がん患者様のためのお役立ちブログ
がんになると痩せてしまう理由は?痩せると末期?気になる余命
がんになると痩せると聞いたことがある方は多いでしょう。また、実際にがんになって痩せたと感じている方も少なくないと思います。
がんは、その性質や治療の副作用によって体重が減りやすいとされています。
さらに、瘦せた状態を放置すると、治療効果に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
今回の記事では、がんになると瘦せてしまう理由や食生活の工夫などについて解説します。
また、がんで急速に痩せてしまったために、末期がんではないか、余命はどれくらいかなどと不安に駆られている方もいらっしゃると思います。
そんな方も含めた多くのがん患者さまに、がん3大療法との併用が可能で副作用が少ない「6種複合免疫療法」を、同仁がん免疫研究所は提供しています。
入院が必要なく、患者さまの生活リズムを変えることなく治療を行うことができます。
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INDEX
がんと体重の関係
実際に、がん患者さまの約半数が体重減少を経験していると言われています。
体重減少の原因としては、食欲不振や吸収障害などの生理的要素だけでなく、精神的なストレスや薬物療法の副作用も考えられます。
体重減少は栄養不足に直結します。体に必要な栄養が摂取できないと、元気を失い、体力が低下していきます。体調が悪化すると、治療の効果を十分に引き出せなくなる可能性があります。
さらに体重が減り続けると、がんの再発や転移のリスクが高まります。
これは、体の免疫力が低下し、感染症に対する抵抗力が弱まるためです。
痩せた状態を放置してしまうと、がんと闘うための体力を維持することが難しくなり、回復の道のりが遠のいてしまいます。
がん患者さまにとって、体重を維持し、栄養を確保することが重要です。食事量や食事内容を調整するだけでなく、適度な運動や心のケアも大切です。
個々の状況に応じたケアが必要で、医師や栄養士と密に連携しながら対策を考えることが望ましいです。
がんになると痩せてしまう理由
なぜ、がんになると痩せてしまうのでしょうか。
治療の副作用だけでなく、がん細胞自体も体重減少の原因になることがあります。
食事が取れなくなる
がん患者さまが痩せてしまう理由は多岐にわたりますが、主な原因として以下のような症状が挙げられます。
まず、消化器の通過障害です。
これは、摂取した食物が正常に消化・吸収されず、栄養が体内に行き渡らない状態を指します。痛みも食事量を減らす要因の一つです。体調不良による痛みや食事によって誘発される痛みが食欲を妨げます。
さらに、精神的ショックも食事が取れなくなる大きな要因です。がん診断のショックやがん治療のストレス、ステージ(病期)や余命への不安が食欲低下を引き起こすことがあります。
また、治療の副作用も無視できない要因で、特に化学療法や放射線治療は、吐き気や嘔吐、食欲不振、味覚の変化を引き起こすことがあります。
具体的な症状としては「食欲が出ない」「吐き気や嘔吐が頻繁に起こる」「味覚や匂いの感じ方が変わる」などが挙げられます。特に味覚の変化は、食事の楽しみを奪い、抵抗感を生むことがあります。
また、嚥下機能の低下は食事に直接影響し、食べ物を噛んだり飲み込んだりするのが難しくなったり、飲食時にむせたりすることがあります。
がん治療の副作用が痩せる原因になる場合については、記事の後半でもう少し詳しく解説します。
悪液質の発症
悪液質は、がん患者さまが直面する深刻な病態の一つです。
がん細胞からサイトカインなどの物質が放出されることによって引き起こされます。
その結果、体内で慢性炎症が起きたり、代謝や免疫機能が異常を来したりします。さらに、がん自体が体内の栄養を奪うため、患者さまの体は急激に痩せていきます。
この悪液質はアメリカ政府公式の医療情報サイトPubMedで「多因子症候群」、すなわち複数の要因によって引き起こされる病態と定義されています。
悪液質は、通常の栄養補給では完全には回復できず、進行性の機能障害を引き起こす骨格筋量の減少が伴います。この骨格筋量の減少は、脂肪量の減少の有無にかかわらず発生するとされています。
(出典:Definition and classification of cancer cachexia: an international consensus | PubMed)
悪液質の主な症状は、「筋肉量の急激な減少」です。
これにより、体全体の力が低下し、動作が難しくなるなどの身体的な困難を引き起こします。
また、「体内の代謝異常」は肌の乾燥や毛髪のパサつき、目のくぼみなどの外見的な変化を引き起こすだけでなく、脱力感や無力感といった身体的な不快感も伴います。
さらに、「食欲不振」が進行し、栄養摂取が一層困難になるという悪循環に陥ることもあります。
体重減少は予後に影響し、生存期間にもかかわってくるため、余命を考える上でも無視できません。
(参考:がん悪液質ハンドブック)
がんによる体重減少への対策
がんで痩せたという患者さまは全体の約半数に上るため、体重減少を完全に避けることは難しい場合があります。
ここでは、がんによる体重減少をできるだけ防ぐための対策を3つご紹介します。
食事内容の工夫
がん患者さまにとって食事は非常に重要であり、体力や気力を維持するためには、栄養を適切に摂取することが欠かせません。
しかし、治療の副作用や悪液質の影響で、食事が取りにくくなることもあります。その際に活用できる食事の工夫をいくつか紹介します。
まず、味付けを工夫することで、食事の楽しみを増やし、食欲を刺激することができます。
辛さや酸味、甘味を調整したり、香り付けにハーブやスパイスを使ったりして、食べやすさを向上させます。
次に、食材を柔らかく調理することで、嚥下機能が低下している方でも食事を楽しむことができます。また、スープやシチュー、プリンのような滑らかな食材もおすすめです。
見た目を工夫することも大切です。
彩り豊かな食事は目でも楽しめて、食欲を刺激します。
