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食道がんの初期症状とは?ステージ別分類と治療法、げっぷの関係について解説

がんは、生じた部位や進行度によってさまざまな症状が現れます。

食道がんの初期には、自覚できる症状はほとんどありませんが、症状が進行すると代表的な症状として、げっぷや咳などが現れます。

今回は食道がんで悩まれている患者さまやそのご家族に向けて、情報をまとめました。

その他の症状や治療法についても解説していますので、ぜひ参考までにご覧ください。

【がんの治療の選択肢としておすすめする「6種複合免疫療法」

副作用が少なく、他の治療と併用できる!


6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。

治療法は採血と点滴だけの通院治療です。

6種複合免疫療法をおすすめする理由

  • がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
  • 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
  • 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。

今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。

 

食道がんとは?

食道がんは、食道の粘膜にある細胞ががん化することで生じます。

初期にはこれといった自覚症状がないケースがほとんどです。

中高年の男性によく見られ、喫煙やアルコールの過剰摂取などがリスクになるといわれています。

また、食道がんは、進行が速いという特徴を持ちます。

食道がんの種類

食道がんの種類

食道は、主に「頸部食道」「胸部食道」「腹部食道」の3つに分けられます。

食道入口部から胸骨上縁の高さまでの部分を、頸部食道と言います。

胸骨上縁から食道裂孔上縁までを胸部食道、 食道裂孔上縁から食道胃接合部までを腹部食道と言います。

このうち、日本人は胸部食道がんを発症しやすい傾向があります。

食道がんの症状

食道がんの初期症状は、前述した通りほとんど自覚症状は見られません。

食道がんは進行していくにつれ、以下のような症状が生じます。

  • 飲食時に胸の違和感がある(胸の奥がチクチク痛む、熱いものを飲んだときにしみる感じがするなど)
  • 飲食物がつかえる感じがする
  • 体重が減る
  • 胸や背中が痛む
  • 咳が出る
  • 嗄声(声のかすれ)がある
  • げっぷが出る など

食道がんとげっぷの関係性

げっぷは、食道がんの進行に合わせて現れる症状の一つであることが知られています。

通常のげっぷと異なり、頻繁に起こるという特徴があります。

また、食道の内壁が硬くなって、食事の際に痛みを感じることもあります。

逆流性食道炎は食道がんの原因の一つであるため、逆流性食道炎によるげっぷが見られた時には、食道がんの可能性を意識しておくことも大切です。

食道がんによってげっぷが引き起こされる原因

げっぷが食道がんによって引き起こされるのは、食道の内部に腫瘍が形成され、食物や液体の通過が妨げられるためです。

腫瘍の位置や大きさによって胃の内容物が食道に逆流しやすくなります。

食道がんになりやすい人とは?

一般的に、以下の条件を複数満たしている人は食道がんになりやすいと言われています。

  • 50歳以上
  • 喫煙習慣がある
  • 飲酒習慣があり、その量が多い
  • 飲酒によって顔が赤くなる(アルコールを分解する酵素の働きが弱い)
  • 熱い飲み物や食べ物を極端に好む(食道の粘膜が傷つきやすくなる)
  • バレット食道、食道アカラシア、腐食性食道炎の診断を受けたことがある
  • 頭頚部がんの既往がある

早期がんから末期がんまで食道がんのステージ分類

早期がんから末期がんまで、食道がんにおけるステージ分類を解説します。

ステージ(病期)とは、がんの進行度を示す指標です。がんがどの程度広がっているかを表しています。

食道がんではステージ4(早期がん)〜ステージ4(末期がんと呼ばれることが一般的)まで、0から4のステージがあります。

ステージ0(0期):早期がん

ステージ1(Ⅰ期):転移のない粘膜下層浸潤がん

ステージ2(Ⅱ期)・ステージ3(Ⅲ期):進行がん

ステージ4(Ⅳ期):切除不能がん

ステージは、次のTNMの3種のカテゴリー(TNM分類)の組み合わせで決まります。食道がんのT・N・M各因子の分類は、次の表の通りです。

 

