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がんと免疫力の関係性とは?免疫力アップのためにできることや免疫療法について解説

がんの治療法と聞いて、皆さまはどんな治療法を思い浮かべますか?

手術療法、化学療法、放射線療法などをイメージされた方もいらっしゃるでしょう。

「免疫療法」も、がんの治療に寄与するとわれています。
その理由は「免疫力を高めることで、免疫細胞が、がん細胞をより効果的に攻撃することができる」からです。

特に、「もう他に治療のしようがない」という方にこそ、免疫療法についてのお話は読んでいただきたいです。

あとで、「もっと早く気づいていれば」ということが決してないように、とにかく知識は得ておいていただきたいのです。

 

同仁がん免疫研究所では「6種複合免疫療法」を取り扱っています。
異なる特性をもつ6種類の免疫細胞を培養・増殖させ、効率的にがん細胞を発見・攻撃するという免疫療法です。

今回の記事では、「がんと免疫力について」紹介しますが、それよりも、
一刻も早く「6種複合免疫療法について知りたい」という方は、こちらからお願いします

そもそもがん(癌)とはどのような病気?

まず、がんという病気について再確認しましょう。

がんは体の細胞に異常が起き、がん細胞が発生することで発症します。

がん細胞には以下のような特徴があります。

⚫︎周辺の臓器を破壊したり、正常な細胞の栄養素を吸収する
⚫︎増殖を繰り返して次第に大きくなる
⚫︎一定の大きさに達すると急激に増殖し、命にかかわるほどの大きさになる

早期発見が重要とれていますが、がんが検査で発見できる大きさに成長するまでには、10年以上かかることがあると言われています。

免疫力の低下ががんの発症につながる

がんの発症を抑えたい方は、次のポイントに特に注意してください。
⚫︎免疫力を保つこと
⚫︎健康的な生活習慣の維持

免疫力が低下したり、タバコや過度の飲酒をしたりすると、がん細胞は増殖してしまいます。そのため、バランスの取れた食事と適度な運動を心がけましょう。

例えば、「肉ばかりでなく野菜や魚を摂取すること」「定期的に運動すること」「ストレスを適切に発散すること」が重要です。
これらの些細な習慣を日常生活に取り入れ、がん細胞の増殖を抑えましょう。

がん細胞が免疫力を低下させる仕組み

がん細胞は、どのようにして免疫力を低下させるのでしょうか。

がん細胞は成長するにつれて、正常な細胞のふりをし、免疫細胞からの攻撃を回避します。
さらに、がん細胞の増加は免疫抑制細胞の増加を引き起こします。
免疫抑制細胞はがん細胞を囲むことで、免疫系の働きをさらに妨げ、結果的に免疫力が低下してしまうのです。
このような状況では、がん細胞への攻撃が弱まり、がん発症のリスクが高まります。

健康な人の体内でも、がん細胞は毎日発生している

実は、健康な人の体内でも、がん細胞は毎日発生しています。

しかし、通常は体内の免疫細胞がこれらのがん細胞を攻撃して排除するため、問題にはなりません。また、がんに抵抗できる主な免疫細胞にはT細胞NK細胞があります。

免疫力アップに不可欠な2つの要素

続いて、免疫力アップのために必要な要素を2つ紹介します。次章で詳しく解説します。

体温

免疫力アップのために必要な要素1つ目は体温です。
人間の体温の正常値は、成人のの下で測った場合、36.0〜37.0℃(度)です。

では、なぜ免疫力アップのために体温が重要なのでしょうか。
その理由は、免疫細胞は温度が高いと活性化するからです。
免疫細胞は、37.0〜37.5で最も戦闘力が高まります

一方、体温が36以下になると、低体温となり免疫細胞が働きにくくなってしまいます。
がん予防のためにも、体温を正常な範囲内で高めに維持することが大切です。

また、体温を高くするのに最適なタイミングは夕方以降です。
夕方以降はがん免疫が活性化するため、効率よく免疫力をアップさせることができます。

リンパ球の数

免疫力アップのために必要な要素2つ目はリンパ球の数です。

リンパ球は免疫細胞の一種で、前述したがんを攻撃するT細胞やNK細胞などがあります。
したがって、リンパ球が多ければ多いほど免疫力が高まり、元気で健康になりやすいと言われています。
リンパ球が少ないほど、免疫力が低下してしまいますので、注意してください。

リンパ球はタンパク質の摂取で増殖する

リンパ球はタンパク質を多く摂ること炎症を抑えることで増殖が可能です。

炎症がある状態では、ビタミンやミネラル、EPAなどが不足しやすいので、食事からもこれらの栄養素をバランスよく摂取しましょう。

免疫力をアップさせるためにやるべきこと

がんの予防や、転移・再発を防止するためには「生活習慣を整え、免疫力を高める」ことが重要です。

おすすめの免疫力アップの方法は、以下のとおりです

⚫️適度に運動をする
⚫️毎日入浴する
⚫️栄養バランスの良い食事を取る
⚫️外から体を温める

それぞれについて詳しく解説します。

適度に運動をする

免疫力をアップさせるために、適度に運動をしましょう。

適度な運動は、筋肉を動かし、体温を上昇させます。
また、リンパの流れがくなり、免疫細胞をがん細胞が発生した箇所に移動させる効果も期待できます。
さらに心身の健康にもつながるでしょう。

