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がんによるむくみを軽減させる治療法とは? 余命との関係や治療法について解説

がんによって引き起こされる症状はさまざまですが、その一つに「むくみ」があります。

むくみが出現すると、「がんが悪化したのではないか」「進行しているのではないか」と不安を覚える方も多いと思います。

今回は、がん患者さまやそのご家族に向けて、がんによるむくみについて、そしてそれを軽減する治療法について解説します。

【がんの治療の選択肢としておすすめしたい「6種複合免疫療法」

副作用が少なく、他の治療と併用できる!


6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。

治療法は採血と点滴だけの通院治療です。

6種複合免疫療法をおすすめする理由

  • がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
  • 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
  • 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。

今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。

がんが原因のむくみとは?

がんによるむくみとは

がんが原因で起こるむくみには、主にリンパ浮腫、栄養不足によるむくみ、腹水によるむくみなどがあります。

ただし、がんの症状は個々に異なるため、がんに罹っていてもむくみが生じない場合もあります。

がんによるむくみの詳細について、以下、それぞれ解説していきます。

 

リンパ浮腫

リンパ浮腫とは、リンパ管やリンパ節に何らかの障害が生じ、リンパ液の流れが滞ることで起こるむくみのことです。リンパ液は、タンパク質を多く含む液体です。

主に、上肢リンパ浮腫下肢リンパ浮腫に分けられます。

上肢リンパ浮腫は乳がんで、下肢リンパ浮腫は卵巣がんや子宮がんなどの婦人科系のがんで起こりやすいですが、前立腺がんや大腸がんの治療後に発症することもあります。

がんの場合、手術でリンパ節を取り除いたり、放射線治療や抗がん剤治療によってリンパの流れが悪くなることで、リンパ浮腫が発生しやすくなります。

また、がんが転移してリンパ節が詰まり、むくみが生じることもあります。

リンパ浮腫の発症時期には個人差があり、治療直後に症状が現れる人もいれば、治療から10年以上経ってから症状が出ることもあります。

リンパ浮腫は一度発症すると治りにくい傾向にありますが、症状を緩和する方法があるため過度に不安になる必要はありません。

リンパ浮腫は、予防と早期発見が重要です。早期発見のためには、自分の体のどこにむくみが生じやすいかを把握しておくことが大切です。

リンパ浮腫が現れやすい部位は、がんの種類や治療方法によって異なります。以下はその例です。

  • 切除した側の腕、胸、背中、わきの下
  • 切除した側の脚、または両脚
  • おなかの下側、陰部など

リンパ浮腫の早期発見のためには、リンパ浮腫が現れやすい場所を手で触れて確認することが重要です。

リンパ浮腫が現れると、つまみにくくなったり硬く感じることがあります。

また、袖口や下着、靴下のゴム、指輪、腕時計、ブレスレットの跡が残るといった症状が見られることがあります。

手で触れることで左右の厚みの違いを確認したり、その確認の一環として定期的に部位の太さを測定することも効果的です。

栄養不足によるむくみ

栄養不足によるむくみ

がん細胞は正常な細胞に比べて、多くのエネルギーを消費するため、がんが進行するとタンパク質不足に陥りやすくなり、血液中のタンパク質の一種であるアルブミンが不足しやすくなると言われています。

