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がんの再発を阻止するには?再発しないための予防策、再発しやすい癌のパターンついても解説

  • 再発

みなさんは、がんになる確率をご存じですか?
がん情報サービスによると、がんになる確率は生涯で65.5%。
がんで死亡する確率は、生涯で26.7%とのこと。
(参考:がん情報サービス がんという病気について

つまり、日本人の2人に1人は一生のうちで何らかのがんにかかる可能性があることが分かります。
また、がんは再発する可能性のある病気です。

今回はがんの再発について以下の情報をまとめました。

・がんが再発する理由
・原発巣について
・再発リスクを下げるためにできること
・術後補助療法について
・術後補助療法を受ける際の注意点

再発について詳しく知りたい人や、再発予防の治療を受けたい人は、ぜひこの記事を参考にご覧ください。

がんは再発する可能性がある


先程も紹介しましたが、がんは再発する可能性がある病気です。
がんは、一度完全に寛解しても再発してしまうことがあります。
がんの再発は当人にとってもご家族にとっても、とてもショックを受ける出来事です。
万が一再発した場合には、1度目の治療期間以上にしっかりとした周囲のサポートが必要となることを念頭に置きましょう。

がんが再発してしまう理由


続いては、がんが再発してしまう理由を紹介します。

がんの再発について概要を説明します。
がんを取りきったり、無くなった状態は「寛解」と呼ばれます。
現在の検査技術では、画像診断や検査で検出されなくても微小ながん細胞が残っている可能性があります。
ですので、完全寛解と診断されても、原発巣のがんが僅かに残る可能性があります。
残ってしまったがんは時間を経てまた大きくなり、再発する可能性が否定できません。
つまり「寛解」は完治ではなく、再発の可能性があるという状態です。

原発巣とは?

続いては、原発巣について解説します。
原発巣とは、がんが最初にできた部位のことです。
寛解した原発巣のがんと同じ性質を持つがん細胞が再度出現したときに、再発と診断されます。
詳しくは後述しますが、別の部位へ転移することもあります。
ただし、異なる性質のがんが見つかった場合には再発ではなく、新たな発症ということになります。

がんが再発する3つのパターン


がんの再発は大きく分けて3つのパターンがあり、それぞれに対応する予防方法も異なります。
局所再発、領域再発、遠隔再発について次章で詳しく解説します。

局所再発

原発巣と同じ場所やその近くで再発することを局所再発と言います。
局所再発の例を見ていきましょう。

例えば、肝細胞がんの場合です。
肝細胞がんでは、背景に慢性肝炎や肝硬変があることが多いと言われています。
肝細胞がんでは、肝臓内の別の場所に局所再発しやすい傾向にあります。

領域再発

がんが周囲の組織に浸潤し、周辺のリンパ節に発生することを領域再発と言います。
遠隔再発の例を見ていきましょう。

例えば、乳がんの場合です。
乳房内や脇下、鎖骨家、鎖骨下、傍旨骨などにはリンパ節があります。
乳がんは周辺のリンパ節で領域再発しやすい傾向にあります。

遠隔再発

がんがリンパ管や血管を通って局所から遠く離れた部位に現れることを、遠隔再発と言います。
遠隔再発は、転移して再発したということです。
遠隔再発の例を見ていきましょう。

例えば、結腸がんの場合です。
結腸はお腹の中の広い空間にあり広く切除しやすいため、局所にがん細胞が残る確率が低いと言われています。
がん細胞が静脈経路の流れに乗って移動しやすいため、肝臓で遠隔再発しやすい傾向にあります。

がんの再発リスクを下げる方法、再発しない人は何してる?


続いては、がんの再発リスクを下げるためにできることを紹介します。
がんは早期発見だけでなく、再発の予防が必要です。
原発巣のがんのステージが高ければ高いほど、再発リスクも上がってしまいます。
一般的には、術後5年間再発が見られなかった場合には、それ以降にがんが再発する確率は非常に低くなると言われています。
つまり、がんが治ったと見なされるので、術後5年間の再発を防ぐことが重要です。

がんの再発リスクを下げるためにできることの具体例を、次章で解説します。

定期的に検査を受ける

がんの再発リスクを下げるためにできること1つ目は、定期的に検査を受けることです。
医師の指示に従って、定期的に検査を受けることを推奨します。
定期検査により、再発を早期に発見できる可能性があります。