T因子 T1a がんが粘膜内にとどまる
T1b がんが粘膜下層にとどまる
T2 がんが固有筋層にとどまる
T3r がんが食道外膜にまで広がっている。だが心膜や腹膜など隣接臓器への浸潤がなく切除できる
T3br がんが食道外膜にまで広がり、隣接臓器に湿潤している可能性があり、切除できるかどうかの境界である
T4 がんが食道周囲の肺、大動脈、気管などにまで明らかに広がっている
N因子 N0 リンパ節転移がない
N1 領域リンパ節内に、リンパ節転移が1−2個ある
N2 領域リンパ節内に、リンパ節転移が3−6個ある
N3 領域リンパ節内に、リンパ節転移が7個以上ある
M因子 M0 遠隔転移がない
M1a 切除に寄る治療効果が期待できるがんから離れたリンパ節への領域外リンパ節に転移がある
M1b M1a以外の領域外リンパ節または食道から離れた臓器である遠隔臓器に転移がある

(参考:がん情報サービス 食道がん 治療

食道がんには、日本の分類と国際的な分類(UICCによる分類)があります。

上記はすべて、日本における分類です。

食道がんの治療法

食道がんの治療法としては、内視鏡的切除や手術療法などが知られていますが、治療を受ける方の希望やライフスタイル、年齢などによっても最適な治療法が異なります。

その中でも一般的な治療法を以下に解説していきます。

内視鏡的切除

食道がんの内視鏡的切除では、内視鏡を用いて食道の内側からがんを切除します。

早期がんで長さが5cm以内などの条件を満たしている場合に、食道を温存できる内視鏡的切除が標準治療として推奨されています。

内視鏡的切除の対象は、リンパ節転移のないステージ0の早期食道がんのうち、食道の全周に及んでいないがん、あるいは全周に及んでいる場合は5cm以下のがんです。

がんが食道の3/4周以上に及んでいるときは、薬物を使用し食道の狭窄(食道の内腔が狭くなること)を予防します。

切除したがんを含む組織は、病理検査で詳細に調べ、今後の治療法を検討します。

内視鏡的切除の主な合併症は以下の通りです。

  • 出血
  • 穿孔
  • 狭窄
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • めまい
  • 発熱 など

 

治療後に何らかの体調の変化を感じた場合には、医師や看護師に相談しましょう。

 

手術療法

食道がんの手術療法では、がんを含めた食道と胃の一部を切除します。

内視鏡的切除後に手術が実施されることもあり、手術療法はステージ1の食道がんにおいて標準治療として推奨されています。

がん細胞はリンパ節を通って全身に広がっていく性質があるため、同時にリンパ節を含む周囲の組織も切除します。

頸部食道がんの場合には、がんの大きさによって切除範囲が異なります。

がんの大きさや場所によっては、咽頭や喉頭など、食道すべてを一緒に切除することもあります。食道の再建手術には、小腸の一部や胃を使用します。

咽頭や喉頭を切除した場合、呼吸をするための永久気管孔を首に作ります。

声帯がなくなり声が出せなくなってしまうため、発声法のリハビリテーションを行います。

胸部食道がんの場合には、右胸部と頸部と上腹部を切開する手術が一般的です。

胸部食道全部と胃の一部を切除し、同時にリンパ節郭清も行います。

胸腔鏡や腹腔鏡などを使用し、侵襲(患者さまの体へのダメージ)を小さくして行う手術も可能です。

食道の再建手術は、胃を引き上げて、残っている頸部食道とつなぎます。大腸や小腸を使用するケースもあります。

食道胃接合部がんの場合には、がんが食道側にどれくらい浸潤しているかによって、手術方法が異なります。がんが食道側へ大きく浸潤している場合には、胸部食道がんと同様に手術を行います。

食道側にあまり浸潤していない場合には、食道の下部と、胃の上半分または胃の全部を切除します。食道胃接合部がんの手術でも、周囲のリンパ節郭清が必要です。食道の再建には、残った胃や小腸、大腸を用います。

