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胆管がんのステージ4とは?生存率や治療法など詳しく解説
胆管がんは、日常生活ではあまり耳にしない病気かもしれませんが、肝臓で作られた胆汁を十二指腸に運ぶ「胆管」に発生する悪性腫瘍です。
この病気は、がんが発生する位置によって特徴が異なり、さまざまな症状を引き起こします。
ただし、自覚症状が少ないため早期発見が難しく、進行してから診断されるケースが多いのが特徴です。
胆管は肝臓と消化器系をつなぐ重要な経路であり、この部分にがんが生じると胆汁の流れが妨げられ、全身に影響を及ぼすことがあります。
今回の記事では、胆管がんの基礎知識や代表的な症状、がんの進行度(ステージ)ごとの特徴、そして治療法について、わかりやすく解説していきます。
【がんの治療の選択肢としておすすめする「6種複合免疫療法」】
副作用が少なく、他の治療と併用できる!
6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。
治療法は採血と点滴だけの通院治療です。
6種複合免疫療法をおすすめする理由
- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。
INDEX
胆管がんとは?
胆管がんは、胆汁を運ぶ胆管に発生する悪性腫瘍です。
胆管は肝臓で作られた胆汁を十二指腸へ運ぶ重要な役割を果たしていますが、この管にがんが発生すると、胆汁の流れが妨げられ、さまざまな症状を引き起こします。
胆管がんは発生する位置によって以下の3つに分類されます。
- 肝内胆管がん:肝臓内の胆管に発生するがん。
- 肝門部胆管がん:肝臓から出る胆管の分岐部分に発生。
- 肝外胆管がん:肝臓外の胆管に発生するがん。
胆管がんの主なリスク因子には以下が含まれます。
- 慢性胆管炎
- 胆道の構造異常
- 特定の寄生虫感染(例:肝吸虫)
胆管がんの症状とは?
胆管がんの症状は、がんの位置や進行度によって異なりますが、胆汁の流れが妨げられることで以下の特徴的な症状が現れます。
- 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる。)
- 右上腹部の痛み
- 尿の濃色化や便の白色化
これらは胆汁が適切に排出されないことで生じます。
胆管がんのステージ(病期)
胆管がんのステージ(病期)は、がんの進行度を評価し、適切な治療法を決定するための重要な指標です。
ステージは主に、がんが胆管のどこに発生しているか、周囲の臓器やリンパ節への浸潤の程度、さらに遠隔転移の有無を基に分類されます。
胆管がんステージ0(0期)
ステージ0は、胆管がんの最も早期の段階であり、がん細胞が胆管の粘膜内にとどまっている状態を指します。
この段階では、がんが周囲の組織や臓器、リンパ節、血管に浸潤しておらず、転移も見られません。
多くの場合、無症状で、検査や偶然の発見で診断されます。
胆管がんステージ1(Ⅰ期)
ステージⅠは、がんが胆管の粘膜層を超えて浸潤しているものの、周囲の臓器やリンパ節、遠隔部位への転移は見られない段階です。
この段階では腫瘍が局所に限定されており、外科手術が主な治療法で、術後に補助的な化学療法を検討する場合もあります。
胆管がんステージ2(Ⅱ期)
ステージⅡは、がんが胆管の壁を超えて周囲の組織に浸潤しているが、リンパ節転移や遠隔転移は見られない段階です。
手術が可能であれば腫瘍の切除が行われ、術後に補助的な化学療法や放射線療法を併用して再発リスクを低減します。
胆管がんステージ3(Ⅲ期)
ステージⅢは、がんが胆管を越えて周囲の組織や臓器に広がり、近くのリンパ節に転移が見られる段階です。
手術が可能な場合は切除を行いますが、切除が困難な場合は化学療法や放射線療法で腫瘍の縮小や進行抑制を目指します。
胆管がんステージ4(Ⅳ期)
ステージⅣは、がんが遠隔臓器や複数のリンパ節に転移している進行段階を指します。
化学療法が中心で、ゲムシタビンやシスプラチンが用いられます。
胆管がんのステージごとの5年生存率
胆管がんの5年生存率は、ステージ(病期)によって大きく異なります。
5年生存率の目安は以下のとおりです。
- ステージⅠ期:52.7%
- ステージⅡ期:31.8%
- ステージⅢ期:27.4%
- ステージⅣ期:5.5%
参考:院内がん登録生存率集計結果閲覧システム 肝内胆管がん5年生存率|がん情報サービス
胆管がんの転移について
胆管がんが進行すると、がん細胞が周囲の組織や臓器、リンパ節、さらには遠隔臓器へ転移することがあります。
胆管がんが転移しやすい場所
胆管がんは進行すると、主にリンパ節や血行を介して遠隔部位に転移する場合があります。
最も転移しやすいのは肝臓で、次いで肺、腹膜、骨などが挙げられます。また、胆管周囲のリンパ節も早期から転移が見られる部位です。
胆管がんが転移した場合の症状
転移先に応じて以下の症状が現れることがあります。
- 肝臓転移:右上腹部の痛み、黄疸、肝機能低下。肝臓の腫れによる腹部の張り感が伴う場合もあります。
- 肺転移:咳、息切れ、血痰などの呼吸器症状。
- 腹膜播種:腹水、腹部膨満感、腹痛。進行すると腸閉塞を引き起こすこともあります。
- 骨転移:強い骨の痛みや病的骨折。
胆管がんステージ4の主な治療法とは?