術後補助療法を受ける

がんの再発リスクを下げるためにできること2つ目は、術後補助療法を受けることです。
再発予防を目的とした術後補助療法という選択肢もあります。
再発のリスクが高いと想定される場合、術後補助療法がより重要となります。

術後補助療法にはいくつかの方法があり、がんの種類や範囲、進行度、体の状態などから判断します。

また、がんの術後補助療法には全身療法と局所療法があります。
がんの全身療法とは、がんができている部分だけでなく、全身に対して行われる治療のことです。
薬物療法などが、全身療法に当たります。
一方で、がんの局所療法とは、がんができている部位とその周辺に対しても行う治療のことです。
手術療法や放射線療法などがあります。

再発部位は事前に特定できないため、術後補助療法では全身療法から始めることが多いです。
しかし、ケースによっては局所再発を防ぐために局所療法が採用されることもあります。

術後補助療法の種類


術後補助療法の種類について、より詳しく紹介します。

薬物療法

術後補助療法の種類1つ目は、薬物療法です。
薬物療法は全身治療の一種です。
全身にがんが転移する可能性が高いときに採用される治療法として知られています。

術後補助化学療法では、抗がん剤などを投与して取り残した微少ながん細胞の分裂を抑え、再発を予防します。

術後内分泌療法(ホルモン療法)では、女性ホルモンの働きを抑えることでがん細胞の分裂を抑え、再発を予防します。
術後内分泌療法(ホルモン療法)は、主に乳がんに適用されます。
5〜10年かけて治療するのが一般的だと言われています。

薬物療法は、がんの進行を抑えたり症状を和らげる効果のある治療法ですが、副作用にも注意が必要です。
食事や他の薬の影響を受けることもあります。
治療を開始する前には、医師や薬剤師から十分な説明を受けましょう。

免疫療法

術後補助療法の種類2つ目は、免疫療法です。
免疫療法は薬物療法同様に、全身療法の一種です。
体の免疫を強めてがん細胞を排除する治療法として知られています。

免疫細胞治療が、肺がんや肝臓がんの再発リスクを低減させるという論文報告もあります。
施術を受ける方のQOLを保ちながら行える再発予防治療として期待され、研究や臨床応用が進められています。

また免疫療法は体への負担が少なく、重篤な副作用が起きにくいというメリットがあります。
体力が少ない方や、高齢者の方にも治療が可能です。

放射線療法

術後補助療法の種類3つ目は、放射線療法です。
放射線療法は局所療法の一種です。
放射線をがんに照射し、がん細胞の増殖を止めて再発を予防する治療法として知られています。

放射線は正常細胞にも影響を与えますが、正常組織はがん細胞ほどには放射線の影響を受けません。
ですが、放射線療法にも副作用はあります。
副作用は、治療中や治療直後に起こる急性期の副作用と、終了してから半年から数年後に引き起こされる晩期のものがあります。
予期される副作用については、医師や看護師から十分に説明を受けましょう。

術後補助療法を受ける際の注意点


最後に、術後補助療法を受ける際の注意点を紹介します。
術後補助療法は先述の通り、がんの種類や進行度などによって推奨される療法が異なります。
ケースによっては、治療の適応時期が限られている場合もあります。
副作用などのリスクも把握しておく必要があるので、医師としっかり相談することが大切です。
術後補助療法は、自己判断で行うのではなく専門機関と相談の上行いましょう。

まとめ:がんを再発させないために適切な予防行動を取ろう


今回はがんの再発について、以下の情報をまとめました。
・がんが再発する理由
・原発巣について
・再発リスクを下げるためにできること
・術後補助療法について
・術後補助療法を受ける際の注意点

がんの再発は、患者さんとそのご家族の心身に、大きな影響を与える出来事です。
適切な予防行動を行うことで、再発を未然に防ぐ手助けができます。

免疫療法の一つである6種複合免疫療法は、術後補助療法の一種です。
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同仁がん免疫研究所は厚生労働省の許可を受けた細胞培養施設にて、極めて高度な安全管理体制のもとで細胞培養の委託を受けています。
細胞培養数は圧倒的で、約3週間で1,000から2,000個の細胞を20から50億個まで培養できます。
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