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がんの病院はどう選ぶ?拠点病院の種類・探し方・後悔しない選び方を徹底解説

「がんと診断されたけれど、どの病院で治療を受ければいいのか分からない」

「大きい病院と近くの病院、どちらがいいの?」

がんの病院選びは、多くの患者さまとご家族が最初にぶつかる悩みだと思います。

実は日本には、全国どこでも質の高いがん医療を受けられるように、国が指定した「がん診療連携拠点病院」が約460ヶ所あります。

この記事では、がん治療が受けられる病院の種類と探し方、後悔しないための選び方のチェックポイント、セカンドオピニオンや転院の進め方までを、公的機関の情報を基に解説します。

がんの病院選びが重要な理由

がん治療は病院との「長い付き合い」になるから

がんの治療は手術をして終わりではありません。手術の前後には検査や薬物療法があり、治療後も定期的な通院・経過観察が数年単位で続きます。
つまり、がん治療の病院選びは「これから数年間付き合うパートナー選び」と言えます。
だからこそ治療の質はもちろん、通いやすさ、相談のしやすさ、サポート体制まで含めて考えることが、後悔しない選択につながります。

「良い病院」は人によって違うから

「日本一の名医がいる病院」が、あなたにとってのベストとは限りません。
がんの種類・進行度・年齢・体力・仕事や家庭の事情によって、最適な病院は一人ひとり異なります。
マスメディアやネット記事のランキングや評判だけで決めるのではなく「自分の状況に合うか」という視点で選ぶことが大切です。

がん医療の中核「がん診療連携拠点病院」とは

 

全国約460ヶ所、国が指定する病院

がん診療連携拠点病院とは、全国どこでも質の高いがん医療を受けられるように、国(厚生労働大臣)が指定した病院です。
専門的ながん医療の提供、地域の医療機関との連携、患者さまへの相談支援・情報提供といった役割を担っています。

厚生労働省の発表によると、2025年3月時点で全国468箇所(都道府県がん診療連携拠点病院51、地域がん診療連携拠点病院357、特定領域がん診療連携拠点病院1、地域がん診療病院59)が指定されています。

参考:国立がん研究センターがん情報サービス「がん診療連携拠点病院とは」

参考:厚生労働省「がん診療連携拠点病院等


拠点病院等の4つの種類

種類 役割
都道府県がん診療連携拠点病院 各都道府県に概ね1か所。県全体のがん医療の中心的役割を担う
地域がん診療連携拠点病院 複数の市町村からなる医療圏に概ね1か所。地域のがん医療の中核
特定領域がん診療連携拠点病院 特定のがんについて優れた診療実績を持つ病院
地域がん診療病院 拠点病院がない地域に整備され、拠点病院と連携して診療を行う

拠点病院に共通する体制

拠点病院等は、国が定める厳しい基準を満たして指定されています。
国立がん研究センターによると、共通する体制として次のようなものがあります。

厳しい基準を満たしているので「どの病院にすべきか迷ったら、まず拠点病院等の中から探す」のは、失敗の少ない選び方の一つと言えます。

参考:国立がん研究センターがん情報サービス「病院選びを考えるときに」

がんゲノム医療・小児がんには専門の指定病院がある

拠点病院等のほかにも、目的に応じた専門の指定病院があります。

・がんゲノム医療中核拠点病院・拠点病院・連携病院

がん遺伝子パネル検査(多数の遺伝子を一度に調べ、効果が期待できる薬があるかを調べる検査)を保険診療で受けられる病院。
標準治療がない場合や、標準治療が終了(見込み)した場合などの選択肢になる。

・小児がん拠点病院

小児がんの診療実績と体制を持つ病院。
子どものがんは大人と異なる専門性が必要なため、全国に指定されている。

これらの病院も、がん情報サービスの病院検索や全国のがん相談支援センターで探すことができます。
自分の状況に応じて「どの指定を受けた病院が必要か」を確認しましょう。

がんの病院の探し方3ステップ

ステップ1:がん情報サービスの「病院を探す」で検索する

国立がん研究センターの「がん情報サービス」には、全国の拠点病院等をがんの種類・地域・対応状況で絞り込める検索ページがあります。
「肺がん×東京都」のように、自分のがん種を診療している近くの病院を客観的に探せる、最も信頼できる方法です。希少がんに対応する病院を現在地から探す機能もあります。

インターネットでの検索が難しい場合は、電話(0570-02-3410ナビダイヤル/03-6706-7797、平日10時〜15時)で病院探しを手伝ってもらうこともできます。

