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キイトルーダ(ペムブロリズマブ)とは?効果・対象のがん種・副作用・費用までわかりやすく解説。
「がんの治療でキイトルーダという薬を耳にしたけど、どんな薬なのだろう」
「効果や副作用、費用が気になる」
そんな疑問を持ってこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)は、自分自身の免疫の力を利用してがんを攻撃する「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれる新しいタイプの薬です。
多くのがん種で保険適用となり、新しいがん治療の薬として注目されています。
この記事では、キイトルーダがどのような仕組みで効くのか、どんながん種が対象になるのか、効果や副作用、費用の目安、そしてオプジーボとの違いまで、専門用語をかみくだいてわかりやすく解説します。
INDEX
キイトルーダ(ペムブロリズマブ)とは

キイトルーダは、アメリカの製薬会社MSDが開発したがん治療薬で、一般名を「ペムブロリズマブ」といいます。
従来の抗がん剤が「がん細胞を直接攻撃する」薬だったのに対し、キイトルーダは「自分の免疫の力を引き出してがんを攻撃させる」という、まったく新しい発想に基づいた薬です。
こうした薬を「免疫チェックポイント阻害薬」と呼びます。
本庶佑博士のノーベル賞でも注目された治療法
免疫チェックポイント阻害薬は、京都大学の本庶佑博士が2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞したことで広く知られるようになりました。
手術・抗がん剤・放射線という従来のがん三大療法に続く、新しいがん治療の選択肢として期待されています。
3週間に1回の点滴で投与する
キイトルーダは点滴で投与する薬です。一般的には、成人で1回200mgを3週間ごと、または1回400mgを6週間ごとに、30分かけて点滴します。
多くの場合は通院で投与できるため、入院せずに治療を続けられる点も特徴です。
参考:KEGG 医療用医薬品「キイトルーダ点滴静注100mg」
キイトルーダが効く仕組み
私たちの体内では、免疫細胞(特にT細胞)が日々がん細胞を見つけて攻撃しています。
しかし、がん細胞はとても巧妙で、免疫細胞にかかっている「ブレーキ」のスイッチを押すことで、攻撃の手をゆるめさせ、生き延びようとします。
免疫細胞の表面には「PD-1」というブレーキ役の分子があり、がん細胞はここに結合して攻撃を止めさせます。
キイトルーダはこのPD-1に先回りして結合し、がん細胞がブレーキを踏むのを邪魔します。
つまり、免疫細胞にかかっていたブレーキを外し、本来の力でがんを攻撃できる状態に戻すのがキイトルーダの働きです。
参考:日経メディカル処方薬事典「キイトルーダ点滴静注100mg」
キイトルーダの対象となるがんの種類

キイトルーダは、登場以来さまざまながん種で保険適用が拡大されてきました。
現在、対象となっている主ながんには次のようなものがあります。
- 悪性黒色腫(皮膚がんの一種)
- 非小細胞肺がん
- 頭頸部がん
- 腎細胞がん(腎臓がん)
- 尿路上皮がん(膀胱がんなど)
- ホルモン受容体陰性・HER2陰性の乳がん(トリプルネガティブ乳がん)
- 子宮体がん・子宮頸がん
- 胃がん・食道がん・胆道がん
- 再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫の一種)
加えて、がん細胞の遺伝子検査で「MSI-High(高頻度マイクロサテライト不安定性)」や「TMB-High(高い腫瘍遺伝子変異量)」といった特徴が確認された場合には、臓器を問わず標準的な治療が難しい固形がんに使えることもあります。
ただし、同じがんでも、PD-L1というたんぱく質の発現量などの条件によって対象になるかどうかが変わるため、ご自身が対象かどうかは必ず主治医に確認してください。
参考:KEGG 医療用医薬品「キイトルーダ点滴静注100mg」
臨床試験で示されたキイトルーダの効果・エビデンス
キイトルーダの効果は、世界中で行われた多くの臨床試験で確認されています。
代表的なものをご紹介します。
肺がんの症例:化学療法より長く効果が続いた
PD-L1を多く発現している進行・再発の非小細胞肺がんを対象とした臨床試験(KEYNOTE-024)では、キイトルーダ単独で治療したグループが、従来の化学療法のグループよりも長く生存できたことが示されました。
この結果は、肺がん治療の進め方を大きく変えるものとなりました。
参考:インターナショナル画像診断クリニック「キイトルーダの効果やオプジーボとの違い」
乳がんの症例:手術前の治療でがんが残る割合が改善
トリプルネガティブ乳がんでは、手術前にキイトルーダを抗がん剤と併用することで、手術で切除した組織にがん細胞が残る割合が改善されたと報告されています。
早期のがんでも治療成績の向上が期待されています。
参考:インターナショナル画像診断クリニック「キイトルーダの効果やオプジーボとの違い」
「治す薬」ではなく「効く人には長く効く薬」という理解を
キイトルーダは画期的な薬ですが、すべての人に同じように効くわけではありません。
効果には個人差があり、よく効く人がいる一方で、効果が得られない人もいます。
過度な期待をせず、主治医とよく相談しながら治療方針を決めることが大切です。
キイトルーダの副作用と注意点

