がん患者様のためのお役立ちブログ
抗がん剤は効かなくなる場合がある? 余命との関係性と抗がん剤治療を止めたいときの治療法
抗がん剤治療はがん患者さまにとって、がんと闘う強い味方です。しかし、同時にさまざまな葛藤も生じることでしょう。
「つらい副作用に耐え切れるだろうか」
「効果が得られなかったらどうしよう」
「治療を続けるべきか、止めるべきか」
このような疑問や不安を抱えている患者さまやご家族もいらっしゃるでしょう。
今回の記事では抗がん剤治療を受けているがん患者さまやそのご家族に向けて、抗がん剤治療を止めたいときに検討すべき治療法と余命との関係性について解説します。
【がんの治療の選択肢としておすすめしたい「6種複合免疫療法」】
副作用が少なく、他の治療と併用できる!
6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。
治療法は採血と点滴だけの通院治療です。
6種複合免疫療法をおすすめする理由
- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。
今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。
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抗がん剤が効かなくなる場合はある?

そもそも、抗がん剤が効かなくなる場合はあるのでしょうか。
結論から申し上げますと、抗がん剤単独の治療は効かなくなる場合があります。
抗がん剤単独の治療は、手術などで切除不能ながんや再発がんと診断された固形がんに対して行われることがあります。
抗がん剤単独の治療では30〜40%のがんに対して効果があるとされていますが、これは逆に言えば、60〜70%のがんには効かない可能性があるということです。
抗がん剤によって一時的にがんが縮小することはありますが、完全にがんが死滅することはなかなかありません。
一方、血液がんや卵巣がんのような特定のがんに対しては、抗がん剤単独での治療が有効な場合があります。
しかし、全てのがんに効果があるわけではなく、実際に治療を受けてみないと、効果があるかどうかは判断できません。
抗がん剤が効かないがん・効きやすいがんの種類
抗がん剤の効果は、がんの種類によって大きく異なります。患者さまが、ご自身やご家族のがん種と照らし合わせられるよう、具体例をご紹介します。
- 効きやすいがん種: 白血病、悪性リンパ腫、精巣腫瘍、絨毛がんなど(化学療法だけで治癒が期待できるがん種)
- 比較的効きやすいがん種: 乳がん、卵巣がん、小細胞肺がんなど
- 効きにくいとされるがん種: 膵臓がん、胆管がん、スキルス胃がん、甲状腺がん(未分化がん) など
効きにくいがん種の多くは、腫瘍が固い組織に囲まれていたり、がん幹細胞の割合が高かったりするなど、薬剤が届きにくい構造的な特徴を持っています。
抗がん剤が効かなくなる原因とメカニズム

最初は効いていた抗がん剤が、時間の経過とともに効かなくなる現象も珍しくありません。その背景には、がん細胞の巧妙な「生き残り戦略」が潜んでいます。ここでは、抗がん剤が効かなくなる主な3つの原因について、分かりやすく解説します。
薬剤耐性(獲得耐性)
最初は効いていた抗がん剤が徐々に効かなくなる現象を「薬剤耐性(やくざいたいせい)」と呼びます。これは「獲得耐性」とも言われ、がん細胞が治療の過程で「抗がん剤から身を守る術」を学習してしまうことを指します。
薬剤耐性が生じる主なメカニズムには、以下の3つがあります。
- 薬の取り込み・排出の変化
がん細胞は、細胞膜に存在するトランスポーター(運搬役)の働きを変化させることで、抗がん剤を細胞内に取り込まなくしたり、逆に細胞外へポンプのように汲み出したりします。これにより、薬が細胞内で作用する前に排除されてしまいます。 - 薬の活性化を阻害する
一部の抗がん剤は、体内の酵素によって活性化されることではじめて効果を発揮します。しかし、がん細胞はこの酵素の働きを弱めたり、逆に薬を分解する酵素を増やしたりすることで、薬の効果を無効化してしまいます。 - 標的タンパク質を変化させる
抗がん剤が攻撃する目標(標的タンパク質)の形や性質を変えることで、薬が結合できなくなり、攻撃を回避します。これは、がん細胞の遺伝子変異によって起こることが多いです。参考:抗がん剤治療が中止になる基準や理由とは?
がん幹細胞
抗がん剤治療後に再発する大きな原因の一つが「がん幹細胞」の存在です。
がん幹細胞とは、がん組織の中に数%程度含まれる「親玉」のような細胞で、通常のがん細胞(娘細胞)を次々と生み出す能力を持っています。
大阪大学医学系研究科の森正樹教授の研究によれば、がん幹細胞には以下のような特徴があります。
- 抗がん剤を排出する力が圧倒的に強い:通常のがん細胞よりも薬剤を細胞外へ排出する仕組みが発達しており、抗がん剤が効きにくい
- ストレスに強い:活性酸素(細胞にダメージを与える物質)をほとんど出さずに対応できるため、化学療法や放射線のストレスにも耐えられる
- 手術後も体内に残りやすい:わずかな数でも残っていると、そこから再びがんが増殖し、転移・再発の原因となる
このため、「抗がん剤でがんが一度消えた」ように見えても、がん幹細胞が残っていると、数ヶ月から数年後に再発してしまうケースが多いのです。
参考:がんを克服するための新しい選択肢を切り開く – 大阪大学 ResOU
血管の目詰まりと薬剤の到達障害
抗がん剤が効かないもう一つの理由に、「薬ががん細胞まで物理的に届いていない」という問題があります。
がん組織の周囲にできる血管は、正常な血管と異なり不完全な構造をしています。そのため血栓(血の塊)ができやすく、血流が滞りがちです。
抗がん剤は血液に乗って全身を巡りますが、がん組織への血流が悪いと、せっかく投与した薬剤がターゲットまで届かず、効果が発揮されません。これは心臓の狭心症(血管が詰まって心筋に酸素が届かない状態)と同じような現象です。
抗がん剤を途中でやめたらどうなる?余命との関係性