胆管がんのステージ4の主な治療法には、薬物療法、手術療法、放射線治療、対症療法(緩和ケア)などがあります。
薬物療法
薬物療法では、ゲムシタビンやシスプラチンなどの抗がん剤が使用され、がん細胞の増殖を抑制し、進行を遅らせることを目指します。
また、分子標的薬といった新しい薬剤も患者さまのがん特性に応じて併用される場合があります。
手術療法
ステージ4では根治手術が適用されることはほとんどありませんが、一部の症例では症状緩和を目的として実施されることがあります。
例えば、胆管の閉塞を解消するために胆道ステントを挿入したり、バイパス手術を行うことで黄疸や胆管炎を改善することが可能です。
放射線治療
放射線治療は、主に症状の緩和を目的として行われます。
腫瘍が胆管や周囲の臓器を圧迫することで引き起こされる痛みや黄疸を軽減したり、腫瘍による出血を制御したりする効果が期待されます。
また、がん細胞を標的として高エネルギーの放射線を照射し、腫瘍を縮小させることで症状の緩和に寄与します。
さらに、化学療法と併用することで相乗効果が得られる場合もあります。
対症療法(緩和ケア)
緩和ケアは、がんによる症状を和らげ、患者さまのQOLを向上させるための重要な治療法です。
具体的なアプローチは以下のとおりです。
- 黄疸の改善:胆道ステントの挿入。
- 痛みの管理:鎮痛薬や放射線治療の利用。
- その他:腹水や消化不良の管理、栄養サポート、心理的ケア。
緩和ケアは、がん治療と並行して早期から導入され、患者さまと家族の負担を軽減します。
ステージ4の胆管がんでは免疫療法も選択肢の一つ
ステージ4の胆管がんでは、免疫療法が新たな治療の選択肢として注目されています。
中でも「6種複合免疫療法」は、NK細胞、キラーT細胞、樹状細胞など6種類の免疫細胞を活性化・増殖させて患者さまの免疫力を高め、がんと闘う力を増強させる治療法です。
この療法は体への負担が比較的少なく、化学療法や放射線治療と併用することも可能です。また、従来の治療が難しい進行がんにおいても、生活の質(QOL)を維持しながらがんの進行を抑える可能性があります。
免疫療法は、患者さまごとの病状や体調に応じて適用されるため、専門医と十分に相談して治療計画を立てることが重要です。
胆管がんステージ4に関するよくある質問
ここでは、胆管がんステージ4に関するよくある質問とその回答をまとめ、患者さまや家族が抱える不安や疑問にお答えします。
胆管がんステージ4では痛みは出ますか?
胆管がんステージ4では、がんの進行や転移に伴い痛みが生じることがあります。
特に以下のケースで痛みが顕著です。
- 肝臓転移:右上腹部の痛みが現れることが多い。
- 骨転移:骨の痛みや圧迫感が強くなる。
- 胆管圧迫:腫瘍が胆管を塞ぐことで胆管炎や黄疸が発生し、痛みを伴うことがある。
痛みの管理には、鎮痛薬や放射線治療が効果的で、症状の緩和を目指すことができます。早期から緩和ケアを導入することで、患者さまの生活の質の向上と痛みのコントロールが可能になります。
胆管がんステージ4の自覚症状にはどのようなものがありますか?
胆管がんステージ4では、進行に伴いさまざまな自覚症状が現れます。
代表的な症状は以下のとおりです。
- 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる。)
- 右上腹部の痛み
- 倦怠感
- 体重減少
- 食欲不振
- 消化器症状(便の白色化、尿の濃色化、吐き気など。)
- 発熱(感染症や胆管炎に伴う場合がある。)
転移に伴う症状には以下が挙げられます。
- 肝臓転移:肝機能低下、腹部の膨満感。
- 肺転移:咳、息切れ、血痰。
- 骨転移:強い骨の痛み、病的骨折。
- 腹膜播種:腹水の貯留、腹部膨満感、腸閉塞。
胆管がんで検討したい6種複合免疫療法
胆管がんでは、従来の治療法に加えて「免疫細胞療法」を検討する選択肢があります。
免疫細胞療法は、患者さま自身の免疫細胞を活性化し、がん細胞を攻撃する治療法です。
特に、進行がんや再発がんに対して、症状の緩和や治療効果の向上が期待されます。
免疫細胞療法の仕組み
患者さまの血液から免疫細胞(主にリンパ球)を採取し、体外で活性化・増殖させます。
その後、活性化した免疫細胞を再び体内に戻すことで、がん細胞を攻撃する力を高めます。
代表的な方法には、活性化自己リンパ球療法(LAK療法)や樹状細胞ワクチン療法があります。
他に、特におすすめの「6種複合免疫療法」について、以下、さらに詳しく解説します。
副作用が少ない6種複合免疫療法
「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。
①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。
②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。
そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、6種複合免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。
また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。
③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後点滴で体内に戻すという治療法です。方法は、採血と点滴だけの通院治療です。
そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。
6種複合免疫療法の治療効果
以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。
A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。
これが当研究所がご提供できる「可能性」です。
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