免疫が働きすぎて起こる「免疫関連副作用(irAE)」
キイトルーダは免疫の力を高める薬であるため、免疫が活発になりすぎて、正常な臓器まで攻撃してしまうことがあります。
これを「免疫関連副作用(irAE)」と呼びます。体のどの部分にも起こる可能性があり、主なものは次のとおりです。
- 皮膚の症状(発疹・かゆみ)
- 胃腸の症状(下痢・腹痛)
- 肺の炎症(間質性肺炎:息切れ・空咳など)
- 肝臓の障害(肝機能の数値の上昇)
- 甲状腺などホルモンの異常
- 神経の障害(手足のしびれなど)
これらの副作用は、投与を始めて数か月たってから現れることも少なくありません。
投与中・投与後を通じて、気になる症状があればすぐに医療スタッフに伝えることが重要です。
参考:銀座みやこクリニック「最新がん免疫療法は効く?費用、デメリット、副作用」
キイトルーダの費用と高額療養費制度
薬剤費は高額
キイトルーダは保険適用の薬ですが、薬剤そのものの価格(薬価)は高額です。100mgあたりの薬価は約20万円前後とされ、1回の投与で複数本を使うため、薬剤費だけで1回あたり40万円を超えることもあります。
参考:日経メディカル処方薬事典「キイトルーダ点滴静注100mg」
高額療養費制度で自己負担は抑えられる
「そんな高額な治療は続けられない」と不安に感じるかもしれませんが、日本には「高額療養費制度」があります。
1ヶ月の医療費の自己負担額が一定の上限を超えた場合に、超えた分が払い戻される公的な制度です。
所得に応じて上限が定められているため、実際の自己負担はかなり抑えられます。
詳しい金額や手続きは、加入している健康保険の窓口や病院の相談員(医療ソーシャルワーカー)に確認しましょう。
参考:キイトルーダ®.jp(MSD)患者さん向け 高額療養費制度の解説
オプジーボとの違い
キイトルーダとよく比較されるのが「オプジーボ(一般名:ニボルマブ)」です。
実は、どちらも同じ「PD-1」を標的とする免疫チェックポイント阻害薬で、基本的な仕組みは共通しています。
大きな違いは、承認されているがんの種類や、投与のスケジュール、PD-L1検査の必要性などです。
たとえばキイトルーダは、肺がんなどで投与前にPD-L1という目印の発現量を調べることがあります。
どちらの薬が適しているかは、がんの種類や状態によって異なるため、主治医が個別に判断します。
キイトルーダが使えない・効果が不十分なときの選択肢

キイトルーダは多くのがんで使える薬ですが、誰にでも使えるわけではなく、使っても十分な効果が得られないこともあります。
次のような場合は、別の選択肢を検討することになります。
- 保険適用の対象となるがん種・条件に当てはまらない場合
- 免疫関連副作用が強く、投与を続けられない場合
- 投与しても効果が得られなかった、または途中で効かなくなった場合
こうした場合でも、治療を諦める必要はありません。
別の薬剤への変更や臨床試験(治験)への参加など、さまざまな道があります。
その選択肢の一つとして、近年注目されているのが、自分自身の免疫細胞そのものを増やして体に戻す「免疫細胞療法」です。
体への負担が少ない「6種複合免疫療法」という選択肢

