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抗がん剤治療で食欲不振になる原因やタイミングについて解説・おすすめの食事メニューとは?

抗がん剤治療においては、さまざまな副作用が生じることがあり、その中に「食欲不振」という症状があります。

今回は抗がん剤治療中のがんを患っている方やその家族の方に向けて、抗がん剤治療と食欲不振の関係性について情報をまとめました。

ぜひ、参考にご覧ください。

【がんの治療の選択肢としておすすめする「6種複合免疫療法」

副作用が少なく、他の治療と併用できる!


6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。

治療法は採血と点滴だけの通院治療です。

6種複合免疫療法をおすすめする理由

  • がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
  • 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
  • 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。

今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。

抗がん剤治療による食欲不振

がん 食欲不振

抗がん剤治療の副作用としては、「食欲不振」以外にも、「嘔吐」「吐き気」「味覚障害」「口内炎」「便秘」「下痢」など、さまざまな症状が現れます。

嘔吐や吐き気によって食欲不振に拍車がかかるとこれまで通りの食事ができず、体重が減少し、免疫力の低下につながってしまいます。

食欲不振がみられる場合はそのままにせず、適切に対処しましょう。

抗がん剤治療で食欲が失われる主な原因

抗がん剤治療で食欲が失われてしまう主な原因には、2つの要因が考えられます。

消化管が傷つくことによる食欲不振

抗がん剤治療による食欲不振の1つ目は、消化管の正常な細胞が傷つくことによる食欲不振です。

抗がん剤は、がん細胞が増殖するのを防ぐ作用を持っており、この作用はがん細胞だけでなく、消化管の正常細胞も同時に攻撃することがあります。

その影響で、消化管の細胞が傷付き消化管障害が起きて、口内炎・食欲不振・吐き気・嘔吐・下痢などの症状が現れ食欲不振となります。

また、症状によっては、食事が飲み込みにくくなったり詰まったりすることもあるため注意が必要です。

脳の食欲中枢や嘔吐中枢への影響による食欲不振

抗がん剤治療による食欲不振の2つ目は、脳の食欲中枢や嘔吐中枢への影響による食欲不振です。

抗がん剤によってがん細胞や体内の正常な組織が攻撃を受けると、免疫反応として炎症性物質(サイトカイン)が作り出されます。

サイトカインは食欲を刺激する神経の働きを抑え、食欲不振を引き起こすことがあります。

食欲不振になるタイミング

食欲不振になるタイミング

抗がん剤の副作用による食欲不振では、症状が生じるタイミングがある程度決まっています。

以下、副作用のタイミングの目安を紹介します。(※個人差があります)

投与日 吐き気
嘔吐
下痢
投与日〜1週間目 吐き気
嘔吐
食欲不振
便秘
下痢
味覚変化
嗅覚変化
1週間目〜2週間目 口腔内乾燥
口内炎
食欲不振
下痢
味覚変化
胃のもたれ