抗がん剤治療は、多くのがん治療において重要な役割を果たしますが、場合によっては中止するケースもあります。
ただし「抗がん剤が効かない=余命が近い」というわけではありません。
抗がん剤治療を中止する主なケースは、以下のとおりです。次章で詳しく解説します。
⚫︎治療に有効な抗がん剤がなくなってしまった場合
⚫︎体調が悪化し、治療の継続が困難になった場合
⚫︎QOL(生活の質)の維持を優先する場合
治療に有効な抗がん剤がなくなってしまった場合
抗がん剤治療を止めるケースの1つ目は、がんの症状が悪化し、治療に有効な抗がん剤がなくなってしまった場合です。
初回に受けた抗がん剤治療でがんが一時的に縮小しても、その後再びがんが大きくなることがあります。これは「再燃」と呼ばれ、これまでの治療が効かなくなったことを意味します。
体調が悪化し、治療の継続が困難になった場合
抗がん剤治療を止めるケースの2つ目は、体調が悪化し、治療の継続が困難になった場合です。
抗がん剤治療は、患者さまの体調に大きな負担をかけることがあります。
抗がん剤治療によって体調が悪化し、治療の継続が困難になることもあります。
このような場合は、治療を中止せざるを得ません。
がん患者の方の全身の状態を示す指標である「パフォーマンス・ステータス」は、以下の5段階に分けられます。

参考:国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービス「用語集」
パフォーマンス・ステータスが3以上の場合では使える抗がん剤はあるものの、積極的に治療が行われるケースは少ないと言われています。
QOL(生活の質)の維持を優先する場合
抗がん剤治療を止めるケースの3つ目は、QOLの維持を優先する場合です。
末期がんで余命宣告を受けた場合や、がんの進行・治療の副作用などで精神的・心理的につらくなった場合、患者さま自身が抗がん剤治療を希望しないケースがあります。
つらい副作用や経済的な負担、QOLの低下、抗がん剤に対して希望が持てないなど、治療を中止する理由はさまざまです。
がんやがん治療への考え方、向き合い方は患者さまそれぞれ異なります。
「残りの人生をつらい副作用に時間を費やしたくない」と考える方や、QOLの維持を優先する方もいます。
何を優先し何を選択するかは、患者さまの自由です。
抗がん剤治療の中止は、決して簡単な決断ではありません。信頼できる医師に相談の上、最適な選択をしましょう。
抗がん剤が効かなくなってきたと感じたら


抗がん剤治療の効果が感じられなくなった、あるいは治療を続けたくないと感じた場合は、どうしたら良いのでしょうか。
そのような場合に検討したい選択肢について、次章で詳しく解説します。
⚫︎抗がん剤の治療期間や投与量を調整する
⚫︎他の抗がん剤の投与を検討する
⚫︎免疫療法を検討する
⚫︎緩和ケアを受ける
これらの選択肢について、医師や看護師と相談しながら、がんの進行度や体調などに合った治療法を選択することが大切です。
患者さま一人一人に最適な治療法は異なります。主治医にじっくり相談し、納得できる道を選択しましょう。
抗がん剤の治療期間や投与量を調整する
抗がん剤が効かなくなってきたと感じたら、抗がん剤の治療期間や投与量を調整しましょう。
がん患者の方の体力的に抗がん剤治療を続けるのが難しい場合は、抗がん剤治療を止めるのではなく、治療期間や投与量を調整するという選択肢もあります。
抗がん剤の投与量を既定量の半分〜80%程度にとどめると、副作用が軽減して治療を続けられるというケースもあります。
ただし、抗がん剤の減量によって治療の効果が低くなる可能性もあるため、注意が必要です。
また、抗がん剤を休薬する場合も、その間にがんが進行する恐れもあります。
医師からリスクなどについて十分な説明を受け、納得した上で判断することが重要です。
治療法を検討するために、現在の抗がん剤治療が適切かどうか、医師に相談し、再検討することも大切です。
他の抗がん剤の投与を検討する
抗がん剤が効かなくなってきたと感じたら、他の抗がん剤の投与を検討しましょう。
がんが再発・再燃した場合は、がんが全身に広がっている可能性が高いため、基本的には抗がん剤による全身治療を受けるケースが多い傾向にあります。
過去の治療歴(効果、副作用、再発・再燃までの期間など)を踏まえ、別の抗がん剤を用いることもあります。
現在では、再発・再燃したがんに有効な抗がん剤も開発されています。
免疫療法を検討する