適度な運動は、血液中の免疫細胞を活性化させ、免疫力を高めてくれるのです。

運動の理想の強度とは

運動は、毎日30分程度、自分が心地良いと感じる程度の強度で行うのが理想的です。
ただし、過度な運動は交感神経が優位になり、血管が収縮するため、免疫力が逆に低下することもあるので注意が必要です

毎日入浴する

免疫力をアップさせるためには、毎日入浴することも重要です。

湯船にしっかり漬かることで、体温を温めることができます。
入浴時はシャワーで済ませるのではなく、しっかり湯船に漬かるように心がけましょう。

免疫力を高める理想の入浴とは

湯船に漬かる際は、低めの温度で約15分、汗をかきぎない程度の入浴を意識してください。
汗をかき過ぎると体温が下がりやすいので、注意が必要です。
免疫力を高めるためにも、入浴は短時間でも良いので、毎日続けましょう。

栄養バランスの良い食事を取る

免疫力をアップさせるためには、栄養バランスの良い食事を取ることを心がけましょう。

「お肉ばかり食べる」など偏った食事を避け、野菜や果物も積極的に食べましょう。

免疫力を高める食べ物5選

免疫力を高めてくれる、おすすめの高栄養素の食べ物を紹介します。

①カリフラワー
②ピーマン
③ブロッコリー
④にんじん
⑤にんにく

 

これらの野菜は、加熱して野菜の栄養分を効率良く摂取するのがおすすめです。

ただし、過剰摂取は逆効果になることもあるため、バランスの良い食事を心がけてください。

また、免疫細胞は腸に多く存在するため、
腸内環境を整える乳酸菌を多く含む飲食物を摂取するのも、免疫力アップにつながるでしょう。

さらに、白湯などの温かい飲み物(糖分などが入っていないもの)を飲んで、体を温めることも意識しましょう。

外から体を温める

免疫力をアップさせるためには、外から体を温めることも重要です。

腹巻きやカイロ、タイツや靴下などを使用し、体を冷やさないようにしましょう。

夏場の冷房による体の冷やしすぎにも注意が必要です。

闘病中に免疫力をアップする免疫療法とは

前述した方法は、がんの予防や再発防止を目的としたものです。
がんで闘病している方が免疫力をアップするための方法として、免疫療法があります。

免疫療法とは、治療を受ける方の体内に元々ある免疫細胞の力を利用して、がんを攻撃する治療方法です。
免疫療法にはさまざまな種類がありますので、次章以降で詳しく解説します。

免疫療法の種類

免疫療法には、主に4種類あります。

①免疫チェックポイント阻害療法
②エフェクターT細胞療法
③NK細胞療法
④6種複合免疫療法

それぞれの免疫療法の治療方法や効果については、以下で詳しく解説します。

免疫チェックポイント阻害療法

免疫チェックポイント阻害療法では、免疫ががん細胞を攻撃する力を保つための「免疫チェックポイント阻害薬」を使用して、がん細胞を攻撃します。

種類が豊富な免疫チェックポイント阻害薬 は、がんの種類に合わせて最適なものを選ぶことができます。

また、免疫チェックポイント阻害療法は薬物療法にも該当し、保険が適用されます。

エフェクターT細胞療法

エフェクターT細胞療法は、以下のような手順で行われます。

⚫︎治療を受ける方の免疫細胞(T細胞)を抽出
⚫︎がん細胞の目印を見分ける遺伝子を組み入れて増殖させ、体内に戻す

免疫細胞のがん細胞への攻撃力を高める効果が期待できます。

この治療法は、保険が適用されるものもあれば(CAR-T療法)、適用されないものもあります。
治療を希望する際は、医療機関に保険適応の可否をご確認ください。

NK細胞療法

NK細胞とは、がん細胞やウイルスに感染した細胞など異常細胞を発見次第、攻撃をする免疫細胞の一つです。
NK細胞療法とは、治療をする方の体内にあるNK細胞を培養、増殖・活性化させて、がんを攻撃する力を高める治療方法です。

