、高額療養費制度により、月々の自己負担額は所得に応じた一定額(数万円〜20万円程度)に抑えられます。
  • スケジュール: 患者さま本人の血液を採取し、海外等の施設で約1ヶ月かけて細胞を加工(遺伝子導入)します。その後、準備が整い次第、2~4週間入院し1回のみ点滴投与を行います。

二重特異性抗体

  • 対象がん: 主に再発・難治性の多発性骨髄腫、弥漫性大細胞型B細胞リンパ腫など。現在、一部の固形がんへの適応拡大に向けた研究も進んでいます。
  • 副作用: CAR-T療法と同様に、免疫の過剰反応によるサイトカイン放出症候群(CRS)や、白血球減少に伴う感染症のリスクがあります。
  • 費用: 公的保険の対象となりますが、その適用範囲は極めて限定的です。 一部の血液がんのうち、再発・難治性で「標準的な治療では効果が得られない」といった国が定める厳格な基準をすべて満たした場合に限り、保険診療として認められます。適用となった際は、高額療養費制度により月々の自己負担額は所得に応じた一定額(数万円〜20万円程度)に抑えられます。
  • スケジュール: 週1回、あるいは隔週での点滴投与が一般的です。初期投与時は副作用のモニタリングのため1~2週間の入院が必要なケースもありますが、安定すれば通院での治療が可能です。ただし、病気のコントロールできている期間は継続となります。

6種複合免疫療法

  • 対象がん: 血液がんの一部を除く、ほぼ全ての固形がん(肺、胃、大腸、膵、乳、子宮など)が対象です。再発予防から、標準治療が困難な進行がんの方まで幅広く対応しています。

以下画像のがんが、6種複合免疫療法で過去に治療したがん種の一部です。

ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下画像に記載されていないがん種や希少がんでも治療可能です。

副作用  自分自身の細胞を培養して戻すため、拒絶反応がほぼありません。副作用は極めて軽く、投与当日に軽い発熱や倦怠感が出る程度であることがほとんどです。
費用  全額自己負担(自由診療)となります。1クール(6回投与)で約165万円〜200万円程度(施設による)が目安となります。
スケジュール  2〜3週間に1回のペースで採血・点滴を行います。1クール(約3〜4ヶ月)を1つの区切りとし、通院のみで治療が完結するため、仕事を続けながらの受診が可能です。

免疫療法はどのような人に適している?

免疫療法は、自身の免疫細胞を活用するため、副作用が少ないのが特徴。

このため、体力が低下している方や高齢者でも安心して治療を受けることができます。

また、免疫療法は新しい治療法であるため、従来の3大治療法では効果が見られなかった方にも適しています。

体力の少ない方

免疫療法は、従来のがん治療(手術、放射線療法、化学療法)に比べ、副作用が少なく、体への負担が軽い点が大きなメリットです。

特に、体力が回復しにくい高齢者や体力が低下している方でも、安心して治療を続けられます。

また、多くの免疫療法は1回の治療時間が短く、入院の必要がないため、日常生活に大きな影響を与えることなく治療を続けることが可能です。

生活の質(QOL)を維持しながらがんと向き合いたい方にとって、この点は大変重要です。

3大治療法の効果をより高めたい方

免疫療法は、従来の3大治療法と併用することが可能です。

これにより、各治療法の特性を活かし、より高い治療効果が期待できます。

ただし、併用治療の効果は、患者さまの状態やがんの種類、進行度によって異なるため、治療計画は担当医と相談し、個々の状況に合わせて決定することが重要です。

治療方法がないとお悩みの方

3大治療法で効果が見られなくなった場合でも、免疫療法はおすすめです。

特に末期がんで「もう治療法がない」とお悩みの方には、免疫療法が希望をもたらす可能性があります。

免疫療法は免疫力を高めることで、これまで十分な効果を感じられなかった放射線療法や抗がん剤治療が再び効果を発揮する期待ができます可能性があります。

既存の治療法を補完し、その効果を最大限に引き出す相乗効果も期待できるため、免疫療法はがん治療において重要な位置を占めています。

再発・転移を予防したい方

免疫療法は全身治療であり、手術や放射線療法では対応が難しい転移性がんや微小ながん細胞にも効果を発揮します。

これは、体内の免疫システムを活性化し、全身でがん細胞を攻撃できるようになるためです。

特に、がんが複数の部位に転移している場合や、発見が困難ながん細胞が点在している場合にも、免疫療法は有効です。

さらに、全身治療である抗がん剤治療に比べ、副作用が少ないというメリットもあります。

免疫療法は、患者さまの生活の質(QOL)を維持しながら、全身に広がったがんに対しても治療を行うことが可能です。

主治医に「免疫療法が向いているか」を聞くための3つのステップ

今回、免疫療法の様々な特徴や数値をご紹介しましたが、正直ご自身だけで免疫療法が効きやすいのかを判断するのは非常に困難です。正確な判断には、専門的な検査結果に基づいた主治医の見解が欠かせません。

診察の際に、この記事の内容を参考にしながら、以下のように先生へ尋ねてみると良いでしょう。

ステップ1:免疫療法に興味があることを伝える

まずは、現在の治療方針を尊重しつつ、新しい選択肢としての関心を丁寧に伝えてみると良いです。

相談の例: 「今の治療に加えて、免疫療法についても詳しく知りたいと思っています。私の場合、今の検査データから見て『効きやすいタイプ』なのか、先生のご見解を伺いたいです。」