バラエティ豊かな色や形の食材を使うことで、食事がさらに楽しくなるでしょう。
最後に、カロリーが高い食材を積極的に取り入れることで、少量でも必要なエネルギーを確保できます。
高脂肪の食材やたんぱく質が豊富な食品などを選びましょう。
食べ方の工夫
まず、食べられるものをゆっくりと食べることが大切です。
食べ物に対する嫌悪感や食欲不振を抑えるためにも、無理に食事量を増やさず、自分が食べられるものや食べたいと感じるものから順に摂取しましょう。
それが一口でも、一品でも構いません。
また、一度に大量に食べるのではなく、少しずつ食べて食事の回数を増やす方法も有効です。一度に食べる量が少なくても、回数を増やすことで1日の総摂取カロリーを確保できます。
医療処置
がん患者さまが適切に栄養を摂取するためには、食事内容や食事方法を見直すことも大切ですが、医師の判断により医療処置を受けることも重要となります。
その一つとして、漢方薬や栄養補助食品の服用があります。
これらは体力をつけたり、食欲を増進させたり、体調を整えたりするために使用されます。
また、食事での栄養摂取が困難な場合には、経管栄養や中心静脈栄養といった医療的な栄養補給方法が選択されることもあります。
経管栄養は、鼻から胃や小腸へチューブを通して直接栄養を補給する方法です。
中心静脈栄養は、大きな静脈に直接栄養を補給する方法で、消化器系が全く機能しない場合などに適用されます。
がん治療の副作用が痩せる原因になる?
ここからは、がん治療の副作用が痩せる原因になる場合について解説します。
以下は、抗がん剤治療、放射線治療、手術による治療が痩せる原因になる場合です。
抗がん剤治療によって食事が取れなくなる
抗がん剤治療中には、食事が取れなくなり、体重が減少することがあります。
抗がん剤は全身に影響を及ぼす治療であるため、がん細胞だけでなく正常な細胞にも影響を与え、副作用が生じます。
抗がん剤治療の副作用には、以下のように食事が取りにくくなる症状があります。
- 食欲不振
- 吐き気や嘔吐
- 下痢
- 口内炎
- 味覚や嗅覚の変化
食欲不振になると、食べたいという気持ちが低下したり、吐き気や嘔吐が現れたりすることもあります。下痢も抗がん剤の副作用として見られる症状です。また、抗がん剤の副作用で口内炎が現れることも知られています。さらに、味覚や嗅覚の変化を訴える人もいます。
これらの副作用には個人差があるため、全ての人に現れるわけではありませんが、その可能性を理解しておくことが大切です。
放射線治療で食事が取れなくなる
放射線療法は局所療法の一種で、がんに放射線を照射してがん細胞の増殖を止め、再発を予防する治療法です。
放射線治療は抗がん剤治療と比べて、全身への影響は少ないものの、放射線を照射した箇所に副作用が生じることがあります。
口やのどのがんでは、照射箇所周辺の粘膜や歯ぐきなどが傷付き、潰瘍ができることがあるため、注意が必要です。
食道がんでは、食道に炎症や潰瘍ができる可能性があります。
すい臓がんの場合は、食欲不振や嘔吐・吐き気、下痢などが起こることもあります。
また、前立腺がんや子宮がんでは、下痢や血便などの症状が現れることがあります。
これらの副作用が原因で、食事を取れなくなってしまい、痩せてしまう方もいます。
手術による治療で食べられなくなる
がんの切除手術を行った後、食事を取りにくくなる場合があります。手術によって胃が小さくなったり、大腸が短くなったりすることが原因となることがあります。
手術後に、食事を少量しか取れなくなったり、下痢になったりする場合もあります。
胃の手術後には、冷や汗、動悸、吐き気、腹痛、めまいなどの症状が現れることがあり、注意が必要です。
治療しているにもかかわらず、それが原因で痩せてしまうと、やるせない気持ちになることもあるでしょう。
そこで最後に、副作用が少なく体への負担が小さい治療法についても、ご紹介します。
副作用が少ない6種複合免疫療法
同仁がん免疫研究所が提供する「6種複合免疫療法」の特徴を3つご紹介します。
①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。
②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。
そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。
また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。
③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後、点滴で体内に戻すという治療法です。
そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。
6種複合免疫療法の治療効果
以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果をご紹介します。
A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。
詳細は以下よりお問い合わせください。
6種複合免疫療法の注意点
免疫力を利用してがん細胞を攻撃する6種免疫療法は、一般的ながん治療と比べて体への負担が少なく、体力を温存しながら治療を進めることが可能です。
ただし、注意点が一つあります。
6種複合免疫療法は自由診療であるため、自費での診療となります。
治療は提携医療機関で実施されますが、公的医療保険の対象ではありません。また、がん保険の「先進医療特約」なども対象外となります。
今回の記事では、体重減少ががんの再発や転移、感染症につながりやすくなるということから、悪液質の解説、食事の工夫や医療処置などによる対策、がんの副作用が痩せる原因になる場合について、幅広くご紹介しました。
がんの治療効果を向上させるためにも、体重減少を放置しないことが重要です。
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