参考:がん情報サービス「地域から病院を探す」

ステップ2:かかりつけ医・検診機関から紹介を受ける

がん診療連携拠点病院は、その名のとおり「連携」を前提としており、原則として地域の医療機関からの紹介で患者さまを受け入れています。
健康診断やがん検診で「要精密検査」となった場合は、その検診機関の指示・紹介に従いましょう。
「がんかもしれない」と不安な段階なら、まずかかりつけ医に相談すれば、必要に応じて拠点病院へ紹介状を書いてもらえます。

紹介状(診療情報提供書)なしで大病院を受診すると、特別料金(選定療養費)がかかるうえ、検査の重複などで時間もかかります。
紹介状をもらってから受診するのが結果的に近道です。

参考:キャンサーネットジャパン「がん医療の連携」

ステップ3:迷ったら「がん相談支援センター」に相談する

全国の拠点病院等には「がん相談支援センター」が設置されており、その病院にかかっていない方でも、誰でも無料・匿名で利用できます。
「どの病院がいいか迷っている」「自分のがんはどこで診てもらえるのか」といった病院選びの相談にも、がんに詳しい看護師やソーシャルワーカーが対応してくれます。

後悔しない病院選び|6つのチェックポイント

 

候補の病院をいくつか挙げられたら、次の6つの視点で比較してみましょう。

①拠点病院等の指定を受けているか

前述のとおり、拠点病院には、国が定める要件に基づいた診療体制などが求められています。
まずは指定を受けているかを確認することで、候補となる病院を絞りやすくなります。

②自分に該当するがんの診療実績が十分か

同じ拠点病院でも、がんの種類によって診療実績は異なります。
各病院の診療実績は、がん情報サービスの病院検索ページや、病院の公式サイトで確認できます。
特に希少がん(患者数が少ないがん)の場合は、診療実績の多い特定の病院が薦められることがあると国立がん研究センターも案内しています。

③通いやすいか

がん治療は長期戦です。抗がん剤治療や放射線治療では、週に何度も通院することもあります。
自宅からの距離・交通手段・家族の付き添いやすさは、想像以上に重要な要素です。
「実績は全国トップだが片道3時間」より「実績が十分で片道30分」の方が、治療を続けやすいケースは少なくありません。

④治療の選択肢が幅広いか

手術・放射線治療・薬物療法というがんの三大治療が全てそろっているか、自分のがんに必要な治療設備(放射線治療装置など)があるか、臨床試験・治験に参加できる体制があるかも確認ポイントです。
選択肢が多い病院ほど、病状の変化に応じた柔軟な対応が期待できます。

⑤相談・サポート体制が整っているか

がん相談支援センターの充実度、緩和ケアチームの有無、治療と仕事の両立支援、医療費の相談体制など「治療以外の支え」も長い療養生活では大切です。

⑥医師の説明が分かりやすく、信頼できるか

最終的には、担当医との相性も重要となります。
質問しやすい雰囲気か、こちらの生活状況や希望を聞いてくれるか、治療の選択肢をメリット・デメリット含めて説明してくれるか。
「何となく聞きにくい」と感じたまま治療を続けるのは、大きなストレスになります。

がんの病院タイプ別の特徴を比較

がんを診療する医療機関には、いくつかのタイプがあります。
それぞれの特徴を知っておくと、自分のがんに合った選択がしやすくなります。

実際には「手術は専門病院で受け、術後の経過観察は地元の病院で」というように、複数の医療機関が連携して一人の患者さまを支える「地域連携」の形も一般的になっています。

がんのセカンドオピニオン・転院を考えたいとき

 

セカンドオピニオンは患者の正当な権利

セカンドオピニオンとは、現在の担当医とは別の医師に、診断や治療方針について意見を聞くことです。
担当医を疑う失礼な行為ではなく、拠点病院にはセカンドオピニオンに対応する体制が整えられており、病状や治療について理解を深め、納得して治療方針を決めるためにも利用できます。

「手術と放射線、どちらを選ぶべきか迷う」「提案された治療が自分に最適なのか確認したい」というときは、遠慮なく担当医に「セカンドオピニオンを受けたい」と伝えましょう。
紹介状や検査データを用意してもらえます。受け入れ先の探し方は、がん相談支援センターでも相談できます。

参考:がんにおけるセカンドオピニオンとは? メリット・デメリットについて解説

転院を考えるときの進め方

「通院が体力的に難しくなった」「引っ越しする」「別の治療を受けたい」など、転院が必要になることもあります。
その場合も、自己判断で通院をやめるのではなく、担当医に事情を話して紹介状と診療情報を引き継いでもらうことが大切です。
治療の空白期間を作らないことが、何より重要です。