ステップ2:具体的な「キーワード」を出して詳しく聞く

先ほど挙げた「効きやすさの指標」をキーワードとして出すことで、より具体的な解説を引き出すことができます。

相談の例: 「具体的に私のがんの「バイオマーカー)」の結果はどうだったか知りたいです。」

具体的には、PD-L1の発現率、MSI検査の結果、TMB(腫瘍変異負荷)、TIL(腫瘍浸潤リンパ球)を解説してもらえると思います。

ステップ3:今後の「作戦」を一緒に考える

ステップ2の数値が「効きやすい」ものであっても「効きにくい」ものであっても、大切なのはその次のステップです。

相談の例:

  • 数値が「良い」場合「いつからどんな免疫療法を始めるのがベストなタイミングでしょうか?」
  • 数値が「良くない」場合「他の治療(抗がん剤など)と組み合わせることで、効果を底上げするような選択肢はありますか?」

がん免疫療法はどこで受けられる?施設選びのポイント

最後に、各免疫療法がどのような病院で受けられるかを解説して締めようと思います。

免疫チェックポイント阻害薬:身近な「がん拠点病院」

免疫チェックポイント阻害剤は、現在では標準治療として広く普及しているため、がん拠点病院にて治療を受けられます。

  • 受けられる場所:
    • がん診療連携拠点病院:全国に約400施設以上ある、国が指定した専門病院。
    • 大学病院・公立病院:腫瘍内科や呼吸器外科などがある大規模病院。
  • 特徴:
    • 標準的ながん治療を行っている病院であれば、ほとんどの施設で導入されています。地方の基幹病院でも受けられるため、「住み慣れた地域」での通院治療が可能です。

CAR-T細胞療法:全国でも限られた「認定施設」

CAR-Tは、高度な技術と設備を要するため、どこでも受けられるわけではありません。

  • 受けられる場所:
    • 特定の大学病院や国立がん研究センターなどの「認定施設」
  • 探し方のコツ:
    • 製薬会社が認定した施設でしか実施できません。重い副作用(CRS)に対応できるICU(集中治療室)があり、血液内科の専門医が揃っている、全国でも数十〜百施設程度に限られます。
  • 注意点:
    • 紹介状が必要なケースがほとんどです。まずは現在通っている主治医に「認定施設への紹介」を相談することから始まります。

二重特異性抗体:血液内科のある「地域基幹病院」

二重特異性抗体は、CAR-Tほど設備は限定されませんが、血液がんの専門知識が必要です。

  • 受けられる場所:
    • 血液内科を持つ大規模病院
    • 造血幹細胞移植を行っている病院
  • 特徴:
    • 「緊急時に対応できる医療施設」という条件があるため、クリニックではなく、入院設備のある大きな病院がメインとなります。CAR-Tよりは受けられる施設数が多いため、比較的近隣で見つけやすいのがメリットです。

 

6種複合免疫療法:専門の「自由診療クリニック」

これまでの3つとは異なり、大学病院などの「標準治療」の現場ではほとんど行われていません。

  • 受けられる場所:
    • 免疫細胞療法を専門とする私立クリニック
    • 再生医療の認可を受けた医療機関
  • 探し方のコツ:
    • 「6種複合免疫療法」を提供しているグループや、提携している各地のクリニックを探すことになります。
  • 特徴:
    • 入院は不要で、多くが都市部のビル内などにあるクリニックで提供されています。「待ち時間が少ない」「プライバシーが守られる」といった利点がありますが、保険診療の病院とは別に探す必要があります。

ご自身に合っている免疫療法を!

今回の記事では、免疫療法、特に最近注目されている4つの免疫療法について詳しく解説しました。

治療法 メリット(強み) デメリット(懸念点)
免疫チェックポイント阻害薬 通院で治療可能。長く効き続ける「長期生存」の可能性がある。 自己免疫疾患のような副作用(irAE)が全身に出るリスクがある。
CAR-T細胞療法 たった1回の投与で「完治」を目指せるほどの爆発的な攻撃力。 1ヶ月近い入院が必要。重い副作用(CRS)の管理が必須。
二重特異性抗体 CAR-Tに近い効果を、より手軽(入院短縮)に開始できる。 定期的な投与が必要。新しい治療のため長期データが少ない。
6種複合免疫療法 副作用が極めて軽く、末期や高齢者でも併用しやすい。 保険がきかず全額自己負担。医学的エビデンスがまだ不十分な段階。

免疫療法には、様々な種類があるので、ぜひご自身に合っている治療法を見つけ、後悔のない選択をしてくださいね。

ちなみに、今回ご紹介したこの6種複合免疫療法を提供しているのが、同仁がん免疫研究所です。

6種複合免疫療法とは、患者さま自身の体内から6つの免疫細胞を抽出し、増殖・活性化させて体内に戻すことで、がんと闘う力を増強するこの治療法は、副作用が起きにくく、生活の質を落とさずに治療が可能である点から近年注目を集めています。

同仁がん免疫研究所では治療の効果を追求し、治療結果を公開しています。

また、費用面についても明確に提示しているため、ご自身の経済状況を考慮して治療を検討することができます。

免疫療法は一人ひとりの体調やがんの状況により効果が変わるため、ご自身に最適な治療法を選ぶためには多くの情報を集めることが大切です。

さらに詳しい6種複合免疫療法の情報については、以下のバナーからご確認くださいね。

 

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