キイトルーダが「免疫のブレーキを外す」薬であるのに対し、自分の免疫細胞を体外で増やしてパワーアップさせ、体に戻すというアプローチもあります。
その代表例が、同仁がん免疫研究所が提供する「6種複合免疫療法」です。
6種類の免疫細胞をチームで活性化させる治療法
6種複合免疫療法は、患者さま自身の血液を少量(約30ml)採取し、その中の6種類の免疫細胞(ヘルパーT細胞・キラーT細胞・NK細胞・NKT細胞・γδ(ガンマデルタ)T細胞・樹状細胞)を取り出して、専用施設で約3週間かけて培養・活性化させます。
1,000〜2,000万個だった免疫細胞を20〜50億個にまで増やし、点滴で体内に戻すことで、がんと闘う力を高める治療法です。
役割の異なる6種類の細胞がチームプレーで攻撃するため、1種類だけを使う場合より高い効果が期待できるとされています。
参考:6種複合免疫療法とは
副作用が少なく、入院も不要
この治療の大きな特徴は、自分自身の細胞を使うため、抗がん剤のような強い副作用やアレルギーがほとんどない点です。
治療は採血と点滴(1回20〜30分程度)のみで完結し、入院の必要がありません。
通院や訪問診療で受けられるため、仕事や家庭での生活を続けながら治療できます。
標準治療との併用で相乗効果が期待できる
6種複合免疫療法は、手術・抗がん剤・放射線といった標準治療と併用できる点も特徴です。
抗がん剤や放射線には免疫力を下げる側面がありますが、6種複合免疫療法に含まれるNKT細胞は抗がん剤や放射線への抵抗力が強いとされ、低下した免疫力を補う役割が期待されています。
実際に同仁がん免疫研究所の調査(2020年6月〜2024年7月、380名対象)では、1クール(6回)を終えた患者さんの進行抑制率(がんが縮小〜変化なしと判定された割合)が約79%という結果が報告されています。
まずは無料相談で対象になるか確認を
「キイトルーダが自分に使えるか分からない」「副作用がつらく、体にやさしい治療を併用したい」とお考えの方は、まず専門のスタッフに無料で相談してみてください。
【がんの治療の選択肢としておすすめする「6種複合免疫療法」】
副作用が少なく、他の治療と併用できる!
6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。
治療法は採血と点滴だけの通院治療です。
6種複合免疫療法をおすすめする理由
- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。
今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。
キイトルーダに関するよくある質問(FAQ)
Q1. キイトルーダはどんながんにでも保険適用となりますか?
いいえ。保険適用となるがん種や条件は決まっており、同じがんでもPD-L1の発現量などによって対象が変わります。
ご自身が対象かどうかは主治医にご確認ください。
Q2. キイトルーダと抗がん剤は一緒に使えますか?
がんの種類によっては、キイトルーダと抗がん剤(化学療法)を併用する治療法も承認されています。
一方で、単独で使うことが基本のがん種もあります。
どの使い方になるかは医師が判断します。
参考:キイトルーダ®.jp(MSD)「キイトルーダと化学療法の併用治療Q&A」
Q3. キイトルーダはいつまで続けるのですか?
投与期間は病状や効果、副作用の状況によって個別に判断されます。
効果が続き副作用に問題がなければ継続し、効果がなくなったり副作用が強く出たりした場合は中止や変更を検討します。
Q4. 免疫チェックポイント阻害薬と免疫細胞療法はどう違うのですか?
キイトルーダのような免疫チェックポイント阻害薬は、免疫細胞にかかった「ブレーキ」を外す薬です。
一方、6種複合免疫療法のような免疫細胞療法は、免疫細胞そのものを体外で増やしてパワーアップさせ、体に戻す治療法です。
アプローチは異なりますが、どちらも「自分の免疫の力でがんと闘う」点で共通しています。
正しく理解し、自分に合った治療を選ぶために
キイトルーダ(ペムブロリズマブ)は、自分の免疫の力を引き出してがんを攻撃する免疫チェックポイント阻害薬です。肺がん・悪性黒色腫・乳がんなど多くのがん種で保険適用となり、がん治療を大きく前進させた薬として高く評価されています。
一方で、対象となるがんや条件は限られており、副作用や費用、効果の個人差といった注意点もあります。
だからこそ「治す薬」と過度に期待しすぎず、正しい知識を持って主治医と相談しながら、自分に合った治療を選んでいくことが何よりも大切です。
もしキイトルーダが使えない場合や、体への負担が少ない治療を併せて検討したい場合には、6種複合免疫療法のような免疫細胞療法も選択肢の一つです。
治療の幅を広げたい方は、下記より無料相談・資料請求が可能です。
一人で抱え込まず、まずは気軽に問い合わせてみましょう。
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- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。
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