食欲不振になった場合の食事の工夫

ここからは、抗がん剤で食欲不振となった場合にできる「食事の工夫」について解説します。

副作用による食欲の低下でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

食べたいもの・食べやすいものを少しずつ食べる

食欲不振になった場合の食事の工夫1つ目は、食べたいもの・食べやすいものを少しずつ食べることです。

食べられないときに無理をする必要はありません。

少しずつでいいので、食べたいと思えるもの、食べやすいと感じられるものから食べるようにしましょう。

一度に食べる量を減らして、食べる回数を増やしてみてもいいでしょう。

いずれの場合も、脱水症状にならないように水分はできる限り取るよう心がけてください。

また、体を起こすことが辛い場合もあるので、横になったまま手軽に食べられるものを常備しておくことも大切です。

食べやすくする

食欲不振になった場合の食事の工夫2つ目は、食べやすくすることです。

酸味を加えたり味を濃くするなど、味付けを工夫して食欲を刺激しましょう。

ただし、吐き気、嘔吐がある場合の味付けはシンプルにした方が良いため、味付けは症状に応じて変えましょう。

主食は、のり巻きや冷たい麺類など食べやすいものを用意すると良いでしょう。

栄養価の高いメニューにする

食欲不振になった場合の食事の工夫3つ目は、栄養価の高いメニューにすることです。

量は少なくてもいいので、できるだけ主食・主菜・副菜をそろえ、消化が良く栄養価の高いものを食事メニューに取り入れてください。

なるべくタンパク質が豊富な食べ物を選びましょう。

大豆食品や乳製品、卵料理は食欲不振の場合でも食べやすいのでおすすめです。

盛り付けや食器を工夫する

食欲不振になった場合の食事の工夫4つ目は、盛り付けや食器を工夫することです。

盛り付けや食器を工夫するのも、食欲増加に効果的と言われています。

大きな器にたくさん盛り付けられていると、見るだけで食欲がなくなってしまうこともありますので、なるべく小さな器に少量を盛り付けるようにしましょう。

お気に入りの食器を使ったり果物や野菜を添えたりして、食卓を華やかにしたり食事の見た目を色彩豊かにしたりすることも大切です。

栄養補助食品を利用する

食欲不振になった場合の食事の工夫5つ目は、栄養補助食品を利用することです。

食欲不振でどうしても食事が取れないときは、少量で多くの栄養を補える補助食品を活用しましょう。

補助食品には、クラッシュタイプの飲むゼリーやアイス、液状の栄養剤などさまざまな種類があります。

副作用によって食欲が低下している場合にはどのような栄養剤がよいか、医師や看護師に相談してみましょう。

【症状別】押さえておきたい食事のポイント

食欲不振 食事の工夫

抗がん剤の副作用で食欲がない場合に押さえておきたいポイントを解説します。

症状1. 味覚障害がある場合

味覚障害は、魚、鶏肉などのタンパク質や鉄分が豊富な食べ物を食べるときに起こりやすいと言われています。

味覚障害があるときには、亜鉛が含まれた食材を多く摂取することが大切です。

食事の前に炭酸水やレモン水で味覚を刺激しましょう。食事が甘く感じてしまう場合には、みりんや砂糖は使わずに、味噌、塩、しょうゆなどを使用してください。

苦味や金属味を感じる場合には、塩や醤油を控え、だしやスープの旨みを生かした汁物を食事の際に用意しましょう。

自身がどのような味だと感じやすいか試したり、食事の温度を人肌程度に調整したりすることも大切です。

味覚障害の症状が強い場合には、まずは食べやすいもの、食べられるものを優先して摂取しましょう。

口内が乾燥しないように、こまめに水分を摂取することも重要です。

症状2. 口内炎ができている場合

抗がん剤の副作用で口内炎ができてしまったら、口当たりの良いものを選ぶようにしてください。

形状を工夫し、固い物は避け、柔らかく煮こんだり、裏ごししたりすると食べやすくなります。

温度や味付け、水分量にこだわることも大切です。

食材の温度は体温に近づけ、香辛料や甘味料、酸味は控えてください。

水分量が少ない食材は口内を傷つける可能性があるので控えることをおすすめします。

その他、口内炎ができているときの効果的な対処法として、アルコールを避けること、生理食塩水でうがいすること、口内が乾燥するときは飴やガムを口に含むことなどが挙げられます。

症状3. 吐き気・嘔吐がある場合

吐き気・嘔吐があるときには、ゆっくりよくかんで食べることが大切です。

食材選びや味付けについては、においの強い食材は避けつつ、食材を1〜2種類にしてシンプルな味付けにしましょう。

料理は冷やすことでにおいが気にならなくなることもあるので、ときには冷たい温度で食べることも効果的です。

特にゼリーや果物など、飲み込みやすいものは、吐き気・嘔吐がある場合にも摂取しやすいでしょう。

また、レトルト食品や冷凍食品などを常備しておく同じものを続けて食べない、脂質や油分が多い食事は控える、食後2時間は横にならず椅子に座ってゆっくりと過ごすことなども大切なポイントです。

抗がん剤治療中に避けた方がよいもの

抗がん剤治療中に避けたがよい食べ物

抗がん剤治療中に避けた方がよいものは、グレープフルーツ・脂肪分の多い食事・セントジョーンズワートです。

それぞれの特徴を以下、詳しく解説します。

グレープフルーツ

抗がん剤治療中に避けた方がよいもの1つ目は、グレープフルーツです。

グレープフルーツに含まれる苦味成分が、抗がん剤の吸収量を増加させ血中濃度を高めるため、副作用が強くでる可能性があります。

特に内服の抗がん剤が影響を受けやすいとされているため、注意が必要です。

柑橘類の中では、グレープフルーツ・ぶんたん・スウィーティーなどは避け、オレンジ・みかん・レモン・かぼすなどは摂取しても問題ありません。

マーマレードなどもなるべく避け、他の果物のジャムに変更してください。

脂肪分の多い食事

抗がん剤治療中に避けた方がよいもの2つ目は、脂肪分の多い食事です。

脂肪分の多い食事をした後に抗がん剤治療を受けると、血中濃度が変動してしまう場合があります。

脂肪分の多い食事とは、例えば1回の食事熱量が900〜1000kcalの場合、脂質の量が50〜70gになるものです。

過度に気にする必要はありませんが、内服時間を調整したり、脂肪の多い食事の摂取を避けるなどの対応が必要です。

セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)

