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がん種別ステージ4の特徴とは?生存率や余命、治療法をわかりやすく解説
ステージ4のがんは、がんが原発部位を超えて他の臓器や遠くのリンパ節にまで広がった状態を指し、最も進行した段階に当たります。
この「ステージ4」という言葉に対して、患者さまご本人はもちろんのこと、ご家族にとっても「もう治療ができないのではないか」「余命が短いのでは」といった強い不安やショックを感じることが少なくありません。
しかし、ステージ4だからといってすぐに治療の可能性がなくなるわけではありません。
今回の記事では、ステージ4がんの特徴や最新の治療法について詳しく解説します。
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副作用が少なく、他の治療と併用できる!
6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。
治療法は採血と点滴だけの通院治療です。
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- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
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がんのステージ4とは? 定義と進行度
がんの進行度を示す「ステージ分類」は、治療方針を考えるうえで非常に重要な指標です。
中でもステージ4は、がんが原発部位を超えて他の臓器へ転移していることが多く、最も進行した段階とされています。
ステージ分類の概要と違い
がんの「ステージ分類」は、腫瘍の大きさや広がり、リンパ節や他の臓器への転移の有無をもとに、進行度を評価する指標です。
一般的にはステージ0〜4まであり、数字が大きいほど進行していることを示します。ステージごとの特徴は以下のとおりです。
ステージ0 | 上皮内にとどまるごく初期の段階(非浸潤がん) |
ステージ1 | 限局性のがん。腫瘍が小さく、転移は認められない |
ステージ2 | 腫瘍がやや大きくなるか、周囲の組織に浸潤がみられる |
ステージ3 | リンパ節転移を伴うが、遠隔転移はない |
ステージ4 | 他の臓器にがんが転移している最も進行した状態 |
がんのステージ4は「最も進行した状態」
ステージ4のがんは、原発巣(がんの発生元)から離れた臓器へ転移している状態を指し、一般的に「最も進行した段階」とされます。
ただし、すべてのがんが急激に悪化するわけではなく、進行のスピードや治療の選択肢は個々の症例によって異なります。
以下は、ステージ4の特徴的ながんの広がり方です。
遠隔転移 | 肺・肝臓・骨・脳など、離れた臓器にがんが広がっている |
リンパ節の広範な転移 | 原発巣から遠いリンパ節までがんが到達している |
原発巣の浸潤 | がんが周囲の組織や臓器に深く入り込んでいる |
ステージ4=末期がんではない
がんのステージ4と診断されても、それが「末期がん」と同じ意味を持つわけではありません。
ステージ4は遠隔転移があるなど、がんが進行している状態を指しますが、治療によって症状をコントロールしながら、日常生活を維持できる期間が長く続くケースも多くあります。
一方で、「末期がん」という言葉は、治癒が非常に難しく、延命よりも苦痛の緩和や穏やかな生活を重視する段階を指します。
両者は重なる場合もありますが、意味や治療方針には明確な違いがあります。
また、近年では免疫療法や分子標的薬など、従来の枠を超えた新しい治療法も登場しており、末期とされる状態でも希望を持てる選択肢が複数生まれています。
がん種別ステージ4の特徴と生存率
ステージ4のがんと診断された場合、その特徴や治療の選択肢、予後はがんの種類によって大きく異なります。
ここでは、代表的ながん種ごとにステージ4の状態と、治療の可能性について解説します。
肺がんのステージ4
肺がんのステージ4は、がんが肺以外の臓器へ転移している状態を指します。
代表的な転移先としては、脳・骨・肝臓・副腎などがあり、これからの遠隔転移が確認された時点でステージ4と診断されます。
肺がんには非小細胞肺がんと小細胞肺がんがあり、それぞれで治療方針や予後が異なります。
近年は分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬の登場により、病状を一定期間コントロールできる例も増えています。
なお、ステージ4肺がんの5年生存率は一般的に約5%前後とされていますが、個々の症例や治療の進歩によって、それ以上の生存期間が得られるケースもあります。