抗がん剤が効かなくなってきたと感じたら、免疫療法を検討しましょう。
抗がん剤治療を止めたいと感じたときに、他の治療法を検討するのも一つの方法です。
代表的ながんの治療には、手術療法、放射線療法があり、この他にも免疫療法などさまざまな治療法があります。
抗がん剤を単独で使用していた場合には、がんが全身に広がっていたり、血液がんなどである可能性があるため、手術療法や放射線療法が適さない場合が多いでしょう。
そのような場合、一つの選択肢として免疫療法があります。
免疫療法とは、人間に本来備わっているがん細胞に対する免疫力を高めて治療する方法です。
元々体にある機能を用いる治療法のため、がんの三大療法と言われている手術療法、化学療法、放射線療法と比較すると、副作用が少ないという特徴があります。
また、侵襲性も低いため、高齢者や体力の低下している患者さんも治療を受けられます。
次章では、主な免疫療法の種類として、以下の2種類の治療法について紹介します。
⚫︎免疫チェックポイント阻害薬を使った治療法
⚫︎免疫細胞療法
免疫チェックポイント阻害薬を使った治療法
免疫チェックポイント阻害薬は、がんが免疫細胞に対してかけているブレーキを解除する新たな治療法に用いられます。
働きが弱くなったT細胞が再び活性化し、がん細胞が増えるのを食い止めることができると考えられています。
免疫チェックポイント阻害薬を使った治療法では、一部の特定のがんの場合は保険診療で受けられます(※2026年1月時点)。
ただし、この治療法にはさまざまな副作用が生じる可能性があるので、その点を十分に理解しておくことが大切です。
免疫細胞療法
免疫細胞療法は、患者さま自身の免疫細胞を体外に取り出し、活性化させて体内に戻す治療法です。
従来の化学療法や放射線療法に比べて、副作用が少ないので、体調が良くない方や高齢者の方でも受けられるという特徴があります。
一部の血液がんを除く、さまざまな種類のがんの治療に適応可能です。
さらに、免疫細胞療法は放射線治療や化学療法、温熱療法との相性も良く、さまざまな治療法との併用も可能という特徴もあります。
入院の必要がなく、日常生活を送りながら治療を受けられるため、QOLの向上が期待できます。
ただし、効果には個人差があり、全ての患者さまに効果があるわけではないことを念頭に置いておきましょう。
緩和ケアを受ける

抗がん剤が効かなくなってきたと感じたら、緩和ケアを受けるという選択肢もあります。
緩和ケアとは、がんに伴う心と体のつらさを和らげるケアのことです。
がんが進行してから始めるものではなく、抗がん剤治療と並行して受けるケースや、抗がん剤治療を止めて緩和ケアに切り替えるケースなど、さまざまなパターンがあります。
抗がん剤治療と緩和ケアを並行することによって、治療効果が向上する可能性もあります。
また、抗がん剤治療を止めて緩和ケアに切り替える場合には、身体的なつらさや精神的なつらさ、不安などを軽減し、残りの人生のQOLを高められるというメリットがあります。
がん治療に伴う苦痛は我慢する必要はありません。緩和ケアを受けることで、つらさを和らげ、前向きに治療を検討できるようになる可能性があります。
まとめ

今回の記事では、抗がん剤が効かなくなる場合はあるのか、という疑問について解説しました。
抗がん剤単独の治療では、60〜70%のがんには効かない可能性がありますが、抗がん剤が効かないからといって余命が近いというわけではありません。
また、抗がん剤治療を止めたいときには、抗がん剤の治療期間や投与量を調整したり、他の抗がん剤の投与を検討しましょう。
免疫療法の検討も効果的で、現在では免疫チェックポイント阻害薬を使った治療法や免疫細胞療法など、さまざまな療法があります。
同仁がん免疫研究所は、今回紹介した免疫細胞療法の一つである「6種複合免疫療法」を提供します。
6種複合免疫療法とは?

患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻し、がんと闘う力を増強させる治療法です。
従来の治療法と比べ、副作用も軽微で体への負担が少ないため、生活の質を維持しながら治療を受けられます。
特徴
- がん3大療法との併用が可能。ほぼ全てのがん※に対応
- 副作用が少なく、続けやすい療法
- 厚生労働省の許可を受けた施設で細胞培養を行う
※一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
6種複合免疫療法の医療機関での治療の流れ

医療機関での採血後、血液は細胞加工センターへ送られ、ここで患者さまのがんに特化したオーダーメイドの培養を行います。
約3週間後、増殖・活性化された免疫細胞は治療用バッグに入れられ、採血をした医療機関で投与が行われます。
基本的には上記の流れを3週間ごとに6回繰り返して治療を行います。入院や毎日の通院が必要ないため、患者さまの現在の生活リズムを崩すことなく治療を受けることができます。
6種複合免疫療法の治療の効果
以下では、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。



A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。

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「6種複合免疫療法」に関する詳細は、こちらよりご確認ください。
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