抗がん剤治療中に避けた方がよいもの3つ目は、セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)です。

セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)は、天然ハーブの一種で、うつ病の治療薬として販売されていることもあります。

抗がん剤と併用すると抗がん剤の血中濃度を低下させる可能性があるので、使用しないでください。

抗がん剤治療中におすすめの食事メニュー

抗がん剤治療中、食欲不振時のおすすめメニュー、口内炎があるときのおすすめメニューをピックアップしました。

食欲不振時のおすすめメニュー

食欲不振時のおすすめメニューは、卵と豆腐のはるさめスープです。材料は、以下の通りです。

  • 絹ごし豆腐 100g
  • はるさめ 20g
  • かにかま 40g
  • 卵 1個
  • 水 2カップ
  • 鶏ガラスープの素 大さじ1
  • 酒、しょう油 各大さじ1
  • 塩、こしょう 少々
  • 片栗粉 大さじ1

 

作り方は以下の通りです。

  1. はるさめは食べやすい長さに、豆腐は一口大に切ります。かにかまはほぐします。
  2. 鍋に卵、水、鶏ガラスープの素、酒を入れ火にかけます。煮立ったら絹ごし豆腐、はるさめ、かにかまを入れ約3分煮ます。塩・こしょうをふります。
  3. 少量の水で溶いた片栗粉を入れ、とろみをつけます。
  4. 溶いた卵をまわし入れ、ふんわりとしたらすぐに火を止め完成です。

(参考:抗がん剤治療をうけられる皆様へ~食生活のアドバイス~

口内炎があるときのおすすめメニュー

口内炎があるときのおすすめメニュー1つ目は、わらび餅です。材料は、以下の通りです。

  • 片栗粉 50g
  • 砂糖 50g
  • 水 250〜300cc

作り方は以下の通りです。

  1. 片栗粉と砂糖と水をよく混ぜ、耐熱容器に茶こしなどでこしながら入れます。
  2. ラップをして電子レンジ200で、途中取り出してヘラなどで混ぜながら合計約5分間加熱します。
  3. 全体が透明でもちもちした食感になれば、 ヘラなどで混ぜ、スプーンで丸く形を整えながら氷水に落として冷やします。
  4. よく冷えたら水気を切って、好みできな粉や黒蜜、ジャムなどをかけて完成です。

(参考:抗がん剤治療をうけられる皆様へ~食生活のアドバイス~

口内炎があるときのおすすめメニュー2つ目は、豆腐のすり流しです。

材料は、以下の通りです。

  • 絹ごし豆腐 200g
  • だし汁 180cc
  • 塩 1g
  • 砂糖 ひとつまみ

作り方は以下の通りです。

  1. まずミキサーに全ての材料を入れ、なめらかになるまで混ぜます。
  2. 味見して足りなければ、塩・砂糖で味を調えて完成です。

(参考:抗がん剤治療をうけられる皆様へ~食生活のアドバイス~

抗がん剤による食欲不振・まとめ

今回は、抗がん剤で食欲不振になる原因や、味覚障害時に食べやすいもの、抗がん剤治療中のおすすめ食事メニューなどについて解説しました。

抗がん剤治療で食欲が失われてしまったら、そのままにせず食事を工夫してみてください。

食欲の低下が続く場合や体重減少がある場合には、医師に相談しましょう。

抗がん剤治療の他にも、がん治療にはさまざまな方法があります。

最近注目されている免疫療法の一つである「6種複合免疫療法」では、私たちの体の中にある免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻して治療を行います。

以下、6種複合免疫療法について詳しく解説します。

副作用が少ない6種複合免疫療法

「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。

①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する

がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。

また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。

②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である

患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。

そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、6種複合免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。

また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。

③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後点滴で体内に戻すという治療法です。方法は、採血と点滴だけの通院治療です。

そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。

6種複合免疫療法の治療効果

以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。

6種複合免疫療法・判定基準

6種複合免疫療法・進行抑制率

6種複合免疫療法・進行抑制率

A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。

また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。

以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。

6種複合免疫療法・対応がん種

詳細は以下よりお問い合わせください。

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