大腸がんのステージ4
大腸がんのステージ4は、がんがリンパ節を超えて他の臓器(肝臓・肺・腹膜など)へ転移している状態を指します。
進行したがんではありますが、外科手術や化学療法、分子標的薬を組み合わせた集学的治療によって、がんの進行を抑えつつ日常生活を維持できるケースもあります。
治療方針は、がんの転移部位や広がり、患者さまの体力や希望に応じて個別に決定されます。
ステージ4の大腸がんの5年生存率は約15〜20%程度とされていますが、治療の進歩により、より長期にわたって病状が安定する例も増えています。
胃がんのステージ4
胃がんのステージ4は、がんが他の臓器(肝臓・肺・腹膜など)へ転移している、もしくは腹腔内に広がっている状態を指します。
この段階では、根治的な手術が難しいケースが多く、全身化学療法を中心とした治療が基本となります。
ただし、適切な治療によって病状を抑え、食事や生活の質を保ちながら過ごすことも可能です。
ステージ4胃がんの5年生存率は約5〜10%とされていますが、病状や治療への反応によっては、さらに長く生活を維持できるケースもあります。
膵臓がんのステージ4
膵臓がんのステージ4は、がんが肝臓や肺、腹膜などの遠隔臓器に転移している状態を指します。
膵臓がんは早期発見が難しいがんとされており、発見時にはすでに進行していることが多いのが特徴です。
この段階では、根治的な手術は難しいケースが大半で、化学療法や緩和ケアを中心に病状の進行抑制と症状緩和を目指します。
近年では、新しい薬剤や治療法の研究も進んでおり、治療の選択肢が少しずつ広がっています。
膵臓がんステージ4の5年生存率は約2〜5%とされ低い傾向にありますが、治療の工夫や支援体制の充実によって、生活の質を保ちながら治療を続けられる可能性もあります。
乳がんのステージ4
乳がんのステージ4は、がんが骨、肺、肝臓、脳などの遠隔臓器に転移している状態です。この段階では治癒を目指すことは難しいとされますが、薬物療法の進歩により、がんを抑えながら長く日常生活を維持できる例も増えています。
ステージ4乳がんの5年生存率は約30%前後とされ、他のがん種のステージ4に比べて高い傾向にあります。
ステージ4のがんの主な治療法
ステージ4のがんでは、根治が難しいとされる一方で、病状の進行を抑えたり、症状を和らげながら生活を維持することを目的とした治療が行われます。ここでは、代表的な治療法とそれぞれの特徴について解説します。
化学療法
化学療法は、抗がん剤を用いてがん細胞の増殖を抑える全身治療です。
ステージ4のがんでは、病状の進行を抑えたり、症状を緩和しながら生活の質(QOL)を維持することが基本的な治療方針となりますが、がんの種類や状態によっては、完治を目指す治療が選択されることもあります。
使用される薬剤はがんの種類や進行度、患者さまの体調に応じて選ばれ、他の治療法と併用されることもあります。
副作用には次のようなものがあり、治療中は慎重な体調管理が重要です。
- 吐き気・嘔吐
- 脱毛
- 倦怠感
- 骨髄抑制(白血球・赤血球・血小板の減少)
副作用を適切にコントロールしながら、無理のないペースで治療を継続していくことが大切です。
放射線療法
放射線療法は、高エネルギーの放射線を照射することでがん細胞を破壊し、増殖を抑える治療法です。
ステージ4のがんに対しては、一般的には痛み・出血・腫瘍による圧迫などの症状を和らげ、生活の質を向上させることを主な目的としますが、がんの種類や病状によっては、根治を目指して行われるケースもあります。
治療はがんの種類や進行具合に応じて、照射する部位や回数を調整しながら行われます。
副作用は照射部位によって異なりますが、以下のようなものが見られることがあります。
- 倦怠感
- 皮膚の赤みや乾燥
- 照射範囲に応じた臓器への影響(例:食道炎、下痢など)
症状の緩和を目指しながら、患者さまの生活の質をできる限り保つために広く用いられている治療法です。
分子標的薬
分子標的薬は、がん細胞に特有の遺伝子変異や異常なタンパク質を標的として作用する薬剤で、個々の体質やがんの性質に応じた「個別化医療」を支える重要な治療法です。
ステージ4のがんにおいても、BRAF、EGFR、HER2といった遺伝子異常が確認された場合、高い治療効果が期待できるケースがあります。
また、正常な細胞への影響を抑え、がん細胞に選択的に働く点が大きな特徴です。
ただし、以下のような注意点もあります。
- 抗がん剤に比べて耐性が生じやすいことがある
- 副作用として皮膚障害や高血圧などがみられる場合がある
- 定期的な検査や副作用管理が必要
遺伝子検査の結果に応じて治療適応が決まるため、治療前の詳細な検査が非常に重要です。
緩和ケア