アルブミンは血液の浸透圧を調整する役割を持っており、その量が減少すると、浸透圧が低下してむくみが生じやすくなります。

栄養不足によるむくみは、がんの種類を問わず発生する可能性があり、がんが進行するにつれて起こりやすくなります。

栄養バランスのとれた食事を心がけることで、むくみを改善できる可能性もあります。

腹水によるむくみ

腹水によるむくみ

腹水によるむくみは、足に現れることがあります。

その原因としては、腹水によって下半身への血流が妨げられるためです。

腹水とは、お腹の中に液体が溜まった状態のことで、がんの進行に伴って発生しやすくなります。

そのため、がんの症状が改善しない限り、腹水によるむくみを完全に治すことは難しいと言われています。

ただし、利尿剤の投与や腹腔穿刺ドレナージなどを用いて腹水を減らすことで、むくみの症状が改善する可能性はあります。

がんによるむくみと余命の関係

次に、がんによるむくみと余命の関係について説明します。

がんは進行度に応じて「ステージ」に分類されます。がんの種類によって多少異なりますが、一般的には以下のように区分されます。

  • ステージ1
  • ステージ2
  • ステージ3
  • ステージ4

数字が大きくなるほど、がんの進行が進んでいることを示します。

栄養不足や腹水によるむくみが現れるのは、ステージ3〜4の状態であることが多いとされ中には余命宣告を受ける人もいます

一方、治療によって生じるリンパ浮腫の場合は、むくみがあるからといってがんが進行しているわけではなく、余命に直接的に影響するというわけでもありません。

なお、むくみはここまでで説明した「リンパ浮腫」「栄養不足」「腹水」以外を原因とするものもあります。

そして、むくみの原因は個人で特定するのが難しいためむくみが現れた場合は、まずは医師に相談して自分の状態を確認することが重要です。

がんによるむくみの症状

がんによるむくみの症状

ここでは、がんによるむくみの症状について解説します。

がんによるむくみは、重症化すると日常生活に支障をきたすことがあるため、注意が必要です。

具体的な症状例を紹介します。

  • 乳がんなどによるリンパ浮腫では、腕から手の先までがむくむ
  • 子宮がんなどによるリンパ浮腫では、足の付け根から足先までがむくむ
  • だるさや、皮膚が突っ張った感じがする
  • 進行すると皮膚が硬くなったり、関節が曲がりにくくなることがある
  • 比喩が分厚くなっていぼ状になる象皮症や、リンパのう胞、リンパ漏れなどが生じる場合もある
  • リンパ浮腫は、蜂窩織炎(ほうかしきえん)と呼ばれる合併症を引き起こすことがある

蜂窩織炎とは、皮膚や皮下組織に生じる急性の細菌感染であり、リンパ浮腫を悪化させる原因となるため、注意が必要です。

 

リンパ浮腫の病期分類

リンパ浮腫には、国際リンパ学会による病期分類があります。以下に各病期を説明します。

0期 明らかなリンパ浮腫の症状は見られないが、リンパ液の輸送が障害されている状態。
1期 多少のむくみがあり、比較的タンパク質成分が多い組織間液が貯留している。初期のため、四肢を挙げることでむくみが治まることがある。圧痕が見られる場合もある。
2期 腕や脚を挙げるだけでは改善しにくく、圧痕がはっきり見られる。症状が進行すると、組織の線維化が進み、圧痕が見られなくなる。
2期後期

 

皮膚が硬くなり、むくんだ部分を指で押しても跡がつかなくなる。
3期 表皮肥厚(アカントーシス)や脂肪の沈着など、皮膚に変化が見られる。圧痕がないリンパ液うっ滞性象皮病が生じる。

(参考:国際リンパ学会による病期分類

リンパ浮腫の主な治療法

リンパ浮腫の主な治療法

ここでは、リンパ浮腫の主な治療法を解説します。

これらの治療により、むくみが軽減されるだけでなく、重さやだるさの緩和、皮膚の柔軟性の向上などの効果も期待できます。

スキンケア

スキンケアは、複合的治療の一環として有効です。皮膚の状態を良好に保つことで、リンパ浮腫の症状悪化を防ぐ効果があります。

リンパドレナージ

リンパドレナージは、たまったリンパ液を正常なリンパ管に促す治療法です。

美容目的のマッサージとは異なるため、必ず医師の指導のもとで行う必要があります。

圧迫療法

圧迫療法も有効な治療法の一つです。

圧迫機能のある包帯を巻いたり、弾性ストッキングや弾性スリーブを着用することで、むくみを防ぎます。医療用のものを使用することが重要です。

運動療法

運動療法は、弾性ストッキングや弾性スリーブを着用した状態で運動を行う治療法です。

これにより、たまったリンパ液の流れを促進する効果が期待できます。

複合的治療

リンパ浮腫の治療法の一つとして、複合的治療があります。

スキンケア、リンパドレナージ、圧迫療法、運動療法などが含まれており、これらを組み合わせて行うこともあります。

手術療法

リンパ浮腫の治療には、手術療法が行われることもあります。

顕微鏡下リンパ管静脈吻合術(LVA)は、リンパ管と静脈を縫い合わせてリンパ液の流れを改善する手術です。

手術であるものの、身体への負担は比較的軽いとされています。

また、リンパ節移植術や脂肪吸引術なども、むくみの状態によっては行われることがあります。

むくみ軽減とともに進めたいがん治療・予防

ここでは、むくみの軽減と並行して進めたいがん治療や予防について解説します。

リンパ浮腫は、がん治療後に発症することが多いと言われていますが、それ以外のがんによるむくみは、がんが進行している状態で見られることが多いです。

自分のがんの種類や進行度、希望に応じて、放射線療法、手術療法、薬物療法といった標準治療を医師と相談しながら選択し、治療を進めていくことが大切です。

放射線療法

放射線療法は、放射線をがん細胞に照射し、細胞の遺伝子にダメージを与える治療法です。正常な細胞への影響を最小限に抑える技術が進歩しており、比較的負担の少ない治療法として知られています。