がんにおける標準治療の病院と自由診療クリニックの違い

インターネットで「がん病院」と調べると、拠点病院のような保険診療の病院だけでなく、自由診療の治療を提供するクリニックの情報も多く見つかります。
両者の違いを正しく理解しておきましょう。

標準治療の病院(拠点病院等)

標準治療は現在のがん治療の基本となる治療法であり、保険診療(高額療養費制度あり)で受けられる。

自由診療のクリニック

保険適用外で全額自己負担。
免疫細胞療法など、大規模な臨床試験で効果が確立されていない治療も含まれる。

国立がん研究センターは、効果が証明された免疫療法は一部に限られると注意喚起しています。
大切なのは、まず標準治療をきちんと受けることを大前提に、自由診療は「併用の選択肢」として慎重に検討することです。
検討する場合は、治療データや費用の明確さ、標準治療のタイミングを逃さない配慮があるかを必ず確認し、担当医にも相談しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1.がんかもしれないと思ったら、いきなり拠点病院に行っていいですか?

拠点病院は原則として紹介制のため、まずはかかりつけ医や検診機関に相談し、紹介状をもらってから受診するのがスムーズです。
紹介状なしの大病院受診は特別料金がかかることもあります。
どこに行けばいいか分からない場合は、がん相談支援センターに電話で相談できます。

Q2.がんになったら、有名な病院・ランキング上位の病院を選ぶべきですか?

必ずしもそうとは限りません。
がん治療は長期にわたるため、通いやすさや相談のしやすさも同じくらい重要です。
拠点病院等であれば国の基準を満たした体制が整っています。
「知名度」より「自分のがんの診療実績」と「通い続けられるか」で判断することをおすすめします。

Q3.地方在住で、近くに大きな病院がありません。どうすればいいですか?

拠点病院等は全国の医療圏ごとに整備されており、拠点病院がない地域には「地域がん診療病院」が置かれ、拠点病院と連携して診療しています。
まずはがん情報サービスの検索や電話相談で、お住まいの地域の指定病院を確認してみてください。
手術だけ遠方の専門病院で受け、その後の治療は地元の病院で続けるという連携も一般的です。

Q4.転院やセカンドオピニオンを言い出したら、担当医に失礼ではないですか?

失礼にあたるものではありません。
セカンドオピニオンへの対応は拠点病院の指定要件にも含まれており、現在では広く行われている仕組みです。
多くの医師は快く紹介状を書いてくれます。
言い出しにくい場合は、がん相談支援センターで伝え方を相談することもできます。

Q5.病院ごとの治療実績はどこで調べられますか?

がん情報サービスの病院検索ページでは、病院ごとの対応状況を確認できます。
また、各病院の公式サイトで手術件数や治療実績を公開していることも多いため、候補が絞れたら確認してみましょう。
分からないときは、がん相談支援センターで調べ方を教えてもらえます。

Q6.自由診療のクリニックは、どう見極めればいいですか?

治療効果のデータを公開しているか、費用の総額と追加費用が明確か、標準治療を妨げない配慮があるか、再生医療等提供計画の届出など必要な手続きをしている施設かを確認しましょう。
無料相談で納得いくまで質問し、受けるかどうかは担当医にも相談したうえで判断することが大切です。

制度を知れば、がんの病院選びは怖くない

がんの病院選びについて、押さえておきたいポイントは以下の通りでした。

  •  国が指定する「がん診療連携拠点病院等」が全国約460ヶ所に整備されている
  • 探すときは、がん情報サービスの病院検索と、かかりつけ医からの紹介が基本ルート
  • 選ぶときは「指定の有無・診療実績・通いやすさ・治療の選択肢・サポート体制・医師との相性」の6点で比較
  • セカンドオピニオンや転院は患者の正当な権利。迷ったら、がん相談支援センターへ
  • 自由診療は標準治療の代わりではなく、併用の選択肢として慎重に検討する


がん治療の病院選びに唯一の正解はありませんが、公的な制度と情報源を知っていれば、納得のいく選択に近づけます。
一人で抱え込まず、専門家の力を借りながら、ご自身に合った病院を見つけてください。

【がんの治療の選択肢としておすすめする「6種複合免疫療法」

副作用が少なく、他の治療と併用できる!


6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。

治療法は採血と点滴だけの通院治療です。

6種複合免疫療法をおすすめする理由

  • がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
  • 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
  • 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。

今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。

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