緩和ケアは、がんによる身体的・精神的なつらさを軽減し、患者さまとご家族がより穏やかに過ごせるよう支援する医療です。
ステージ4のがんにおいては、治療の終了を待たず、診断の早い段階から緩和ケアを取り入れることで、生活の質を高めながら治療を前向きに続けることが可能になります。
主な特徴としては以下のとおりです。
- 痛み、吐き気、呼吸困難などの身体症状をやわらげる
- 不安や落ち込みといった精神的苦痛にも対応する
- 医師、看護師、心理士、ソーシャルワーカーなど多職種による支援が受けられる
緩和ケアは「最期の手段」ではなく、「よりよく生きる」ことを支える大切な医療のひとつです。
免疫療法
免疫療法は、がんに対する体の免疫機能を活性化させる治療法で、近年大きな注目を集めています。ステージ4のがんにおいても、免疫チェックポイント阻害薬などの新たな薬剤の登場により、がんの進行を抑えつつ日常生活を維持できるケースが増えています。
治療の種類 | 特徴 |
免疫チェックポイント阻害薬 | 免疫のブレーキを外し、がんを攻撃しやすくする(例:オプジーボなど) |
細胞療法・ワクチン療法 | 自身の免疫細胞を強化・活性化してがんに立ち向かう治療(現在も研究進行中) |
ステージ4のがんと余命
ステージ4のがんと診断された場合、「余命」という言葉に強い不安を抱く方も少なくありません。確かに統計上の生存期間は限られることがありますが、実際の経過はがんの種類や治療内容、体の状態によって大きく異なります。
余命は平均値ではなく「目安のひとつ」としてとらえ、医師と相談しながら前向きな選択をしていくことが大切です。
要因 | 余命に影響を与える主なポイント |
がんの種類・進行速度 | 膵臓がんは進行が速く、乳がんなどは長期管理が可能なこともある |
治療法の選択肢・効果 | 分子標的薬や免疫療法の進歩により延命や症状改善が見込まれる |
全身状態(体力・合併症の有無) | 治療の継続可否や副作用への耐性にも影響を与える要因となる |
ステージ4におけるQOLを重視した医療
ステージ4のがんでは、病気とともに生きる時間を少しでも快適に過ごすことが重要になります。治療によってがんを完全に取り除くことが難しい場合でも、生活の質(QOL:Quality of Life)を高めるための医療が重視されます。身体的な症状緩和だけでなく、精神的・社会的な支援も含めた包括的なケアが求められます。
「がんと共に生きる」姿勢を支える医療として、QOLを意識した関わりが欠かせません。
ケアの要素 | 内容例 |
身体的サポート | 痛みや吐き気のコントロール、体力の維持 |
精神的ケア | 不安や抑うつへの対応、カウンセリングの提供 |
社会的支援 | 在宅療養の整備、介護者への支援、医療費・生活面の相談窓口など |
ステージ4のがんと6種複合免疫療法
ステージ4のがんでは、標準治療のみでは病状のコントロールが難しい場面も多く、治療と生活の両立を考えた新たな選択肢が求められています。そうした中で注目されているのが、「6種複合免疫療法」と呼ばれる先進的な治療法です。これは患者さま自身の免疫機能を活性化させ、多角的にがん細胞へアプローチすることを目的としています。
次に、この治療の具体的な仕組みや効果、安全性について詳しくご紹介します。
副作用が少ない6種複合免疫療法
「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。
①副作用が少なく、体への負担が小さい治療法である
患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。
そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、6種複合免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。
②がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。
③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
6種複合免疫療法は、採血と点滴だけの通院治療です。
そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。
6種複合免疫療法の治療効果
以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。
A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。
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