抗がん剤を使わない選択肢とは？ 抗がん剤のリスクや高齢者への効果についても解説

がんと診断されたとき、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは「抗がん剤治療」ではないでしょうか？

抗がん剤治療を勧められたら、「本当にこれしかないのか」「副作用はどれくらい辛いのか」「高齢の私には効果があるのか」といった不安と恐怖で心がいっぱいになるのは当然です。

がんの種類や進行度によっては、抗がん剤治療が必ずしも有効とは限りません。

抗がん剤治療以外にも手術、放射線療法、免疫療法など、患者さま一人一人に最適な治療法を選択いただけます。

今回の記事では、抗がん剤治療のリスクやデメリットを踏まえ、抗がん剤を使わない場合の選択肢をご紹介します。

おすすめしたい選択肢の一つが「6種複合免疫療法」です。

これは、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻し、がんと闘う力を高める免疫療法です。

6種複合免疫療法をおすすめする理由

• がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがん※に対応する
• 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
• 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

※一部（T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病／T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫）を除く、ほぼ全てのがんに対応します。

がん治療は、決して一人で抱え込む必要はありません。医師やご家族としっかりと相談し、最善の選択肢を見つけましょう。

がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もご検討されてみてはいかがでしょうか。

今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。

抗がん剤とは？

まずは、抗がん剤について解説します。

抗がん剤とは、がん細胞の増殖やがんの進行・転移を抑えるための薬です。抗がん剤は、注射や内服で投与され、全身治療として有効です。

抗がん剤を用いるがん治療のことを「薬物療法」「化学療法」と呼びます。

リスクを鑑みて抗がん剤を使わないケースもある

抗がん剤にはさまざまなリスクがあるため、リスクを鑑みて抗がん剤を使わないケースもあります。

がん治療には抗がん剤しかないという訳ではなく、いくつかの選択肢があることを念頭に置きましょう。

抗がん剤以外の選択肢に関する詳細な情報は後述します。

また、抗がん剤を使うべきタイミングは、患者さまの体力や免疫力を考慮して決定されるため、治療開始後すぐには使わないケースもあります。

抗がん剤のリスク・デメリット

続いては、抗がん剤のリスク・デメリットについて解説します。

抗がん剤の主なリスク・デメリットについては以下のとおりです。

• 必ずしも効果が出るわけではない
• 免疫力が一時的に低下する可能性がある
• QOL（生活の質）が低下する

それぞれの項目について、以下で詳しく解説します。

必ず効果が出るわけではない

抗がん剤は、必ずしも効果が出るわけではありません。
全ての医療行為に共通して言えることですが、治療を行ったからといって必ずしも治癒や改善が保証されるというものでもありません。

特に抗がん剤の場合、効かない可能性の方が高く、抗がん剤治療だけで効果が表れるのはせいぜい30〜40％と言われています。

抗がん剤治療では、高い費用を支払ったにもかかわらず全く効果が得られないこともあります。
もちろん抗がん剤が効果的に作用する人もいますが、使ってみなければ効果があるかどうかは分かりません。

免疫力が一時的に低下する可能性がある

抗がん剤を使用することで、免疫力が一時的に低下する可能性があります。

抗がん剤はがんを抑える一方で、正常な細胞にもダメージを与えることがあります。
投与している間は免疫力が一時的に低下してしまうので、日常生活でも注意が必要です。

また、抗がん剤の使用によって副作用や二次的な疾患の発生にもつながります。
投与量が多ければがん治療の効果は大きくなりますが、その分、免疫の低下や強い副作用が発生する可能性もあります。

QOL（生活の質）が低下する

抗がん剤を使用することで、QOLが低下してしまうことがあります。

抗がん剤の強い副作用により、心身ともにつらい思いをすることや、日常生活がままならなくなることが多いとも言われています。

抗がん剤の副作用の例をいくつか紹介します。

吐き気

抗がん剤を使用すると、多くの場合に吐き気や嘔吐を引き起こします。

ですが、予防として制吐剤を使用することで、吐き気を抑えることができます。
制吐剤により、ほとんど吐き気を訴えない患者さまもいますので、過剰に不安を感じる必要はありません