がんが大きくなって食道が著しく狭くなり、食物が通らなくなった場合には、バイパス手術を行います。がんのある食道を残し、胃や腸を使って、新しい食物の通り道をつくります。バイパス手術に代わって、食道ステントを挿入する場合もあります。

手術に伴う合併症は、以下の通りです。

  • 縫合不全
  • 肺炎
  • 嗄声(声のかすれ)
  • 肝障害
  • 腎障害
  • 心機能障害 など

 

放射線療法

食道がんにおける放射線療法では、高エネルギーのX線などをがんに直接あてて小さくすることで、食道や胃、喉頭(声帯)の機能を温存できます。

種類としては、根治照射と緩和照射があります。

根治照射 根治のために行う。放射線を照射できる範囲にがんの広がりがとどまっている場合に行える
緩和照射 げっぷなどの症状を緩和するために行う。原因になっている病変に対して照射する

早期がんのうちから放射線治療を受ける場合もありますし、早期がんの治療後、再発予防として放射線療法を行うケースもあります。

放射線治療の主な副作用は以下の通りです。一般的に治療開始後2週間から3週間に起こります。

  • 食道が炎症を起こすことによる痛みやつかえ感
  • 嗄声(声のかすれ)
  • 皮膚の乾燥、日焼けに似た症状
  • 白血球減少 など

 

放射線治療後から数カ月から数年後に起こりうる副作用は、以下の通りです。

  • 肺炎
  • 心外膜炎
  • 心のう水貯留
  • 胸水貯留
  • 甲状腺機能低下 など

薬物療法(化学療法)

食道がんの薬物療法の治療には、大きく2つのケースがあります。

根治を目指した集学的治療と、切除不能進行・再発食道がんに対する治療です。食道がんの薬物療法で使用される薬剤は以下の通りです。

細胞障害性抗がん薬 細胞が増殖する仕組みの一部を邪魔することで、がん細胞を攻撃する薬剤
免疫チェックポイント阻害薬 がん細胞が免疫にブレーキをかけるのを防ぐ薬剤

ステージ4のBでは、薬物療法が標準治療とされています。

細胞障害性抗がん薬の副作用は、以下の通りです。

  • だるさ
  • 吐き気
  • 食欲不振
  • 口内炎
  • 髪や爪が伸びなくなる
  • 白血球の減少
  • 血小板の減少
  • 貧血
  • 便秘
  • 下痢 など

 

免疫チェックポイント阻害薬の副作用は、以下の通りです。

  • 間質性肺炎
  • 大腸炎
  • 一型糖尿病
  • 甲状腺機能障害
  • 肝・腎機能障害
  • 皮膚障害
  • 重症筋無力症
  • 筋炎
  • ぶどう膜炎 など

化学放射線療法

食道がんにおける化学放射線療法とは、薬物療法と放射線療法を組み合わせた治療法です。

内視鏡的切除後に化学放射線療法が実施されるケースもあります。

ステージ1の食道がんでは、化学放射線療法が完治を目指した標準治療として推奨されています。

一方、ステージ4のAの食道がんでは、化学放射線療法が症状緩和を目指した標準治療として推奨されています。

免疫療法

食道がんにおける免疫療法では、先述した免疫チェックポイント阻害薬も使用されます。

この他にも、免疫細胞療法というものがあり、樹状細胞ワクチン療法・エフェクターT細胞療法・NK細胞療法・アルファ・ベータT細胞療法(αβT細胞療法)・ガンマ・デルタT細胞療法(γδT細胞療法)・6種複合免疫療法などがあります。

以下、その中でも特に最近注目されている「6種複合免疫療法」について、さらに詳しく解説します。

副作用が少ない6種複合免疫療法

「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。

①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する

がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。

また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。

②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である

患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。

そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、6種複合免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。

また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。

③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後点滴で体内に戻すという治療法です。方法は、採血と点滴だけの通院治療です。

そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。

6種複合免疫療法の治療効果

以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。

6種複合免疫療法・判定基準

6種複合免疫療法・進行抑制率

6種複合免疫療法・進行抑制率

A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。

また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。

以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。

6種複合免疫療法・対応がん種

詳細は以下よりお問い合わせください。

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