通院で受けられることもあり、手術が難しい場合や、手術後の補助治療として選択されることが多く、化学療法と併用することもあります。

手術療法

手術療法は、がんやがんのある臓器を物理的に切除する治療法です。

侵襲が大きく、痛みを伴うことがあるため、進行したがんでは手術が行われないケースも多いです。

しかし、適切な時期に手術を行うことで治療効果が期待できるため、がんの状態に応じて検討されます。

薬物療法

薬物療法は、化学療法剤や免疫チェックポイント阻害薬などを使用した治療法です。

これにより、がん細胞の増殖を抑えたり、がん細胞を死滅させる効果が期待できます。また、目に見えるがん細胞に対して治療を行う放射線療法、手術療法とは異なり、目に見えないがん細胞にも効果があるとされています。

薬物療法は、転移のあるがんや白血病、リンパ腫の治療に多く用いられます。

さまざまな治療法と併用したい免疫細胞療法

がんが進行し、治療の選択肢が限られている場合や、がん治療後に再発予防をしたい場合には、免疫細胞療法(免疫療法)を検討することをおすすめします。

免疫細胞療法は、がんの種類やステージに関係なく受けられる治療法です。

また、他の治療法と併用することで、再発や転移の予防にもつながります。

免疫細胞療法にはさまざまな種類があります。ここでは、いくつかの代表的な治療法について概要を紹介します。

樹状細胞ワクチン療法 樹状細胞は、がん細胞を直接攻撃するT細胞に、がんの目印を伝え、攻撃の指示を与えることができる免疫細胞です。この原理を利用して、樹状細胞ワクチン療法では、樹状細胞に体外でがん抗原を取り込ませてから体内へ戻し、T細胞にがんを攻撃するよう指示させます。
アルファ・ベータT細胞療法 アルファ・ベータT細胞療法は、患者さま自身の血液からT細胞を取り出し、体外で大量に増やし、活性化させて再び体内に戻す治療法です。これは、活性化リンパ球療法の一種であり、化学療法や放射線療法の効果を補強する可能性も示唆されています。多くの機関で長年行われており、信頼性が高いと考えられています。
活性化Tリンパ球療法 活性化Tリンパ球療法は、患者さまの血液からリンパ球を取り出し、体外で活性化・増殖させて体内に戻す治療法です。医療関係者の間で「ラック」と呼ばれることもあります。
NK細胞療法 NK細胞療法は、NK細胞が持つがん細胞を発見すると真っ先に単独で攻撃するという働きを利用して、患者さま自身の免疫細胞を用いてがん細胞にアプローチする治療法です。特殊なNK細胞培養培地を用いることで、強力な殺傷能力を持つNK細胞を効率的に増やすことができます。
6種複合免疫療法 6種複合免疫療法は、がん細胞を発見、認識、攻撃するなど、異なる役割を持つ6種類の免疫細胞を同時に活性化・増殖する治療法です。6種複合免疫療法では、免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻します。異なる役割を持つ免疫細胞の相互作用により、がん細胞と闘う力が高まる効果が期待できます。手術や抗がん剤治療、放射線治療が難しい転移・再発したがんに対しても効果が表れるケースもあります。

 

がんによるむくみと6種複合免疫療法

今回は、がんによるむくみについて解説しました。

がんによるむくみを軽減させるためには、スキンケアやリンパドレナージ、圧迫療法などの複合的治療を効果的に取り入れることが重要です。

複合的治療を行う際は、医師に相談の上、取り入れる治療法を選びましょう。

また同仁がん免疫研究所は、今回紹介した免疫細胞療法の一つである6種複合免疫療法を行っています。

6種複合免疫療法は、さまざまな治療法と併用する形で、ぜひおすすめしたい治療法です。

以下、同仁がん免疫研究所が提供する「6種複合免疫療法」について、詳しく解説します。

ステージが進んでいても治療可能な6種複合免疫療法

「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。

①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する

がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。

また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。

②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である

患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。

そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、6種複合免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。

また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。

③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後点滴で体内に戻すという治療法です

方法は、採血と点滴だけの通院治療です。

そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。

6種複合免疫療法の治療効果 以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。

6種複合免疫療法・判定基準

A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。

また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。

以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です

6種複合免疫療法・対応がん種

ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。

詳細は以下よりお問い合わせください。

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