抗がん剤を使用後数日経過すると、自然に吐き気は消えます。

脱毛

脱毛は、抗がん剤を使用している人ほぼ全員に起きます。
多くの場合、抗がん剤治療開始から2〜3週間後に始まると言われています。

ただし、その後継続的に脱毛状態が続くということはなく、抗がん剤の使用を終了してから1〜2カ月後に再び髪が生え始めます。

口内炎

抗がん剤を使用すると、口内炎ができる可能性があります。口内炎ができると、口の中がただれて痛みを伴い、食事がしづらくなることもあります。

対処法としては、うがい薬や軟膏を用いることが多いでしょう。予防的にうがいをすること、口腔内を清潔にすることが重要です。

抗がん剤を使わない場合の選択肢

次は、抗がん剤を使わない場合の選択肢について解説します。

抗がん剤を使わない場合、治療を諦めなければならないのか？という疑問が湧くかもしれませんが、答えはNOです。

がんは進行型の病気のため放っておけば悪化してしまいますが、食い止めるための選択肢は抗がん剤だけではありません。

抗がん剤使用のリスクを避けながら、寛解や状態の改善に向けて前向きに取り組む手段があります。

抗がん剤を使わない場合の選択肢は、以下のとおりです。

• 他の治療方法を選ぶ
• 緩和ケアを受けて状態を改善させる

次章で詳しく解説します。

他の治療方法を選ぶ

抗がん剤を使わない場合は、他の治療方法を選びましょう。

抗がん剤治療（化学療法）と並んで「4大療法」と呼ばれる治療法は以下のとおりです。

• 手術療法：外科手術によってメスでがん細胞を切り取る局所療法
• 放射線療法：がん細胞とその周辺のみを治療する局所療法
• 免疫療法：免疫の力を利用してがんと闘う全身療法

抗がん剤治療とこれらの治療を並行して行うことで、より高い効果を見込める場合もあります。
適切な施術は患者さまの状態やがんの進行度によって変わるため、医療機関と相談しながら検討することを推奨します。

抗がん剤以外の選択肢の中で特におすすめしたいのが、免疫療法の一つである「6種複合免疫療法」です。

6種複合免疫療法とは？

6種複合免疫療法とは、免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻す療法です。
がん細胞の「発見」「伝達」「攻撃」など、それぞれの役割を持つ免疫細胞が1つのチームとなって働くことで、より高い効果を目指します。

6種複合免疫療法の3つの特徴

ここでは、6種複合免疫療法の特徴を3つご紹介します。

①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する

がん3大療法（外科手術／化学療法／放射線治療）との併用が可能で、一部（T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病／T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫）を除く、ほぼ全てのがんに対応します。

また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。

②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である

患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。
そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。

また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。

③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後、点滴で体内に戻すという治療法です。
そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。

6種複合免疫療法の治療効果

以下は、6回（1クール）の治療を終えた患者さまの治療効果をご紹介します。

A判定〜C判定の約79％の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26％の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。

また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。

以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。

詳細は以下よりお問い合わせください。

緩和ケアを受けて状態を改善させる

抗がん剤を使用しない場合は、緩和ケアを受けて状態を改善させるという選択肢もあります。緩和ケアを受けることで現在の症状を軽減し、体力の回復や精神的な安定を優先する方法です。

緩和ケアとは、がんによる心身のさまざまなつらさを和らげる取り組みのことで、必ずしも、「緩和ケア＝治療が困難」というわけではありません。

緩和ケアは、がんが進行していないうちから始めることができ、つらいときはいつでも受けられます。

がん患者さまご本人の意思が何よりも大切

これまで、抗がん剤治療について情報を紹介しましたが、がん治療ではがん患者さまご本人の意思が何よりも大切です。

医師の役割はあくまでも治療法を提示して説明するところまでです。
どの選択肢を選ぶかを決めるのは、患者さまご本人とご家族です。

できるだけ本人の意思を尊重することが大切です。
ご家族の方はいつでも相談を聞いてあげられるように、サポート役に徹するのが望ましいでしょう。

まとめ

今回の記事では

• 抗がん剤とは
• 抗がん剤のリスク、デメリット
• 抗がん剤を使わない場合の選択肢

について紹介しました。

抗がん剤は、がん治療の一つですが、必ずしも唯一の選択肢ではありません。
患者さま自身が納得できる治療法を選択することが重要です。

今回ご紹介した6種複合免疫療法は、抗がん剤の副作用に悩む患者さまにとって、一つの希望となる可能性を秘めています。

同仁がん免疫研究所が提供する6種複合免疫療法に関する詳細は、こちらよりご確認ください。