6種複合免疫療法

6種複合免疫療法とは、6種類のそれぞれ異なる役割を持つ免疫細胞を培養、増殖させ、体内に戻す治療方法です。
6種複合免疫療法で培養する免疫細胞は以下のとおりです。

6種複合免疫療法は、がん細胞を発見、認識、攻撃するなどのさまざまな役割を持つ免疫細胞を増殖させ、効率的にがんと闘えるようにする治療法です。

免疫療法の特徴

免疫療法には、以下の特徴があります。

⚫︎体への負担が少なく、重篤な副作用が起きにくい
⚫︎さまざまながんの種類・進行状況に対応
⚫︎他のがん治療と併用できる

それぞれについて詳しく解説します。

体への負担が少なく、重篤な副作用が起きにくい

免疫療法は、元々体内に備わっている免疫細胞の力を利用する治療方法です。
そのため、重篤な副作用が起きにくいとされています。

基本的に体への負担が少ないため、高齢者や体力がない人でも受けられる治療方法になります。

さまざまながんの種類・進行状況に対応

免疫療法は、一部の血液系のがんを除くがんに適応可能です。
がんの種類によって効果が異なります。
免疫療法の特徴の一つは、全身に効果が及ぶことです。
これにより、がんが転移・進行している場合でも治療を受けることが可能です。
また、初期の小さながんにも対応しています。
採血と点滴ができる状態の患者さまは、免疫療法を受けることができます。

他のがん治療と併用できる

免疫療法は、手術療法や放射線療法などの他のがん治療と併用できます。
治療方法の組み合わせによっては、より高い効果を見込める場合もあります。

免疫療法の注意点

最後に、免疫療法を受ける際の注意点を紹介します。
注意点は、以下のとおりです。

⚫︎軽度な副作用が起きる可能性がある
⚫︎効果の表れ方には個人差がある
⚫︎健康保険が適用されないケースが多い

それぞれについて、詳しく解説します。

軽度な副作用が起きる可能性がある

免疫療法では、数日程度の発熱などの軽度な副作用が起きる可能性がありますが、重篤な副作用は比較的少ないと言われています。

また、免疫療法の種類によって起こり得る副作用は変わります。
基本的に免疫療法の副作用は軽度なものが多いですが、免疫チェックポイント阻害療法では、さまざまな副作用が現れる可能性を否定できません。

h4:免疫チェックポイント阻害療法の注意すべき副作用

免疫チェックポイント阻害療法の注意すべき副作用には以下のものがあります。

  • 間質性肺炎
  • 大腸炎
  • 一型糖尿病
  • 甲状腺機能障害
  • ホルモン分泌障害
  • 肝機能障害
  • 皮膚障害


ただし、従来型の抗がん薬と比較すると、副作用のリスクは低く、安全性も高いと言えるでしょう。

効果の表れ方には個人差がある

免疫療法の効果の表れ方には個人差があります。
免疫力が著しく低下している場合には、複数回治療を受けても効果が表れないこともあります。

がんの勢いと免疫力に大きな差があると、免疫細胞を活性化したとしてもがんの勢いに勝てないことがあるので、効果の表れ方を一概に保証することはできません。

健康保険が適用されないケースが多い

保険が適用される免疫療法は限られており、それ以外の免疫療法は基本的に自費診療となります。治療を受ける前に、保険の適用範囲や費用について事前に確認しておきましょう。

がんと免疫力と6種免疫複合療法

今回の記事では、以下の内容について紹介しました。

  • がんについて
  • がんと免疫力の関係性
  • 免疫力を高める方法
  • がんの免疫療法について

記事を通じて、がんと免疫力の深い関係性を理解できたのではないでしょうか。
免疫力を高めることは健康な生活を送るために重要ですので、
ぜひ日常生活に取り入れられる部分から始めてみてください。

 

そして、免疫について学んだ後に、ぜひ知っておいていただきたいのが、「6種複合免疫療法」です。

6種複合免疫療法とは?

患者さまご自身の免疫細胞を活性化・増殖させてがんと闘う力を増強させる治療法です。
従来の治療法と比べ、副作用が軽微で体への負担が少ない治療法です。

同仁がん免疫研究所はがんと闘う免疫細胞を、厚生労働省の許可を受けた細胞培養施設にて、約3週間で「1,000万〜2,000万個」の細胞を「20億〜50億個」まで培養できます。

特徴

  1. がん3大療法との併用が可能。ほぼ全てのがんに対応
  2. 副作用が少なく、続けやすい療法
  3. 厚生労働省の許可を受けた施設で細胞培養を行う

※一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。

医療機関での治療の流れ

医療機関での採血後、血液は細胞加工センターへ送られ、ここで患者さまのがんに特化したオーダーメイドの培養を行います。

約3週間後、増殖・活性化された免疫細胞は治療用バッグに入れられ、採血をした医療機関で投与が行われます。

6種複合免疫療法の治療効果

以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果をご紹介します。

A判定〜C判定の約76%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約23%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。

また、6種複合免疫療法の特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。

以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。

ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。

まずは今すぐ、詳しい内容をお問い合わせください。専任スタッフにより丁寧にご説明します。

6種複合免疫療法に関する詳細は、こちらよりご確認ください。

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